Acronis セキュア ゾーンは、管理対象コンピュータのディスク領域にバックアップを保存するための、セキュリティで保護されたパーティションです。ディスクのバックアップが保存されているディスクをリカバリできます。
Acronis セキュア ゾーン を作成すると、[マイ コンピュータ] の下の [その他] セクションにアイコンが表示されます。この Acronis セキュア ゾーンアイコンをダブルクリックすると、このセキュア ゾーンに保存されているすべてのバックアップが一覧表示されます。このアイコンを右クリックしてショートカット メニューの [開く] を選択するという方法でも、セキュア ゾーン を開くことができます。
バックアップ アイコンをダブルクリックすると、そのバックアップ内に含まれるすべてのバックアップ バージョン(完全、増分、差分)が表示されます。特定のバックアップ バージョンを右クリックすると、ショートカット メニューが開き、目的の操作を選択することができます。たとえば、バックアップの検索、マウント(イメージ バックアップの場合)、リカバリ、ベリファイ、アップデート、削除、およびバックアップの詳細の表示を選択できます。Acronis セキュア ゾーンがパスワードで保護されている場合、バックアップの詳細の表示以外の操作には正しいパスワードの入力が必要です。バックアップをダブルクリックすると、そのバックアップが開きます。
Acronis セキュア ゾーン アイコンを右クリックしたときに表示されるショートカット メニューには、その他に [開く] と [ショートカットの作成](デスクトップへの配置)という項目もあります。
Acronis セキュア ゾーンをバックアップ ファイルの保存場所として使用するには、空き領域があることが条件です。十分な領域がない場合は、空き領域を作成するために古いバックアップが削除されます。
Acronis True Image Home 2012 では、次の方法で Acronis セキュア ゾーンがクリーンアップされます。
ゾーン内のバックアップの種類は、イメージのバックアップとファイル レベルのバックアップの 2 種類のみです。ファイルおよび電子メールのバックアップは、ファイル レベルのバックアップと見なされます。たとえば、ゾーン内に電子メールのバックアップがあり、空き領域が不足しているためにフォルダのバックアップを作成できない場合は、フォルダ バックアップ用の領域を解放するために電子メールのバックアップが削除されます。
Try モードでは、Acronis セキュア ゾーンを仮想的なシステム変更用のストレージとして使用できます。Try&Decide セッションを停止すると、Try&Decide データは自動的にクリーンアップされます。
Acronis セキュア ゾーンをノンストップ バックアップ データの保存先として使用する場合、ノンストップ バックアップ データが自動的にクリーンアップされることはありません。ノンストップ バックアップ データは手動でクリーンアップできます。詳細については、「Acronis ノンストップ バックアップのデータ ストレージ」を参照してください。
スケジュールされたバックアップの実行時にゾーンがいっぱいになることを避けるためには、[ASZ に十分な空き領域がない場合、最も古いバックアップを削除する] ボックスを選択することをお勧めします。このボックスはスケジュール バックアップ オプション(エラー処理)にあります。