FIPS準拠モード
コンプライアンス要件を満たすために、FIPS準拠モードでプロテクション エージェントをインストールして使用できます。
このモードでは、連邦情報処理標準(FIPS)140-2に準拠した認証済みのアルゴリズムと暗号化ライブラリのみを使用します。以下の通りです。
- (Windows)FIPS認証済みMicrosoft Cryptography API: Next Generation(CNG)。
- (Linux)FIPS認証済みのBoringCryptoライブラリ。
- (WindowsおよびLinux)FIPS認定済みOpenSSL 3モジュール。
FIPS準拠モードは、次のエージェントでサポートされています。
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Windowsエージェント(64ビットオペレーティングシステム)
サポート対象のバージョンについては、Windowsエージェントを参照してください。
Windowsエージェント(レガシー)では、FIPS準拠モードはサポートされていません。 -
Linuxエージェント
サポート対象のバージョンについては、Linuxエージェントを参照してください。
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仮想アプライアンス
- VMware(仮想アプライアンス)エージェント
- Virtuozzo Hybrid Infrastructureエージェント
- Scale Computing HC3エージェント
- oVirtエージェント
制限事項
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次のコンポーネントまたはサービスは、FIPS準拠ではありません。
- File Sync & Share
- Endpoint Detection and Response (EDR)
- 災害復旧
- データ損失防止(DLP)
- AcronisCyber Protectアプリ(モバイルデバイスのバックアップ)
- 物理データ転送
- Web Restoreコンソール
- FIPS準拠モードの仮想アプライアンスでは、SMB共有がサポートされていません。
- FIPS準拠のWindowsエージェントまたはFIPS準拠のLinuxエージェントによって作成されたブータブルメディアでは、SMB共有がサポートされていません。
- WindowsエージェントおよびLinuxエージェントのFIPSモードは、インストール中のみ選択できます。後からFIPSモードを変更するには、インストールファイルを再実行してインストール構成を変更します。