バックアップ、復元、およびクローン作成に関する FAQ
150 GB のシステム パーティションがありますが、そのパーティションで使用されている領域は 80 GB のみです。Acronis True Image 2015 のバックアップには何が含まれますか?
- デフォルトでは、Acronis True Image 2015 はデータが含まれるハード ディスク セクタのみをコピーするので、バックアップは 80 GB のみになります。セクタ単位モードを選択することもできます。このようなバックアップ モードが必要なのは特殊な場合のみです。詳細については、「
イメージ作成モード
」を参照してください。セクタ単位モードのバックアップの作成中には、プログラムによって使用済みと未使用の両方のハード ディスク セクタがコピーされるので、通常バックアップ ファイルが非常に大きくなります。
システム ディスクのバックアップにドライバ、ドキュメント、画像などが含まれますか?
- はい、システム ディスクのバックアップには、ドライバが含まれ、さらにマイ ドキュメント フォルダのデフォルトのロケーションを変えていなければマイ ドキュメント フォルダとそのサブフォルダの内容も含まれます。PC に搭載されたハード ディスクが 1 台のみの場合は、このバックアップに、オペレーティング システム、アプリケーション、およびデータのすべてが含まれます。
ノートブックに搭載されている古いハード ディスク ドライブがほとんどいっぱいになりました。容量の大きい HDD を新しく購入しました。Windows、プログラム、およびデータを新しいディスクに転送するにはどうすればよいですか?
- 古いハード ディスクのクローンを新しいハード ディスク上に作成するか、古いハード ディスクをバックアップして、そのバックアップを新しいハード ディスクに復元します。通常は、古いハード ディスクのパーティション レイアウトに応じて最適な方法が決まります。
古いシステムのハード ディスクを SSD に移行したいと思います。Acronis True Image 2015 を使用してこの操作を実行できますか?
- はい、Acronis True Image 2015 にはその機能があります。詳細については、「HDD から SSD へのシステムの移行」を参照してください。
システムを新しいディスクに移行するための最適な方法は何ですか?クローン作成またはバックアップと復元のどちらですか?
- バックアップと復元による方法には柔軟性があります。クローン作成を使用する場合でも、古いハード ディスクのバックアップを作成することを強くお勧めします。それによって、クローン作成中に元のハードディスクに問題が発生した場合でも、データは安全に守られます。たとえば、ユーザーが間違ったディスクをターゲットとして選択し、そのためにシステム ディスクが消去されることがあります。また、複数のバックアップを作成することで冗長性を持たせたりセキュリティを強化したりすることができます。
パーティションまたはディスク全体のどちらをバックアップすればよいですか?
- ほとんどの場合、ディスク全体をバックアップする方が効果的です。ただし、場合によってはパーティションのバックアップが推奨されることがあります。たとえば、1 つのハード ディスクに、システム(ドライブ文字 C)とデータ(ドライブ文字 D)という 2 つのパーティションがあるとします。システム パーティションのマイ ドキュメント フォルダとサブフォルダには仕事用のドキュメントが保存されています。データ パーティションにはビデオ、画像、音楽のファイルが保存されています。これらのファイルはすでに圧縮されており、Acronis True Image 2015 を使用してバックアップしても、バックアップ ファイルのサイズが大幅に減少することはありません。この場合、データ パーティションのファイルにはローカルの同期を使用し、システム パーティションには別のバックアップを使用するのが有効なことがあります。ただし、バックアップ ストレージに十分な領域がある場合は、ディスク全体のバックアップを少なくとも 1 つ作成することもお勧めします。
クローン作成の方法を教えてください。Windowsから実行しますか?またはレスキューメディアから起動後に行いますか?
Windows でクローン作成を開始したときでも、コンピュータはレスキュー メディアから起動するときと同じように Linux 環境で再起動されます。このため、レスキュー メディアでクローンを作成する方が効果的です。たとえば、ハード ディスク ドライブが Windows で検出されても Linux では検出されないことがあります。この場合、クローン作成処理は再起動後に失敗します。レスキュー メディアから起動したときに、クローン作成処理を開始する前に Acronis True Image 2015 でソース ディスクとターゲット ディスクの両方が検出されていることを確認できます。
デュアル ブート コンピュータのクローン作成またはバックアップと復元を行うことはできますか?
はい、ほとんどの場合は可能です。同じ物理ハード ディスク ドライブの異なるパーティションに各システムがインストールされている場合、通常はクローン作成または復元を問題なく行うことができます。異なる物理ハード ディスク ドライブ上にシステムがある場合は、復元後の起動に問題が生じることがあります。
Acronis True Image 2015 は RAID をサポートしますか?
- Acronis True Image 2015 は、一般的なハードウェア RAID アレイをすべてサポートします。ダイナミック ディスクでのソフトウェア RAID 構成もサポートされます。Acronis ブータブル レスキュー メディアは、よく使われるハードウェア RAID コントローラのほとんどをサポートします。標準の Acronis レスキュー メディアで RAID が 1 つのボリュームとして「検出」されない場合は、メディアの適切なドライバがありません。その場合は、WinPE ベースのレスキュー メディアを作成してみることができます。このメディアに、必要なドライバがある場合があります。
参照
バックアップの保存場所の決定
ディスクとパーティションのバックアップ
ディスクのクローン作成と移行