ランサムウェア検疫

検疫は、ブロックされたアプリケーションをコンピュータとデータから切り離すために使用される、特殊なストレージです。アプリケーションファイルを検疫内に配置すると、ブロックされたアプリケーションが潜在的に有害なアクションを実行するリスクを最小限に抑えることができます。

最初は、コンピュータ上に検疫フォルダはありません。以下の手順に従うことで、Acronis True Image 2020 により、検疫フォルダが作成されます。

  1. Active Protection の設定で、[潜在的な脅威を検疫に移動するか確認する(実験)] チェックボックスをオンにします。詳細については、「Acronis Active Protection の管理」を参照してください。
  2. Acronis True Image 2020 が疑わしいプロセスを検出して通知してきたら、該当するアプリケーションを検疫に配置するかどうかを決定できます。詳細については、「マルウェアからのコンピュータの保護」を参照してください。

検疫は、攻撃されたファイルが格納されているパーティションのルートフォルダ内に作成されます(たとえば、C:\Acronis Active Protection Storage\Quarantine\)。ファイルを検疫内に配置しても、引き続き通常のファイルとして、別の場所に移動したり、コピー、削除したりなどの操作を実行できます。Acronis True Image 2020 はファイルを検疫に移動するのであって、ファイルをコピーするのではないことに注意してください。検疫からファイルを削除すると、そのファイルは完全に削除されて復元できなくなります。アプリケーションファイルを誤って検疫に配置したとしても、そのファイルをコンピュータ上の元の場所にコピーまたは移動することができます。アプリケーションは通常通りに機能し続けます。