2020年10月27日
プレスリリース

Acronis Hybrids Global Cyber Summit 2020開催、クライアントや企業への サイバープロテクションの提供に尽力している9,500名の専門家が参加

サイバープロテクションのプロフェッショナルが集った世界最大規模のオンラインイベントより、すべてのプレゼンテーションと基調講演、そして実務的な考察がオンデマンドで無料公開されています

※本リリースは2020年10月26日にスイスのシャフハウゼンで発表されたプレスリリースの抄訳です。

サイバープロテクションのグローバルリーダーであるアクロニスが開催したAcronis Global Cyber Summit 2020が閉幕しました。このイベントには、サイバープロテクション分野の最新の戦略や、技術の発展に関心を寄せる9,500名以上の人々が世界中から参加しました。これらの参加者には、新たに開設したAcronis #CyberFit Academyにてこれらのテクノロジーを効果的に展開および販売する方法についてトレーニングを受けた1,175名も含まれています。10月19日~21日に無料のオンラインイベントとして開催された今年のハイブリッドサミットでは、150名以上のソートリーダー、サイバーセキュリティの専門家、チャネルの専門家、業界のエグゼクティブ、著名スポーツ選手によって、60のセッションが行われました。今年のサミットの全プログラムは、オンデマンドのビデオストリーム経由で、10月22日から12月20日まで無料公開される予定です。

アクロニスの創設者で、CEOを務めるセルゲイ"SB"ベロウゾフ(Serg Bell)はスイスのシャフハウゼンにある本社にて講演を行い、次のように述べました。「現在の企業はリモートワーク、ITへの要求、サイバー脅威といった課題を抱えているため、企業と企業を支援するサービスプロバイダーの双方を対象とする、総合的なサイバープロテクションによるソリューションや機会に対して、非常に大きな関心が寄せられています。今年のサミットの成功は、そうした知識を皆が強く求めていることの現れであり、ITチャネルやITチームの専門家たちはアクロニスのコミュニティに加わって、すぐに現場で応用できる実践的な情報や、ソリューション、戦略を手に入れました。参加者にとって有益な情報に満ちあふれたイベントを開催できたことを喜ばしく思っています」

ライブセッションはすべて録画され、サミットのプラットフォームからオンデマンドで配信されています(英語のみ)。

新型コロナウイルスによるITへの長期的な影響

2020年が始まったとき、多くの企業はクラウドベースのソリューションに移行したり、スタッフを在宅で勤務させたりする計画を持っていたわけではありませんでしたが、コロナウイルスの影響により、そうした対応を余儀なくされることになりました。そのため今年のサミットでは、今回の世界的なパンデミックがもたらした変化によって、ITとサイバーセキュリティの未来にどのような影響があるのか、という点がイベント全体を通したテーマとなりました。

この新しい日常が生み出した課題と機会は、4つのカンファレンストラックのそれぞれで深く掘り下げられました。この4つのトラックはITチャネル、エンタープライズIT、開発者とISV、マーケティングおよび営業のプロフェッショナルを対象とするものでした。どのトラックにも、パンデミックの長期的な影響について知りたいと考えている参加者達が集まりました。

アクロニスのサイバープロテクション研究所担当バイスプレジデントであるキャンディッド・ヴュースト(Candid Wüest)は、ITチームとサービスプロバイダーに向けて「くれぐれも注意してください。攻撃者はすでに、価値あるデータがどこにあるのかを知っていて、クラウドに手を伸ばして、そこにある新しいサービスを攻撃する用意を整えています」と警告しました。この新しいデジタル環境で要求されるセキュリティを確保するために、サイバーセキュリティ、データ保護、エンドポイント保護の管理機能を統合する必要が生じています。

サイバーセキュリティの未来について独自の展望を持つ、元パロアルトネットワークスのルネ・ボンバニー(Rene Bonvanie)氏は基調講演で、現代のサイバー犯罪者からの攻撃に対抗するには、AI、オートメーション、インテグレーションなどの新しいツールが不可欠であり、そのようなアプローチを採り入れているサミットの参加者には新たな機会が到来するだろうと述べました。現在のサイバーセキュリティのトレンドを受けて、アクロニスのパートナーは、顧客をどのように守るか、また、自社のソリューションを販売する方法や価値を認めてもらう方法について、再考するよう促されるはずだ、と同氏は述べています。

双方向で交流できるイベント

今年のAcronis Global Cyber Summitはオンラインでの開催となりましたが、直接交流する機会をできるだけ多く持てるような構成となっており、1対1でのやり取りが可能なアクティビティやリソースが用意され、従来のオンサイト型のカンファレンスで参加者が活用していたような、コミュニティ主導のネットワーキングの機会が設けられていました。

たとえばIT Channel LoungeDevelopers Hubでは、参加者は、世界中の同業者や専門家と交流して、自分たちが直面している問題や活用しているソリューションなどについて議論を深めることができました。

国際的な放送ジャーナリストであり、元CNN Money CHのアナ・マリア・モンテロ(Ana Maria Montero)氏が進行役を務めたWomen in Techセッションでは、今活躍している女性のテクノロジーリーダーから学ぶ機会を提供しました。参加者であるテクノロジーのプロフェッショナルである女性たちは、権力と影響力によって動かされる環境をどのように進んでいけば、ビジネスで強力なネットワークを構築しながら、独特な課題を抱えるこの業界で成功を収めることができるかを学びました。

2年目となる今回のサミットでは、Acronis Partner Awardsが注目のイベントの1つとなりました。アクロニスは、あらゆる企業と市場が包括的に保護される世界を実現すべく、サイバープロテクションを先導する企業を世界中から選出しました。2020年の受賞企業の一覧はこちらからご覧いただけます。 今年のサミットでは、世界的な著名シェフのキッチン、評判の高いイタリアのワイナリー、スイスの歴史ある時計職人の工房、そしてアーセナル・フットボール・クラブの競技場を、快適な自宅オフィスにいながら見て回ることができるというユニークなイベントも用意されていました。

アクロニスのロードマップに関するおもな発表

アクロニスはこのイベントで、同社の未来に関わる3つの大きな発表を行いました。

  • Acronis #CyberFit Academy - サイバープロテクションソリューションをどのように位置付け、販売し、展開するのかについて、チャネルパートナーに価値ある情報を提供することを目的とした、新規のトレーニングおよび認定プログラムが開始されました。
  • アクロニスのクラウドデータセンターのグローバルネットワーク拡大 - アクロニスは、クラウドデータセンターのグローバルネットワークを拡大する計画を発表しました。カナダ、ニュージーランド、ブータンに新しい施設が建設され、新興市場で100以上のマイクロデータセンターを整備する予定です。
  • Acronis Cyber Protect CloudとCitrix Workspaceとの統合 - アクロニスは、場所に関係なく顧客のCitrix Workspace資産の保護を強化するために設計された、マネージドサービスプロバイダー(MSP)向けの統合ソリューションを発表しました。
  • サミットを支援してくださったすべてのスポンサーへの謝辞

    Acronis Cyber Summit 2020を無料のオンラインイベントとして開催できた大きな要因は、イベントスポンサーによる支援です。今年のイベントを支援してくださった企業には、GoDaddy Pro、Ingram Micro Cloud、Scale Computing、Pax8、CMS Distribution、Virtuozzo、Apple Print & Creative、Interworks Cloud、EzeCastle Integration、Schaffhausen Institute of Technology、Vuzion、Hintsa Performance、Castello di Bossi、H. Moser & Co.などがあります。



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています詳細はwww.acronis.comをご参照ください。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications