2017年11月30日(木)  —  Acronis

オンラインストレージに関する8つのよくある質問

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旧称Acronis Cyber Protect Home Office
その他の利用可能な言語EnglishDeutsch

コンピュータオタクが得意なことが1つあれば、技術用語や専門用語で他の人は困惑します。

業界用語が技術オンチを困惑させる可能性があるのは理解できますが、オンラインストレージのようなそのままの名前でさえも、素人を困惑させることがあります。それは概念が分からないからではなく、あまりに多くの用語を間違えた経験が過去にあるからでしょう。

データニーズやファイルサイズは絶え間なく増えているので、オンラインデータストレージのような概念は、誰もが今後知る必要があるものです。家族写真であっても、音楽ライブラリや動画コレクションであっても、あるいは会社の重要なファイルやプレゼンテーションであっても、データを保管する場所が必要です。   すべての複雑な技術用語を今日解消することはできなくても、オンラインストレージとは何か、そしてそれがあなたのデジタル戦略にどうフィットするのかについて見ていきましょう。

オンラインストレージとは?

オンラインストレージ(インターネットストレージやホスト型ストレージとも呼ばれる)は、インターネット接続を通じてアクセスするコンピュータ(「サーバー」としても知られる)上にデータを保管する方法です。コンピュータのハードドライブ上、外付けハードドライブやネットワークアタッチドストレージデバイス(NAS)と呼ばれるローカルネットワーク経由で節即したドライブ上にローカルでファイルやフォルダーを保存するよりも、他のどこかに位置するサーバーにそのデータを保存します。   その利点は、いつでも何かが必要な時に、インターネットに接続すればそのファイルを取得できる点です。インターネットにさえ接続すれば、アクセスできます。   データ保管サービスを提供する企業数がとてつもなく急増しています。スタートアップ企業やGoogle、DropboxやAmazonのような巨大企業まで、消費者やビジネスから選ばれるベンダーになろうと闘っています。

クラウドストレージは同じではないの?

多くの人が同じことだと思っていますが、クラウドはオンラインデータストレージの特定のサブタイプです。Webopedia.comによると、クラウドストレージは「要望に応じて販売し、順応性を提供(ユーザーは希望通りのスペースを購入可能)し、セルフサービス機能を提供」しなければならないと説明しています。  その特徴は「四角は長方形ですが、長方形は四角ではない」という小学校教育であると考えると簡単です。

オンラインストレージはどのように作用するのか?

ベストなオンラインストレージサービスは一般的に設定が簡単ですが、正確な手順はあなたが選ぶプロバイダーによって異なります。ベンダーの中にはアプリをインストールさせるものもありますが、アカウントを作成し、ログイン認証情報(ユーザー名とパスワード)を設定させるだけのものが多いです。そして、ウェブベースインターフェイスを通じて、プレビュー、ファイル共有や編集オプションを含む、ファイルにアクセスできます。   ビジネスソリューションをお求めですか?日常使用向けのユーザーフレンドリーなインターフェイスを見つけることができるでしょうが、アカウントの設定がより複雑であっても驚かないで下さい。それほど悪いことでもありません。結局、セキュリティ設定や一般的な構成などのパラメタをカスタマイズできるサービスを選択したいでしょう。

オンラインストレージを使用する理由は?

アクセスと保護という、2つの直接のメリットがあります。   アクセシビリティが改善するのも明白で、インターネット接続があれば、どこからでもファイルを取得できます。デスクトップ、ノートパソコン、タブレットやスマホを含む、複数のデバイスへの依存が増える中で、簡単にアクセスができ、ファイルをマシン間で移動できる能力はますます重要になっています。   あなたがどこにいてもファイルへアクセスできることは非常に便利です。たとえば、クライアントとのミーティングに営業用プレゼンテーションのコピーを持ってくるのを忘れてしまった場合、パニックに陥る必要も、オフィスへ戻る必要もありません。リモートで簡単にファイルを取得でき、ミーティングを開始できます。   このアクセスの容易性により、ファイル共有がはるかに簡単になります。友人や家族メンバーがどこにいても、隣の部屋にいても、隣町にいても、地球の裏側にいても、写真、動画や音楽を共有できます。この同じ共有機能が、ビジネスにとっても明確な生産性のメリットをもたらします。チームメンバーは、グループ間で複数のバージョンをメール送信する代わりに、オンラインに保存してあるファイルをリモートで編集できるので、編集を見逃す機会が大幅に減ります。   オンラインに保存されたデータはより安全で、ハードウェア故障、マルウェア攻撃や自然災害などのローカルドライブへの脅威になりえる危険からファイルを隔離できます。オンラインデータストレージは、「一つのことにすべて賭けるな」という考えをデジタルライフへ適用し、共有ネットワークサーバー全体にファイルを拡散させます。   いわゆるバックアップの3-2-1ルールと呼ばれる重要要素として、あなたのデータを安全に保管するために必要な便宜性とアクセス可能な社外セキュリティを提供します。

オンラインストレージは安全なのか?

あらゆる利点にもかかわらず、懐疑的な人にとって、最高のオンラインストレージオプションでも不安をもたらします。ほとんどの人はセキュアなオンラインストレージサービスとはどのようなものか、そしてどれほど信頼できるのかを知りたいでしょう。検討すべきベンダーは、あなたのデータは安全で、そのベンダーのサーバーが常にアクセスできる手順を実演できるベンダーだけです。   企業は、暗号化の種類(詮索好きな目からデータを保護するためのデジタルエンコーディング)、認証(データにアクセスしようとしているユーザーが本当にその人物かを検証)および不正な人物がデータにアクセスしたり、データを改造したりできないようにするために使用するその他のセキュリティ手段を詳しく練るべきでしょう。暗号化はデータ転送のあらゆる手順に - 元のデバイス、転送中、ファイルがオンラインに保管されている間 - 使用するべきです。プロバイダーもサーバーが保管されているデータセンターを実際に守る方法について詳細に練っておくことが重要です。このような施設は24時間体制でガードし、外からの侵入者とダメージを起こす可能性のある不満のある従業員から守らなければなりません。

どれくらい信頼できるのか?

あなたが選んだベンダーは、サーバーが連続して利用できることを実演できなければなりません。結局、プロバイダーのネットワークが常にダウンしていたら、何になるでしょうか?連続アクセスを保証するため重複カバーを提供できるデータセンターを複数所有するベンダーを探して下さい。   さらに、各データセンターが冗長電源と環境制御ができるようにしておくべきです。期待できる可用度レベルが明記されている、ベンダーのサービス内容合意書(SLA)を求めて下さい。最高レベルの可用度基準を満たしている、ティア4認定済みデータセンターを求めて下さい。ベンダーの月次可用度が99.9%以下なら、立ち去って下さい。

オンラインストレージはいくらかかるのか?

支払う金額は、選択したストレージサービスだけでなく、必要なストレージのギガバイト数またはテラバイト数によって決まります。最も評判の高いベンダーは少量のストレージであれば無料で、追加容量に対して請求します。無料容量は通常少ないので、月次料金または年間契約を支払うつもりでいて下さい。一般的にティアードプライシングを提供しており、これは必要に応じて追加保存容量を購入することができるという意味です。   ストレージサービスを比較すると、隠れた料金に注意して下さい。データのアップロードには非常に少ない料金を課しているけれども、ダウンロードしようとすると料金がかかるベンダーもあります。明確な価格設定を提供しており、使用するギガバイトまたはテラバイト数のみをあなたに請求するプロバイダーを選んで下さい。

オンラインバックアップとはどう違うのか?

長い間、これら2つのサービスの主な違いは、オンラインストレージは、どんな数のデバイスでも、どこからでも、いつでも好きな時にデータにアクセスしたい人向けであるということです。その一方で、オンラインバックアップは、データを簡単に復元するために使用できるように、バックアップのコピーを社外で安全に保管できるようにすることでした。   Acronis True Imageのような高度なバックアップソフトウェアは、ファイル同期と共有機能をバックアップと組み合わせて、従来の違いの境界線をぼかしています。自動でシステムをバックアップし、オリジナルが破損や損傷した場合に復元できるだけでなく、かつてはホスト型ストレージのみができたデータへの移動中のアクセスをAcronisは提供できるようになりました。   両方の世界のベストな部分を組み合わせ、データ保護に素晴らしい利点のあるとてつもない価値を提供しています。  

まとめ

コンピュータ初心者を含む、だれもがオンラインストレージについて知っておくべきでしょう。最近の企業の爆発は、個人、家族やビジネスは検討すべき途方に暮れるほどの数のオプションがあることを意味しています。企業によっては、デジタル写真は大量の容量が必要なので、オンラインフォトストレージに特化している企業もあります。Google DriveやDropboxのようなその他のサービスは、同期と共有機能のみに限定されていますが、幅広いファイルタイプに対応しています。Acronis True Imageへのサブスクリプションのようなファイル共有機能を含む高度なバックアップソフトウェアは、より優れたデータ保護メリットを提供しながら、同じデータアクセス性も提供しています。データは進化しなければならないので、自分のニーズを検討し、あなたに合ったソリューションを見つけて下さい。

 

Acronis について

Acronis は、2003 年にシンガポールで設立されたスイスの企業で、世界 15ヵ国にオフィスを構え、50ヵ国以上で従業員を雇用しています。Acronis Cyber Protect Cloud は、150の国の26の言語で提供されており、21,000を超えるサービスプロバイダーがこれを使って、750,000 以上の企業を保護しています。