Acronis Protected Workspace :MSP 向け統合ソリューション

Acronis
Acronis Cyber Protect Cloud
サービスプロバイダー向け
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顧客のすべての業務は、ワークスペースを中心に成り立っています。どの企業にとっても、ノートパソコン、デスクトップ、ワークステーションは、長年にわたり不可欠なツールとなってきました。しかし残念ながら、こうしたデバイスはサイバー攻撃の主要な侵入経路となり、マネージドサービスプロバイダー(MSP)に深刻な課題を突きつけています。

実際、ほとんどの組織において、ワークスペースはサイバーセキュリティの最も脆弱な部分となっています。ワークスペースは、インターネット、SaaS、クラウド、データ、サーバーと人が交わる接点です。サイバー攻撃者は、ワークスペースこそが自分達が望む貴重な情報にアクセスできる場所であることを知っており、その窃取方法も熟知しています。MSP は、あらゆる場所、あらゆる時間からログインできるデバイスをどう守るかという難題に直面しています。しかし今、サービスプロバイダーがこの課題を克服するための新しいソリューションが登場しました。

MSP の課題:現在のワークスペースを保護する

あらゆる規模の組織がグローバルに事業を展開するようになったことで、サイバー攻撃の経路は拡大しています。従業員は、空港やレストラン、旅行先や自宅にいたるまで、どこへ行ってもデバイスを日常的に使っています。

その結果、MSP にとって顧客のワークスペースを保護することがより困難になり、顧客にとってもセキュリティリスクが高まっています。デバイスは、数えきれないほどのアプリや機密データとつながり、常にオンライン状態にあります。この超モバイルかつ常時接続の環境は、顧客のネットワーク全体に数千もの脆弱なポイントを生み出し、MSP がそれらを保護しなければなりません。

しかし、MSP にとっての問題は、単に規模だけではありません。ワークスペース向けセキュリティツールの市場では、スタンドアロンのウイルス対策ツール、パッチマネージャー、EDR システム、バックアップサービス、RMM プラットフォームといったポイントソリューションが乱立しています。

新しいツールが追加されるたびに、MSP の運用は複雑化し、技術者には管理の専門知識が求められ、結果としてコストが膨らみます。アクセスポイントが異なる多くのソリューションを連携させるのは、ほぼ不可能に近い作業です。

ワークスペースのセキュリティ不備によるリスク

当然ながら、MSP は顧客のワークスペースを保護せずに放置することはできません。多くの顧客は、自力でデータを保護することができないため、サービスプロバイダーに頼らざるを得ません。そして、ワークスペースが保護されていない場合、その影響は深刻なものとなります。

  • サイバーセキュリティの脅威: ノートパソコンやデスクトップは、ランサムウェア、フィッシング、ゼロデイ攻撃にとって格好の標的です。
  • 業務の中断: デバイスが侵害されると、生産性が妨げられ、顧客の信頼が損なわれます。
  • コストの上昇: ツール群が分断されていると、管理の複雑化、対応の遅れ、リソースの非効率な配分を招きます。
  • 規制のリスク: 多くの業界において、ワークスペースデバイスのセキュリティ確保に失敗すると、コンプライアンス遵守が危うくなります。

調査会社の Gartner は、「ワークスペース・セキュリティの戦略的ロードマップ 2025 年」において、「多くの組織で、ワークスペースのセキュリティインフラが断片化しているため、運用コストと複雑性が増大し、セキュリティの有効性が低下している」と指摘しています。

Acronis Protected Workspace について

幸いなことに MSP とその顧客は、長年直面してきた課題に対応するソリューションを利用できるようになりました。Acronis Protected Workspace は、MSP がワークスペース保護に必要とするすべての機能を統合しています。複数のツールを使い分ける代わりに、MSP は 1 つのエージェント、1 つのライセンス、1 つのコンソールですべてを管理できます。

Acronis Protected Workspace を活用することで、MSP は以下を実現できます。

  • エンドポイントセキュリティ、RMM、バックアップを 1 つのコンソールでネイティブに統合
  • エンドツーエンドの保護: AI によるマルウェア対策、エンドポイント検出および対応(EDR)、拡張検出および対応(XDR)、ランサムウェア検知、行動分析
  • 業務の効率化:チケット処理の迅速化、顧客サービスの向上、トレーニングコストの削減
  • 柔軟性:MSP 向けのライセンスモデルで、カスタム保護パッケージの構築も可能。

ワークスペース保護を統合することのメリット

すべてが単一のソリューションにネイティブ統合されているため、MSP はワークスペースをより迅速かつ効率的に保護、管理、リカバリすることができます。技術者に複数ツールのトレーニングを行ったり、分断したソリューションを管理する必要はありません。ワークスペースの保護が簡単になり、作業時間やコストも削減できます。

アクロニスは、セキュリティ、管理、データ保護を統合することで、MSP がワークスペースをサイバーセキュリティ上の弱点から競争優位の武器へと進化させるのを支援します。MSP は、単一のコンソールからすべてのワークスペース保護を管理できます。より少ない技術者でより多くのデバイスを管理することで、問題解決は迅速になり、業務は簡素化され、コストも削減されます。

顧客にとって、非常に効率的なワークスペース保護を提供する MSP と協業するメリットは明らかです。Acronis Protected Workspace が実現する一貫性のある信頼性の高い保護により、企業は安全を確保し、生産性を維持し、コンプライアンスへの対応を万全に整えることができます。

サービスプロバイダーは、基本的な必須セキュリティから、包括的な「Ultimate Workspace(究極のワークスペース)」まで、顧客のニーズに合わせて保護パッケージをカスタマイズできる、MSP 向けに設計されたライセンスモデルを高く評価するでしょう。

「当社の中核プラットフォームであるアクロニスは、あらゆる領域を網羅しています。圧倒的な効率の高さにより、作業時間が節約され、コストが削減され、研修の手間も軽減されました。すべてを単一のコンソールで管理できるため、スタックの管理がシームレスかつ効率的になりました」 Panda Technology社 COO 兼共同創業者 Joshua Aaronson 氏

ネイティブ統合こそが違いを生む

アクロニスは、単体のポイントソリューションや緩やかに連携されたバンドルとは異なり、ワークスペース保護のための真に包括的で、ネイティブに統合されたプラットフォームを提供します。業界のアナリスト達は、アクロニスの MSP ファーストのアプローチ、包括的なサイバーセキュリティ製品群、パートナーの利益へのコミットメントを繰り返し高く評価しています。

MSP は、長年直面してきたワークスペースの保護という課題に取り組むべく構築されたソリューションを求めています。Acronis Protected Workspace は、ネイティブに統合された保護、簡素化された管理を提供し、競争上の優位性を十分に発揮します。

 

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ソリューション
Acronis Protected Workspace

Acronis について

Acronis は、2003 年にシンガポールで設立されたスイスの企業で、世界 15ヵ国にオフィスを構え、50ヵ国以上で従業員を雇用しています。Acronis Cyber Protect Cloud は、150の国の26の言語で提供されており、21,000を超えるサービスプロバイダーがこれを使って、750,000 以上の企業を保護しています。