例 3. クラウド ストレージへのバックアップのレプリケート

この例では、バックアップするコンピュータに対して、クラウド バックアップのサブスクリプション有効になっていることが前提です。

次のシナリオでは、バックアップするデータの量が比較的小さいサイズであることが前提です。サイズが大きいバックアップの場合は、このセクションの後半で「クラウド ストレージへの大量のデータのレプリケート」を参照してください。

次のようなシナリオについて考えてみます。

このシナリオでは、適切なバックアップ スキームでバックアップ計画を作成します。バックアップ計画を作成する際、[ロケーション] フィールドで、ローカル フォルダを指定します。[新しく作成されたバックアップを別のロケーションにレプリケートする] チェック ボックスをオンにしてから、[2 番目のロケーション] フィールドで、クラウド ストレージを指定します。

[バックアップ オプション] で、[レプリケーション/クリーンアップの無効期間] を表示し、業務時間を指定します(たとえば、月曜日から金曜日の 8:00~17:00 など)。

結果:

注意: クラウド ストレージでは、保存されている元のロケーションの種類にかかわらず、アーカイブの 2 回目以降のバックアップは常に増分になります。したがって、クラウド バックアップ サブスクリプションのために、ストレージ容量が効率的に使用されます。

クラウド ストレージへの大量のデータのレプリケート

500 GB 以上のデータをバックアップする予定の場合、最初のバックアップの作成の際、物理ハード ドライブを使ってクラウド ストレージに送付することをお勧めします。このオプションは、クラウド バックアップ サブスクリプションとは別に購入できる初期シード サービスで提供されます。

地域によっては初期シード サービスが使用できないことがあります。詳細については、こちらをクリックしてください。 http://kb.acronis.com/content/15118.

それ以降のバックアップでは、元のデータへの変更のみがクラウド ストレージに送信され、ネットワーク トラフィックには大きな影響が出ないようになります。

このシナリオでは、初期シード スキームを使用したバックアップ計画を作成します。バックアップ計画を作成する際、[ロケーション] フィールドで、ローカル フォルダを指定します。この指定では、送信するハード ドライブ上のフォルダを指定できます。詳細については、「初期シードの実行方法」を参照してください。

ハード ドライブを送信した後で、注文ステータスが [データ アップロードが完了しました] になったら、バックアップ計画を編集します。バックアップ スキーム、転送先、レプリケーションの設定を、このセクションで前述した設定に変更します。

アップデートされたバックアップ計画では、バックアップが作成され、業務時間外にクラウド ストレージにレプリケートされます。