Code42社が提供するCrashPlan、新たにバックアップの対象外とするファイルタイプを発表、さらに顧客の履歴バックアップ消去も

CrashPlan by Code42 deletes customer backup history

 

先日、Code42社は、同社のオンラインデータバックアップソリューションである中小企業向けCrashPlanにおいて、幅広いファイルタイプをバックアップの対象外とすることを発表しました。除外対象には、アプリケーションデータ、仮想マシンイメージ、バックアップファイル、システムファイル、クッキー、キャッシュその他が含まれます。(相次ぐファイル除外の対象となるファイルタイプの全リストはこちら

CrashPlanユーザーは、この新たなファイルの除外によって「ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションなど」、特定の種類のファイルしかバックアップや復元ができなくなり、それらを動かすアプリケーション、保護するバックアップファイル、さらに、それらが動作し、テストを行う仮想マシンイメージを、まったく復元することができなくなりました。

なお悪いことに、Redditのユーザー数名の報告によれば、CrashPlanはなんの警告もなしにそれらのファイルタイプをバックアップデータから削除したというのです。バックアップ履歴がまるごと消され、顧客データをセキュアに管理しなければならないマネージドサービスプロバイダーなど、多くのクライアントの事業に関わる重要なデータのバックアップが何一つ残されていないのです。

中小企業オーナーは、事業運営に関わるアプリケーションやシステムなどのデータを、信頼できる方法で復元する必要があります。マネージドサービスプロバイダーは、そのような中小企業オーナーにサービスを提供しています。CrashPlanは、そのサービスプロバイダーの信用を完全に失墜させたのです。CrashPlanによるファイルの除外、そして信用が失われたことにより、マネージドサービスプロバイダーも、サービスを受けていた顧客も、データ消失の危険に晒され、マルウェアからビジネスを確実に守る手立てを失っています。

CrashPlanはなぜこのようなファイルの除外を実行するのか(また、なぜそれが問題なのか)

ユーザーへのメールでCode42は、新たに発表した中小企業向けCrashPlanにおけるファイル除外は、「より速い復元、同期、バックアップ」を行うためだと説明しています。ライバルであるBackblaze社と同様の対応です。同社も、仮想マシンイメージのファイルとその他の容量の大きなファイルタイプを除外リストに入れています。

しかし、これに対して即座にこう返したユーザーがいました。確かに大容量ファイルのバックアップをやらなければバックアップは速くなるだろうが、それでは企業向けバックアップサービスにおける最も重要な機能の1が失われてしまう、と。

事業を継続させて将来の発展につなげるためには、データやアプリケーション、システムに対する完璧な保護がなくてはなりません。その能力を奪い、かつバックアップできる内容を制限して、CrashPlanは企業ユーザーのセキュリティを危険に晒し、不十分なファイルストレージしか提供していないのです。

しかも、同社のファイル除外実施の進め方に、多くの顧客が腹を立てています。何年分ものバックアップ履歴を失ってしまった顧客もいるのです。

現在、影響を受けたマネージドサービスプロバイダーや中小企業のITチームは、発表前の保護レベルに戻すために、急いで新たなプロセスとドキュメンテーションを実行して、代わりのソリューションを探しています。

顧客との(ミス)コミュニケーション

2017年、Code42社が個人ユーザー用バックアップ製品CrashPlan Homeの継続をやめた際、当然ながら顧客は不満を募らせました。けれども少なくとも、前もって通知は行っていました。個人ユーザーには、よそのサービスにデータを移行するか、中小企業向けCrashPlanにアップグレードするか、考える時間が14ヶ月あったのです。ユーザーは、同社の経営方針の転換に裏切られたように感じたかもしれませんが、いちおう道は示されましたし、データも引き続き守られていました。

それに比べて今回の新たなファイル除外は、同社からユーザーへの通知はほぼ行われないまま実行に移されました。そのため、今回のファイル除外のポリシーには希望の光を見出すことができません。

それどころか、CrashPlanはマネージドサービスプロバイダーや中小企業ユーザーの信頼を裏切り、より速いバックアップと復元という統計上のデータを達成するために、これら成長中の企業に約束したはずの包括的な保護を放棄したのです。

「CrashPlanは自滅を選んだ?」

2019年5月、ポリシーの一環として、アプリケーション、仮想マシンイメージ、バックアップその他のファイルタイプは、保護されなかったばかりか、サーバーから削除されました。

CrashPlanユーザーの反応は素早く、痛烈でした:

  • ある企業ユーザーは、「この2年バックアップしていた、クライアント15件のデータがすべて消えました。今現在のデータのバックアップをやめたばかりでなく、履歴もまるごと消されてしまいました。何も復元できません。事前になんの通知も、アラートも、メールも、警告もなく、気づけばバックアップセットがすべて0バイトになっていました。どうすることもできません。これが、ホームページで「中小企業ユーザーのためのデータ消失自動保護」だの「ビジネスの大切なデータを失くす心配はもう要りません」だのと謳っている会社がやることです。私の大切なビジネスデータを消したのです。それもわざとです」。
  • 別のユーザーは、この決定に疑問を投げかけています。「CrashPlanは自滅するつもりなのでしょうか? 1台のコンピュータに約15TBの大きなデータセット入れて、30MBの通信速度で何年も使用していますが、しばらく前に、すべてを再アップロードさせられて最悪でした。そのあと個人向けのHOMEエディションのサービスが中止になって、また再アップロードさせられて、今度は、たまたま知ったのですが、TIBファイルや VDIファイルはバックアップしないとか? 私が何か勘違いしているのでしょうか? それともこの会社は廃業するつもりなのでしょうか? ドライブイメージや仮想マシンをバックアップする必要がある場合は、どうしろというのでしょう?ローカルストレージを買い足して、ZIPファイルのコピーを余分に取れと?でも2、3ヶ月もすれば、ZIPファイルや一定サイズ以上のファイルのサポートもやめるのでは? アップロード速度が明らかに調整されているのもひどいと思いますが、まだ許せる範囲です。でも、バックアップや仮想マシンに関するデータファイルのサポートを勝手にやめられては、もうおしまいですね」。

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