ファイルまたはフォルダの選択

ファイルレベルのバックアップを使用して、特定のデータ（例えば、現在のプロジェクトのファイル）のみを保護します。ファイルレベルのバックアップはディスクレベルバックアップよりも小さいため、ストレージスペースを節約できます。

ファイルレベルのバックアップからオペレーティングシステムをリカバリすることはできません。

保護計画内の個々のワークロードごとにバックアップするファイルまたはフォルダを選択（直接選択）することも、複数のワークロードに対してポリシールールを構成することもできます。さらに、ファイルフィルタを構成することで、特定のファイルをバックアップから除外したり、特定のファイルのみをバックアップに含めることができます。詳細については、ファイルフィルタ（除外/包含）を参照してください。

ファイルまたはフォルダを選択するには

直接選択

[バックアップの対象] で、[ファイル/フォルダ] を選択します。
[バックアップする項目] で [指定] をクリックします。
[バックアップする項目] で、[直接] を選択します。
保護計画のワークロードごとにバックアップするファイルまたはフォルダを指定します。
1. [ファイルとフォルダの選択] をクリックします。
2. [ローカルフォルダ] または [ネットワークフォルダ] をクリックします。
  
  選択したマシンからネットワークフォルダへのアクセス環境が必要です。
  
  ソースとしてネットワークフォルダを選択すると、NetAppデバイスなどのネットワーク接続ストレージ（NAS）からデータをバックアップできます。すべてのベンダーのNASデバイスがサポートされています。
3. フォルダツリーで、必要なファイルまたはフォルダに移動します。
  
  または、それらのパスを指定し、矢印ボタンをクリックします。
4. （共有フォルダの場合）プロンプトが表示されたら、共有フォルダへのアクセス認証情報を指定します。
  
  匿名アクセスでのフォルダのバックアップはサポートされていません。
5. 必要なファイルとフォルダを選択します。
6. [完了] をクリックします。

ポリシールールを使用する

[バックアップの対象] で、[ファイル/フォルダ] を選択します。
[バックアップする項目] で [指定] をクリックします。
[バックアップする項目] で、[ポリシールールを使用]を選択します。
事前に定義されたルールを選択するか、独自のルールを入力するか、両方を組み合わせます。

利用できるポリシールールの詳細については、ファイルおよびフォルダのポリシールールを参照してください。

保護計画に含まれているすべてのワークロードにポリシールールが適用されます。

指定されたルールがワークロードに適用できない場合、そのワークロードのバックアップは失敗します。
[完了] をクリックします。

制限事項

エージェントがインストールされた物理マシンまたは仮想マシンをバックアップする際に、ファイルやフォルダを選択できます（エージェントベースのバックアップ）。ファイルレベルのバックアップは、エージェントレスモードでバックアップする仮想マシンでは使用できません。これらのバックアップタイプの違いについては、エージェントベースのバックアップとエージェントレスバックアップを参照してください。
[マシン全体] または [ディスク/ボリューム] のバックアップからOneDriveルートフォルダの内容をリカバリすることはできません（ただし、ファイルエクスプローラーなどのファイルマネージャーアプリでバックアップアーカイブを参照すると、OneDriveフォルダが表示されます）。Cyber Protectコンソールでアーカイブを参照すると、OneDriveフォルダは表示されません。Web Restoreコンソールでアーカイブを参照すると、OneDriveフォルダがファイルとして表示されますが、このバックアップから復元を実行することはできません。

OneDriveフォルダの内容をリカバリできるようにするには、[ファイル/フォルダ] バックアップを作成します。デバイスに存在しないファイルはアーカイブに表示されますが、リカバリすることはできません。
iSCSIプロトコルで物理マシンに接続されたディスク上にあるファイルやフォルダをバックアップできます。VMwareエージェントまたはHyper-VエージェントでiSCSI接続ディスクのデータをバックアップする場合は、いくつかの制限事項があります。