格納域の使用

ここでは、選択されている格納域の主要な GUI 要素について簡単に説明し、それらの使用方法を示します。

格納域に関する情報について

選択されている格納域に関する情報は、選択されている格納域の最上部にあるペインに表示されています。積み重ね棒グラフによって、格納域の負荷を見積もることができます。格納域の負荷は、格納域の空き領域と使用領域の比率です(格納域がテープ ライブラリにある場合には使用できません)。空き領域は、格納域が配置されているストレージ デバイス上の領域です。たとえば、格納域がハード ディスク上に配置されている場合、それぞれのボリュームの空き領域が格納域の空き領域になります。使用領域は、バックアップ アーカイブとそのメタデータ(格納域に配置されている場合)の合計サイズです。

その格納域に保存されているアーカイブおよびバックアップの総計、およびその格納域のフル パスを確認できます。

管理対象の格納域に関してのみ、その格納域を管理するストレージ ノードの名前、暗号化の状態、および重複除外の状態を確認することが可能です。

格納域の内容の参照およびデータの選択

格納域の内容を参照し、復元するデータを選択するには、[データ ビュー] タブまたは [アーカイブ ビュー] タブを使用します。

データ ビュー

[データ ビュー] タブでは、バージョン(バックアップ日時)からデータを参照および選択できます。[データ ビュー] タブは、データ カタログと同じ検索機能およびカタログ機能を備えています。

アーカイブ ビュー

[アーカイブ ビュー] タブには、アーカイブごとのバックアップ データが表示されます。格納域に保存されたアーカイブおよびバックアップを操作するには、[アーカイブ ビュー] を使用します。操作に関する詳細については、次をご参照ください。

slice_to_be_removed アイコンの意味

[アーカイブ ビュー] タブでアーカイブを参照するときに、slice_to_be_removed アイコン付きのバックアップが表示されることがあります。このアイコンは、バックアップに削除のマークが付けられているにもかかわらず、次のいずれかの理由から直ちに削除できないことを意味します。

削除のマークがついたバックアップに対しては、どの操作も実行できません。それらのバックアップは、物理的に削除された後で、[アーカイブ ビュー] から消えます。この状況は、すべての依存バックアップも削除されたとき、テープが上書きされたとき、または保持ルールで統合を有効にした後の次のクリーンアップ時に発生します。