Acronis Active Protection の管理

Acronis Active Protectionサービスがオンになっている場合、コンピュータ上で実行されているプロセスはリアルタイムモードで監視されます。ファイルの暗号化や暗号通貨のマイニングを試みるサードパーティプロセスを検出すると、その旨をユーザーに通知し、そのプロセスを継続するかブロックするかを尋ねます。詳細については、「Acronis Active Protection」を参照してください。

Acronis Active Protection 設定を構成し、いくつかの場所から保護プロセスを制御することができます。

• Acronis Active Protection ダッシュボード
• Acronis Active Protection の設定ページ

True Image でのみ、Acronis Active Protection のオン/オフを切り替えることができます。タスク マネージャまたは他の外部ツールを使って手動でプロセスを停止することはできません。

Acronis Active Protection ダッシュボード

ダッシュボードは、保護プロセスに関するさまざまな統計データを表示します。ダッシュボードを使用すれば、許可リストや除外など、主な Acronis Active Protection 設定を構成することができます。

ダッシュボードを開くには、Acronis True Image 2020 を開始し、サイドバーの [Active Protection] をクリックします。

ダッシュボードを使用すると、次の操作を行えます。

• Acronis Active Protection サービスをオン/オフにする
• 許可プロセスリストを管理する

  このリストでアプリケーションを信頼またはブロックすることができます。

• 監視対象プロセスリストを管理する

  このリストにアクセスして、監視対象プロセスの許可を指定します。

• 監視対象プロセスの現在の数と総プロセス数をリアルタイムモードで参照する
• サービス処理に関する概要の表示
• データ保護に関する記事を閲覧する

Acronis Active Protection の設定ページ

Acronis Active Protection設定を構成する手順:

1. Acronis True Image 2020を起動します。
2. サイドバーで、[Active Protection] をクリックしてから、[設定] をクリックします。
3. このページには、次の設定があります。
   • [プロセスをブロックした後に自動的にファイルを復元する] — プロセスをブロックしても、ファイルがすでに変更されている可能性があります。このチェックボックスをオンにすると、 Acronis True Image 2020はプロセスをブロックした後にファイルの一時コピーまたはバックアップからファイルを復元します。
   • [Acronis True Image ファイルをランサムウェアから保護する]: Acronis True Image 2020 はそれ自体のプロセスとバックアップおよびアーカイブをランサムウェアから保護します。
   • [潜在的な脅威を検疫に移動するか確認する（実験）]: 疑わしいプロセスが検出されたときにそれをブロックすることを選択すると、Acronis True Image 2020 は、アプリケーションファイルを検疫に移動するよう推奨します。詳細については、「ランサムウェアの検疫」を参照してください。
   • [Protect network shares and NAS]: Acronis True Image 2020 は、アクセス可能なネットワーク共有と NAS デバイスを監視し保護します。ランサムウェア攻撃の影響を受けたファイルのリカバリ場所も指定できます。
   • [Protect your computer from illicit cryptomining（違法なクリプトマイニングからコンピュータを保護する）]: クリプトマイニングマルウェアからコンピュータを防御する場合に、このチェックボックスをオンにします。
   • [除外の管理]: Acronis Active Protection による監視対象から除外する項目の一覧を管理する場合にクリックします。フォルダまたは個々のファイルを指定できます。