新しい無償のライセンスでMSPのサイバープロテクションを革新

New no-charge licensing reimagines cyber protection for MSPs

サービスプロバイダーにとって、クライアントのITインフラストラクチャの信頼性を確保し、データを保護して、相次ぐサイバー攻撃を食い止めることは、複数のソリューションを組み合わせる手間がなかったとしても、十分に複雑なプロセスです。昨年、Acronis Cyber Protect Cloudをリリースした際の私たちの目標は、世界クラスのサービスを構築するための基盤となるサイバープロテクションソリューションをMSPに提供しつつ、その複雑さを無くすことでした。

データ保護、サイバーセキュリティ、保護管理を独自に統合したAcronis Cyber Protect Cloudを利用したパートナーの皆様からは大きな反響がありました。1つのエージェントをインストールするだけで、それらの機能すべてを1つのコンソールで管理することができる一方で、支払先となるベンダーは1社で済むことから、クライアントのセキュリティ体制を強化しつつ、さまざまなものを大幅に簡略化できたためです。

イスラエルに拠点を置くMSPであるReline IT Solutions社のCEOを務めるロイ・アディール(Roy Adir)氏は次のように述べています。「顧客が必要とするサイバーセキュリティのサポートを提供し、1つのコンソールであらゆるものを管理できる。実に素晴らしいことです」

One dashboard for delivering all MSP services

Acronis Cyber Protect Cloudを昨年リリースしてから、当社は、お客様のさらなる成功に役立ちうる各種の変更に関するパートナーの皆様からのフィードバックにも耳を傾けてきました。

アクロニスは、皆さまの意見をしっかりと受け止めています。パートナーの皆さまからは、日常で使用されるあらゆるデバイスに、サイバープロテクションを手頃な価格で追加できるような柔軟性と同時に、最も重要なワークロードにより高機能なサービスを追加できる柔軟性も欲しいというご意見をいただきました。。

この意見に基づき、アクロニスは新しいライセンスモデルを導入することにいたしました。

MSP1つのソリューションから得られるメリット

4月1日から、アクロニスはサービスプロバイダー向けのすべてのソリューションを、1つの統合ソリューションであるAcronis Cyber Protect Cloudに統括します。

この新しいライセンスモデルにより、サービスプロバイダーをはじめとするAcronis Cyber Protect Cloudを使用するパートナーの皆さまは、無償または従量課金制で、標準的なサイバープロテクションツールをご利用いただけるようになります。これらの標準機能には、以下が含まれます。

  • 受賞歴のある、完全イメージおよびファイルレベルのバックアップと復元機能(20種類以上のワークロードを保護)
  • マルウェア、ランサムウェア、およびゼロデイ攻撃をリアルタイムで阻止して、現行のマルウェア対策保護を拡張および強化する、高度なAIベースのふるまい検知エンジン
  • すでに利用しているシステムであらゆることを実行できるようにするための、一般的なRMMおよびPSAシステムと統合された集中管理
  • 脆弱性評価、安全なファイルの同期と共有、ブロックチェーンベースのノータリゼーション、およびその他複数の機能も組込み済み

これらの機能が標準(コア)機能として備わっているため、パートナーの皆さまは、初期費用ゼロまたはほぼなしで、世界クラスのサービスポートフォリオを築くことができます。

Advance protection packs MSPs can get for Acronis Cyber Protect Cloud

MSPサービスの拡大

追加の要件があるクライアントに向けてサービスを拡大したいと考えている場合、Acronis Cyber Protect Cloudの新しいライセンスモデルが、そのプロセスを簡略化します。追加のアドバンスド・パックでは、クライアントまたはワークロードのニーズに基づいてサービスを柔軟に拡大できるため、あらゆるワークロードに最適なレベルのサイバープロテクションを提供できます。

4つのアドバンスド・パックをご利用いただけます。

  • アドバンスドバックアップにより、バックアップおよび復元機能が拡張されるため、ほぼゼロのRTOおよびRPOのほか、優れたSLAを達成できます。その継続的データプロテクション機能では、何も消失しないように、データへの変更をリアルタイムで取得します。データマッピングとコンプライアンスレポート作成機能でも、クライアントの環境をスキャンして、すべてのユーザーのあらゆるワークロードのあらゆるファイルが確実に保護されるようにすることができます。さらに、Microsoft SQLクラスタ、Exchangeクラスタ、Oracle DB、およびSAP HANAといった、追加のワークロードの種類がサポートされるように拡張されています。
  • アドバンスドディザスタリカバリによって、利益性の高いdisaster recovery as a service(DRaaS)プログラムの設置が容易になります。これにより、自然災害、サイバー攻撃、あるいは人的ミスかを問わず、障害が発生した際にも、クラウドベースの復元により、クライアントのシステムを迅速に稼動させることができます。ランブックによるディザスタリカバリの管理の設定、複数のネットワークでの復元、フェイルオーバーとテストの自動化を行い、システムが順序どおりに復元されるようにして、アプリケーション間または異なるマシン間の相互依存を保持することができます。
  • アドバンスドセキュリティでは、VB100ICSAAV ComparativesAV-Testなどの独立系ラボによって認定された強力な機能により、サイバーセキュリティを拡張します。フルスタックの次世代マルウェア対策、ウイルス対策、URLフィルタリング、悪用防止、バックアップで取得されたフォレンジックデータ、バックアップコンテンツに基づくアプリケーションの自動許可リスト、リモートデバイススワイプ、マルウェア再感染防止などの多数の機能により、クライアントへのリスクを低減します。簡単に言うと、管理の手間を軽減しつつ、より多くのサイバーセキュリティサービスを提供できるということです。古いウイルス対策ツールを、迅速なインシデント後の復元を実現するためのデータプロテクションと統合された、完全なセキュリティに置き換えます。
  • アドバンスドマネージメントにより、複数のソリューションの管理に費やす時間を減らし、クライアントの保護に時間を割けるようになります。最も一般的な200種超のアプリにすでに対応している、統合されたパッチ管理により、クライアントのシステムを最新の状態にしてセキュリティギャップを解消できます。パッチ管理の自動化とフェイルセーフパッチ適用技術により、時間と手間を省くことができます。計画およびセキュリティをソフトウェアのインベントリ収集およびレポートのスケジュール管理に合わせて合理化します。さらに、ドライブの予測正常性監視によって、ドライブの障害により発生するダウンタイムを事前に回避することができます。

Acronis Cyber Protect Cloud includes tools at no cost

これらの機能と今後提供する予定のアドバンストパックの様々な機能により、サービスを迅速かつ簡単に拡大することができます。ベンダーとの取引を増やす必要はなく、また高価なソリューションを追加導入したり、新しい管理コンソールを導入したりする必要もありません。Acronis Cyber Protect Cloudを通じて、あらゆるものがシームレスに統合・管理されます。

経常利益の向上

利便性、シンプルさ、そして卓越したサイバープロテクションに加えて、この新しいライセンスモデルを使用することで、運用コストを削減し、より多くの価値を創出して顧客離れを低減するとともに、毎月の経常利益を向上することができます。

ソリューションを統合するだけで、大幅な節約が実現します。複数のベンダーから複数のソリューションを購入する必要がなくなるため、サイバープロテクションに関連するコストを最大50%削減することができます。管理の複雑さ、コスト、ソリューションのつぎはぎを使用することで生じるセキュリティのリスクに対処する代わりに、Acronis Cyber Protect Cloudに組み込まれている性質によって、1つのライセンス、1つのエージェント、1つの直感的なコンソールで管理およびデプロイが完結するという、「統合力」を活用できます。

ソリューションの削減、機能の向上

この新しい構造の結果として、Acronis Cyber Backup Cloud、Acronis Cyber Disaster Recovery Cloud、Acronis Cyber Files Cloud、Acronis Cyber Notary Cloudといったアクロニスのこれまでのサービスプロバイダー向けソリューションは、終了します。ただし、これらの製品の信頼性の高い技術や機能が失われるわけではありません。今後はAcronis Cyber Protect Cloudとアドバンスド・パックに組み込まれる形になります。

この移行により、例えばAcronis Cyber Backup Cloud Standardを使用しているパートナーは、Acronis Cyber Protect Cloudに切り替えて、同じバックアップ機能を引き続き使用しつつ、選択したワークロードに対するセキュリティ機能を、値上げなしでご利用いただけます。具体的な移行の状況についてご不明点がある場合は、弊社にお問い合わせください。

アクロニスがバックアップのみのソリューションを提供しなくなると心配される方もいらっしゃるかと思いますが、当社は、バックアップ単体製品では、現在のサイバー脅威から顧客を効果的に保護しきれなくなると考えています。現代の脅威をめぐる環境では、バックアップ、サイバーセキュリティ、および管理機能が統合された戦略とソリューションが必要です。

この新しいライセンスモデルでは、Acronis Cyber Protectのプリセットエディションも提供されなくなりますが、代わりにアドバンスド・パックを通じて、必要な機能を選択する柔軟性が得られます(既存のパートナーは、これまでのライセンスモデルを6月30日までご利用いただけますがその日までに新しいライセンスモデルに移行を完了する必要があります)。

現行のアクロニスのパートナーは、完全な詳細について、パートナーポータルで提供されているライセンスに関するトレーニングを視聴することをお勧めします。

最後に

この1年間、Acronis Cyber Protect Cloudは、サービスプロバイダーがクライアントに幅広いプロテクションサービスを提供する方法の基準を再定義してきました。AIによって強化されたマルウェア対策、クラス最高レベルのバックアップ、保護機能が独自に統合されており、そのすべてを1つのエージェントでインストールし、1つのコンソールを介して管理できることにより、複雑さが低減され、セキュリティは強化されます。

新しいライセンスモデルでは、手頃な価格でサイバープロテクションを利用してクライアントのワークロードを100%カバーできると同時に、最も重要なワークロードに高度なサービスを追加できる柔軟性が得られます。