管理対象の格納域の接続

ストレージ ノードが管理する格納域は、このストレージ ノードから接続解除し、別のストレージ ノードに接続できます。この結果、古いストレージ ノードが格納域の管理を停止し、新しいストレージ ノードが格納域の管理を開始します。この操作は、ストレージ ノードのハードウェアを取り外す場合、ストレージ ノードが失われた場合、またはストレージ ノードを再度取り付ける場合に、必要になる場合があります。

古いストレージ ノードが使用できない場合、新しいストレージ ノードに格納域を接続する前に、管理サーバーから削除します

注意: 個人用格納域、管理対象外の集中管理用格納域、およびテープベース格納域は接続できません。

接続前

カタログ データベース

格納域カタログ データベースは、古いストレージ ノードから新しいストレージ ノードに移動することをお勧めします。移動しない場合、格納域を再作成する必要がありますが、実行すると長時間かかる可能性があります。

格納域カタログ データベースは、格納域の GUID と同じ名前のフォルダにある一連のファイルです。移動するとき、フォルダ名を変更しないでください。正しく接続解除された格納域の GUID を確認するには、格納域フォルダで <格納域 GUID>_L.FDB という名前のファイルを見つけます。

ストレージ ノードでのカタログ データベースのデフォルトのロケーションは、次のとおりです。

重複除外データベース

格納域が非重複化されている場合、重複除外データベースを古いストレージ ノードから新しいストレージ ノードに移動することをお勧めします。移動しない場合、ソフトウェアが自動的に重複除外データベースを再作成しますが、実行に長時間かかる可能性があります。

重複除外データベースに推奨されるロケーションの詳細については、「重複除外のベスト プラクティス」を参照してください。

重複除外データベースは、<格納域 GUID>_u.* という名前の複数のファイルで構成されます。正しく接続解除された格納域の GUID を確認するには、格納域フォルダで <格納域 GUID>_L.FDB という名前のファイルを見つけます。

格納域データベース

格納域データベースには、格納域内にあるすべてのアーカイブのメタデータが格納されています。通常、格納域をストレージ ノードから接続解除すると、格納域のデータベースは、デフォルトのロケーションから接続解除されている格納域に移動されます。格納域の接続中は、データベースが格納域で検索されます。格納域データベースが見つかると、格納域が接続されているストレージ ノード上のデフォルトのロケーションに移動されます。格納域でデータベースが見つからない場合は、このデータベースへのパスを手動で指定するように求められます。

ストレージ ノードでの格納域データベースのデフォルトのロケーションは、次のとおりです。

管理対象の格納域をストレージ ノードに接続する手順は、次のとおりです。

格納域

ストレージ ノード

格納域を管理するストレージ ノードを選択します。

パス

接続解除された格納域へのパスを指定します。

格納域データベース

格納域データベースがあるロケーションを指定します。このセクションは、ストレージ ノードが格納域の内部でデータベースを見つけられない場合にのみ表示されます。

指定したフォルダでデータベースが見つかると、格納域が接続されているストレージ ノード上のデフォルトのロケーションに移動されます。見つからない場合は、新しいストレージ ノードがメタデータを取得し、上記のデフォルトのロケーションにデータベースを再作成します。

重複除外データベース

格納域の重複除外データベースがあるフォルダを指定します。指定したフォルダでデータベースが見つからない場合は、その、ロケーションで再作成されます。

データベースが格納域フォルダに格納されている場合、データベースのパスは自動入力されます。

カタログ データベース

格納域カタログ データベースがあるフォルダを指定します。(たとえば、格納域カタログ データベースのパスが E:\catalog_db\AAAAAAAA-BBBB-CCCC-DDDD-EEEEEEEEEEEE である場合、E:\catalog_db を指定します)。指定したフォルダでカタログ データベースが見つからない場合は、接続された格納域にはカタログが作成されていないとみなされます。

パスワード

暗号化された格納域の場合は、暗号化パスワードを指定します。

すべての必要な手順を実行したら、[OK] をクリックして格納域の接続をコミットします。