バックアップ

バックアップの一覧表示

• ローカル フォルダに保存されているアーカイブのバックアップを一覧表示します。出力は、RAW フォーマットで表示されます。そのため、バックアップの完全な GUID を表示および使用することができます。

  acrocmd list backups --loc=E:\backups\ --arc=my_archive --output=raw

• 管理対象の格納域に保存されているアーカイブのバックアップを一覧表示し、すべての出力をテキスト ファイルに保存します。これにより、スクリプト内でバックアップの GUID を使用することができます。

  次の例では、RAW フォーマットの出力が、テキスト ファイルにリダイレクトされます。

  acrocmd list backups --loc=bsp://storage_node1/my_vault --credentials="ASN user",pass123 --arc=my_archive --output=raw > c:\GUID.txt

  次の例では、出力データが含まれる処理のログが構造化 XML フォーマットでテキスト ファイルに書き込まれます。

  acrocmd list backups --loc=bsp://storage_node1/my_vault --credentials="ASN user",pass123 --arc=my_archive --log=c:\log.txt

バックアップの内容の一覧表示

• Acronis セキュア ゾーンに置かれているアーカイブからバックアップの内容を一覧表示します。

  acrocmd list content --loc=atis:///asz --credentials=aszpass --arc=my_archive --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX

バックアップのベリファイ

• バックアップをベリファイします。

  acrocmd validate backup --loc=E:\backups\ --arc=my_archive --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX

バックアップのカタログ化

• ネットワーク フォルダに保存されているアーカイブの最新のバックアップをカタログ化します。

  acrocmd catalog backup --loc=\\bkpsrv\backups --credentials=netuser,pass2 --arc=my_archive

• 管理対象の格納域に保存されているバックアップをカタログ化します。このコマンドの実行元のコンピュータに関係なく、カタログ化は常にストレージ ノードによって実行されます。この例では、ストレージ ノード上でコマンドを実行すると仮定しています。

  acrocmd catalog backup --loc=bsp://storage_node1/my_vault --arc=my_archive --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --service=asn

バックアップのエクスポート

• 管理対象の格納域に保存されているアーカイブの選択したバックアップをローカル フォルダにエクスポートします。

  acrocmd export backup --loc=bsp://storage_node1/my_vault --credentials="ASN user",pass --arc=my_archive --password=123 --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX1,XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX2 --target=E:\copies --target_arc=my_archive_copy

• アーカイブの最新のバックアップをネットワーク フォルダから管理対象の格納域にインポートします。

  acrocmd export backup --host=storage_node --credentials=user1,pass1 --service=asn --loc=\\bkpsrv\backups --credentials=netuser,pass2 --arc=my_archive --target=bsp://storage_node/my_vault --progress

  --service=asn のパラメータ値が使用されているため、コマンドは Storage Node Service によって実行されます。指定された記憶域のユーザーのログイン情報を最初に指定する必要があります。2 番目のログイン情報によって共有フォルダからの読み取りが有効になります。

バックアップのコピー

• ローカル フォルダに保存されているアーカイブの最新のバックアップをコンピュータに直接接続されているテープ デバイスにコピーします。

  acrocmd replicate backup --loc=C:\Backups --arc=my_archive --password=123 --target=atis:///tape?XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX

• アーカイブの選択されたバックアップを、ネットワーク共有から Acronis Online Backup Storage にレプリケーションします。

  acrocmd replicate backup --loc=\\bkpsrv\backups --credentials=netuser,pass1 --arc=my_archive --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX --target=online:// --credentials=user@mail.com,pass2 --target_arc=my_archive_copy

完全バックアップへの変換

• アーカイブの最新バックアップを完全バックアップに変換します。処理の結果として、増分バックアップまたは差分バックアップが同じ時点の完全バックアップに置き換えられます。

  acrocmd convert full --loc=C:\Backups --arc=my_archive --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX

バックアップの統合

• 指定されたバックアップ以外のすべてのバックアップをアーカイブから削除します。

  acrocmd consolidate backup --loc=C:\Backups --arc=my_archive --password=123 --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX1,XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX2

バックアップの削除

• 指定されたバックアップをアーカイブから削除します。

  acrocmd delete backup --loc=C:\Backups --arc=my_archive --password=123 --backup=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX1,XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXX2