エージェント for Exchange のインストール

エージェント for Exchange では、Microsoft Exchange Server のデータを保護できます。

準備

ライセンス: 十分な数のライセンスがあることを確認してください。Exchange Server ごとに 1 ライセンスが必要です。Exchange クラスタを使用している場合、クラスタのノードごとにライセンスを取得することをお勧めします。エージェント for Exchange を使用する場合、次のライセンスのいずれかが必要です。

試用モードで製品を使用する場合、ライセンスは不要です。

要件: Exchange Server が次の要件に適合していることを確認してください。

選択すべきセットアップ プログラム

エージェント for Exchange は、Acronis Backup & Recovery 11.5 のスタンドアロン エディションとアドバンスト エディションの両方のセットアップ プログラムに含まれています。エージェントの機能は、どちらのセットアップ プログラムでも同じです。ただし、特定の高度な機能は、Acronis Backup & Recovery 11.5 アドバンスト エディッションで、特定のコンポーネントを構成した場合にのみ使用できます。ここでは、スタンドアロン エディションとアドバンスト エディションの間で、コンポーネントの構成を選択するためのヒントを提供します。

スタンドアロン エディションのセットアップ プログラムからのインストール

セットアップ プログラムを実行して、画面の指示に従います。

アドバンスト エディションのセットアップ プログラムからのインストール

エージェントのセットアップには特定の要件があり、この要件はローカルの対話型インストール モードのみで確認できるため、エージェント for Exchange のリモート インストールは実行できません。

Exchange Server でのエージェントのインストール
  1. セットアップ プログラムを実行します。
  2. 対象のコンピュータの使用方法を確認するウィンドウが表示されたら、[このコンピュータのデータをバックアップする] チェック ボックスをオンにします。
  3. 画面の指示に従います。管理サーバーをインストールした場合は、インストール中に管理サーバーへのエージェント for Exchange の登録を選択します。
Exchange クラスタ ノードへのエージェントのインストール

Exchange クラスタでデータをバックアップするには、クラスタの各ノードにエージェントをインストールします。クラスタ ノードでエージェントをインストールするには、エージェント サービスに対して、ドメイン ユーザーの既存のアカウントを指定します。エージェントは、このアカウントを使用して、いかなるノードにあるクラスタ化されたデータにでもアクセスできます。このアカウントは、各クラスタ ノードに対する管理権限が必要です。

クラスタ ノードでエージェントをインストールするには

  1. セットアップ プログラムを実行します。
  2. 対象のコンピュータの使用方法を確認するウィンドウが表示されたら、[Acronis コンポーネントを手動で選択し、インストール処理をカスタマイズする] チェック ボックスをオンにします。
  3. コンポーネント ツリーで、[エージェント for Exchange] を選択します。
  4. 画面の指示に従います。

    詳細: ログオン アカウントを Acronis サービスに割り当てるように指示されたら、[Acronis Managed Machine Service(エージェント)] で、[既存のアカウントを使用する] を選択して、各クラスタ ノードで管理権限を持っているアカウントを指定します。また、このエージェントに新しいアカウントを作成することもできます。その後、集中管理用バックアップ計画または復元タスクを作成するときに、必要な権限を持つドメイン アカウントに対する資格情報を指定する必要があります。

    管理サーバーをインストールした場合は、インストール中に管理サーバーへのエージェント for Exchange の登録を選択します。