柔軟性とサポートが強化されたAcronis Cyber Protectの最新リリース

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Acronis Cyber Protect
旧Acronis Cyber Backup
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2021年の始まりは、組織が直面する保護の課題が変化し続けているということが明らかになりました。既存のシステムにはより殉難性の高い、優れた保護が必要で、新しいオペレーティングシステムには複雑さや互換性に対する懸念があります。そして、サイバー犯罪者の攻撃手口はますます巧妙化しています。

このように変化し続けるITやセキュリティの要件に対応するために、アクロニスでは、Acronis Cyber Protectの最初のアップデートをリリースいたしました。Acronis Cyber Protectは、データ保護、サイバーセキュリティ、エンドポイント保護管理が統合されたアクロニス独自のソリューションで、あらゆる規模の組織でご利用いただけます。

今回のアップデートでは、柔軟性、サポート、制御が改善され、既存の包括的な機能セットが強化されました。システム管理者はこれにより、組織で利用しているシステムを確実に保護し、金銭的な損害をもたらすダウンタイムを回避することができます。

Acronis Cyber Protectのサポートと柔軟性

今日のITプロフェッショナルやサイバーセキュリティのプロフェッショナルは、保護しなければならない全てのシステムのサポートを求めています。Acronis Cyber Protectの今回のアップデートにはそれを実現する機能強化が含まれています。それらの新機能の一部を以下にご紹介します。

・テープのマルチストリーミングサポート: 単一のクライアントから同時に複数のテープドライブにバックアップすることができます。この機能は、高速なクライアントが低速なテープドライブの処理よりも速くテープドライブにデータをプッシュできる場合に有用です。テープドライブがバックアップソースよりも高速に動作する場合は、この方法を使用してテープドライブの回転を維持し、書き込みの中断を避けることができます。

・テープの多重化サポート: 複数のクライアントから同時に1台のテープドライブにバックアップできるように設定できます。この機能は、ソースからのデータストリームが、テープドライブの書き込み速度よりも遅い場合に有用です。

・macOS 11 Big Surのサポート: 昨年の秋、ユーザーが待ち望んでいたmacOS 11 BigSurがリリースされましたが、システム管理者は、これらのマシンが常に保護されていることを確認する必要があります。今回のアップデートでは、、Big SurがAcronis Cyber Protectによって、完全にサポートされるようになりました。

・VMware ESXi 6.7 ホスト構成の復元: VMをバックアップするだけでは、これらのシステムを完全に保護することはできません。今回のAcronis Cyber Protectのアップデートでは、ESXiホスト構成も保護できるようになりました。ESXiホスト構成のバックアップは、ローカルストレージやAcronis Cloudに送信することができます。保存したESXiホスト構成は、同じハードウェアあるいは異なるハードウェアに復元することができ(ベアメタル復元も含む)、ESXi 6.7を含む4.1以降のESXiホストがサポートされます。

・vSphere 7.0 サポート: VMware vSphere 7.0で稼働するVMのエージェントレスバックアップと復元、ならびにVSAN 7.0が完全にサポートされるようになりました。 

制御と保護の強化


 Acronis Cyber Protectの統合と自動化によってシステム管理者のタスクは効率化されますが、それでも管理者は、制御を維持しなければなりません。今回のアップデートでは、重要な情報を瞬時に確認できたり、必要に応じてマルウェア対策を変更したり、チームメンバーに役割を割り当てたりできるようになりました。その一部をご紹介します。

・UXとUIの改善: 保護ソリューションは直感的でなければならず、重要な情報はすぐに見つけられる場所に表示する必要があります。今回のアップデートでは、Cyber Protect Monitorが改善され、Acronis Cyber ProtectのUXとUIが強化されました。マシンの前回のバックアップ日時や、実行中の保護計画の名前、残り時間を含む現在実行中のバックアップ処理などの情報が、瞬時に確認できるようになりました。

・マルウェア対策のクイックスキャンとフルスキャン: 管理者は、マルウェア対策のフルスキャンとクイックスキャンを同一の保護計画で定義できるようになりました。これにより、マシンの負荷が軽減されます。

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・「監査人」の役割: 「監査人」が追加され、タスクを委任するオプションが拡張されました。この役割は、ユーザーやシステムプロセスによって実行されたアクティビティの全リストにアクセスすることができます。しかも、エントリや設定が漏れたり編集されたりする可能性は一切ありません。

最後に

組織の規模を問わず、データからアプリケーション、システムに至るまで、ワークロードの安全性とセキュリティを確保することがこれまで以上に重要になっています。セキュリティを強化し、リスクを最小限に抑えながら、それを簡単に実現できる単一のソリューションを持つことが必要です。 Acronis Cyber Protectはすでに包括的なソリューションではありますが、今回のアップデートによって、柔軟性、サポート、制御がさらに強化され、常に組織を保護し続けることが可能になりました。さらに詳しく知りたい方は、営業担当者へお問い合わせいただくか、ウェビナーにご参加ください。

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Anti-malware control for Acronis Cyber Protect
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New Acronis Cyber Protect update

アクロニスについて

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。

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