条件を使用すると、スケジューラで特定の条件に従ってより柔軟にバックアップ タスクを実行できるようになります。指定したイベントが発生すると(使用可能なイベントの一覧は「スケジューリング」を参照)、スケジューラは指定された条件をチェックし、条件が満たされるとタスクを実行します。
イベントが発生しても条件(または複数の条件のいずれか)を満たさないときのスケジューラの動作は、[タスクの開始条件] バックアップ オプションで定義します。このオプションで、バックアップ方針に対する条件の重要度を指定できます。
条件を設定できるのは、カスタム バックアップ スキームを使用している場合だけです。完全バックアップ、増分バックアップ、および差分バックアップの条件をそれぞれ設定できます。
複数の条件の追加
タスクを実行するには、複数の条件が同時に満たされる必要があります。
例:
管理対象のコンピュータの空き領域が 1 GB 以上変更された後、すべてのユーザーがログオフし、前回のバックアップから 12 時間以上経過した場合にのみ、バックアップ タスクを実行するとします。
スケジュール、条件、および [タスクの開始条件] バックアップ オプションを次のように設定します。
スケジューラは、空き領域が 1 GB 以上変更された場合に、両方の条件が同時に満たされるまで待機してから、バックアップ タスクを実行します。