このオプションは、複数のエージェント for VMware が vCenter サーバーの仮想コンピュータを処理している場合に有効です。
このオプションにアクセスするには、管理サーバーにコンソールを接続し、トップ メニューから [オプション] > [管理サーバー オプション] を選択します。
管理サーバーは、各エージェントにコンピュータを均等に配分します。コンピュータまたはエージェントが追加または削除されるとこのバランスが崩れることがあります。そのような場合は、管理サーバーがコンピュータを再配分し、その結果に応じて集中管理用バックアップ計画をアップデートします。この配分の結果は、管理サーバー上の各仮想コンピュータについて [エージェント] 列で表示できます。自動配分の詳細については、「エージェントの柔軟な構成」を参照してください。
[エージェント for VMware バインド] オプションでは、このコンピュータを常にバックアップする必要があるエージェントを指定して、仮想コンピュータをディストリビューション プロセスから除外できます。管理サーバーは引き続き全体のバランスを維持しますが、元のエージェントが削除された場合にかぎり、コンピュータを別のエージェントに渡すことができます。
[エージェント for VMware バインド] オプションを設定するには、仮想コンピュータをいずれかのエージェントに関連付け(バインド)します。
コンピュータをエージェントにバインドするには:
結果: エージェントによって現在管理されている仮想コンピュータの一覧がアップデートされます。エージェントにバインドされたコンピュータは黒で表示されます。これらは自動配分できません。
コンピュータをエージェントとのバインドから解除するには:
結果:エージェントによって現在管理されている仮想コンピュータの一覧がアップデートされます。バインドが解除されたコンピュータは灰色で表示されます。コンピュータが一覧に表示されなくなった場合は、自動配分の結果、そのコンピュータが別のエージェントに割り当てられたことを意味します。
使用例
クラウド バックアップのエージェントのいずれかを割り当てます。次に、5 台のコンピュータのそれぞれをこのエージェントにバインドします。残りの 15 台のコンピュータは 3 つのエージェントに配分されます。
その結果、仮想コンピュータのクラウド バックアップが 1 つのアーカイブに送信されます。バインドされていない場合、各エージェントが独自のアーカイブをクラウド ストレージに作成し、完全バックアップから始めます。そのため、1 台のコンピュータのバックアップが最大 3 つのアーカイブに配分されます。