個別のアイテムの復元
個別の SharePoint アイテムを復元するには、次の 3 つの方法のいずれかを使用します。
- Acronis SharePoint Explorer を使用します。このツールを使用すると、単一パス ディスクとアプリケーションのバックアップ、接続されたデータベース、またはデータベース ファイルから SharePoint アイテムを復元することができます。
このツールを使用するには、SharePoint ファームを使用する必要があります。さらに、Acronis Backup & Recovery 11.5 Microsoft SharePoint アドオン ライセンスも購入する必要があります。
Acronis SharePoint Explorer にアクセスするには、Acronis Backup & Recovery 11.5 管理コンソールの [ツール] メニューで [SharePoint データの抽出] をクリックします。このツールの詳細については、ツールのマニュアルを参照してください(http://www.acronis.co.jp/support/documentation/ASPE/)。
- コンテンツ データベースを元のファーム以外の SharePoint ファーム(SharePoint 復元ファームなど)に接続します。
ファーム内の各オブジェクトが固有の ID を持っているので、コンテンツ データベースをオリジナルではない SharePoint ファームに接続する必要があります。そのため、データベースをオリジナルのファームに接続することはできません。
- 未接続のデータベースから復元します。この方法は、SharePoint 2007 では使用できません。
この方法は、アイテムの種類が、サイト、リスト、ドキュメント ライブラリの場合のみ復元できます。
コンテンツ データベースをファームに接続して SharePoint アイテムを復元するには、次の手順を実行します。
- 「ディスク バックアップから SQL Server データベースへのアクセス」の手順 1 ~ 5 に従ってコンテンツ データベースを SQL Server インスタンスに接続します。
- コンテンツ データベースを元のファーム以外の SharePoint ファームに接続します。これを行うための手順は、次のとおりです。
- データベースの db_owner 役割のメンバになっているファーム管理者アカウントでこの手順を実行していることを確認してください。そうでない場合は、Microsoft SQL Server Management Studio を使用してアカウントをこの役割に追加します。
- フロントエンド ウェブ サーバーで次のコマンドを実行します。
SharePoint 2010 以降:
Mount-SPContentDatabase <データベース> -DatabaseServer <データベース サーバー> -WebApplication <サイト URL>
SharePoint 2007:
stsadm.exe -o addcontentdb -url <サイト URL> -databasename <データベース> -databaseserver <データベース サーバー>
- SharePoint サイトを開き、ダウンロードするドキュメントを選択します。
- ダウンロードが完了したら、コンテンツ データベースを SharePoint ファームから接続解除します。
- 「ディスク バックアップから SQL Server データベースへのアクセス」の手順 7 ~ 8 に従ってデータベースを接続解除し、前にマウントしたボリュームをマウント解除します。
未接続のデータベースから SharePoint アイテムを復元するには、次の手順を実行します。
- 「ディスク バックアップから SQL Server データベースへのアクセス」の手順 1 ~ 5 に従ってコンテンツ データベースを SQL Server インスタンスに接続します。
- http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh269602 の説明に従って、データを復元します。
- 「ディスク バックアップから SQL Server データベースへのアクセス」の手順 7 ~ 8 に従ってデータベースを接続解除し、前にマウントしたボリュームをマウント解除します。