バックアップ先がテープ ライブラリであるバックアップ ポリシー/計画を作成するときは、バックアップ スキームとして、[今すぐバックアップ]、[後でバックアップ]、[GFS (Grandfather-Father-Son)]、[ハノイの塔]、または[カスタム]を使用できます。 テープ上のアーカイブに対してバックアップの統合はできないので、[シンプル]スキームは無効になっています。
Acronis Backup & Recovery 10 では、[GFS (Grandfather-Father-Son)]スキーム、[ハノイの塔]スキーム、および[カスタム]スキームのテープ ローテーションを自動化できます。
Grandfather-Father-Son (GFS)とハノイの塔(ToH)は、テープ ライブラリ デバイスで最もよく使用されるバックアップ スキームです。 これらのスキームは、バックアップ アーカイブのサイズ、アーカイブから利用可能な復元点の数、およびアーカイブに必要なテープの数が最適になるように調整されています。
バックアップ アーカイブの直近数日間の日単位のバックアップ、直近数週間の週単位のバックアップ、および月単位のバックアップを使用して復元する必要があるときは、[GFS (Grandfather-Father-Son)]スキームが最も好ましいバックアップ スキームです。
主な目的が、小規模なテープ ライブラリに永続的にロードされる使用済みテープの数を最小限に抑えながら、長期にわたってデータを保護することなら、最適な選択肢は[ハノイの塔]スキームになります。
[カスタム]スキームを使用すると、バックアップ スケジュールと保持ルールを指定して必要なテープ ローテーションを定義できます。 このスキームは、[GFS (Grandfather-Father-Son)]スキームや[ハノイの塔]スキームの使用では不十分なときに使用します。 たとえば、保護するデータのサイズがテープのサイズより大幅に小さいときは、標準の日単位/週単位/月単位の完全バックアップ、いくつかのシンプルな保持ルール、およびデフォルトのテープ オプションを使用する[カスタム]バックアップ スキームの使用が最適です。