データ カタログを使用すると、必要なバージョンのデータを簡単に見つけて復元対象として選択することができます。管理対象のコンピュータ上では、このコンピュータからアクセス可能な任意の格納域の [データ ビュー] タブからデータ カタログ機能を使用することができます。管理サーバー上では、[データ ビュー] と集中管理される [データ カタログ] の両方からカタログ機能を使用できます。集中管理されるデータ カタログは、集中管理格納域に保存されているすべてのデータを一元的に表示します。
Acronis Backup は、データ カタログ ファイルを格納域からローカル キャッシュ フォルダにアップロードできます。デフォルトでは、このフォルダは、オペレーティング システムがインストールされているディスクにあります。デフォルト キャッシュ フォルダの変更の詳細は、「カタログ ファイルのデフォルト キャッシュ フォルダの変更」を参照してください。
復元するバックアップ済みデータの選択
データベースレベルのバックアップおよびメールボックスレベルのバックアップの両方の、すべてのメールボックス、パブリック フォルダ、個々のフォルダ、電子メール、予定表のイベント、タスク、連絡先、メモを参照および検索する場合、[Exchange メールボックス] を選択します。
Microsoft Exchange データの選択に関する詳細は、「Microsoft Exchange Server データのバックアップ」の「データ ビュー またはデータ カタログを使用した Exchange データの選択」を参照してください。
これにより、[検索] ウィンドウに、名前の一部または全部が入力した値と一致するバックアップ済みデータ アイテムの一覧が表示されます。目的のデータを選択し、[OK] をクリックして、[データ カタログ/データ ビュー] に戻ります。
(オプション、データ カタログのみに適用)バックアップされたデータの複数のレプリカが複数のロケーションに格納されている場合、データの復元元を選択できます。選択したデータのロケーションに関する情報にアクセスするには、そのバージョンを右クリックして [復元元の格納域を変更する] をクリックします。デフォルトでは、最も早くデータにアクセスできるロケーションが選択されます。ローカルのハード ディスク ドライブが最も高速であり、テープが最も低速です。
カタログまたはデータ ビューにデータが表示されない場合
次のような原因が考えられます。
間違った期間が設定されている。
[バックアップされたデータを以下の条件で表示] コントロールで設定された期間内に目的のデータがバックアップされていない。
解決策: 対象期間の範囲を広げます。
カタログ化が無効になっているか、高速カタログ化が有効になっている
データが部分的に表示されるかまったく表示されない場合に最も考えられる原因は、バックアップ中にカタログ化が無効になっていたか、高速カタログ化が有効になっていたことです。
解決策:
カタログをサポートしないデータ
次のデータはカタログまたはデータ ビューに表示できません。
解決策: 前述のデータを参照するには、それぞれの格納域の [アーカイブ ビュー] タブを使用します。
データが集中管理されるカタログに含まれない
集中管理されたカタログには、管理対象外の集中管理用格納域または個人用格納域のデータは表示されません。
管理対象外の集中管理用格納域の場合の解決策: ナビゲーション ツリーで格納域を選択してから、[データ ビュー] を選択します。
個人用格納域の場合の解決策: コンピュータに直接接続して、格納域を選択して [データ ビュー] を選択します。