[バックアップするデータ] 項目で、バックアップするデータの種類を選択します。使用可能なデータの種類の一覧は、コンピュータで実行しているエージェントおよびライセンスの種類によって異なります。
[ディスク/ボリューム]
このデータをバックアップするには、Administrator または Backup Operator の権限が必要です。
このオプションを選択すると、次をバックアップできます。
- Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Windows または Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux がインストールされている場合、物理コンピュータ全体、物理コンピュータの個々のディスクまたはボリュームをバックアップできます。
ディスクレベルのバックアップを実行すると、深刻なデータ損傷やハードウェア障害が発生した場合にシステム全体を復元できます。また、ファイルやフォルダを個別に復元できます。バックアップ手順はファイルのコピーよりも高速で、大量のデータをバックアップする場合にバックアップ処理を大幅に高速化できます。
- Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Microsoft SQL Server(単一パス)がインストールされている場合、単一パスのディスクおよびアプリケーション バックアップを使用して Microsoft SQL データベースをバックアップできます。
エージェント for SQL(単一パス)を使用すると、アプリケーション対応ディスクのバックアップを作成したり、そのバックアップから Microsoft SQL データベースを復元することができます。詳細については、「Microsoft SQL Server の保護...」を参照してください。
- Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Microsoft Active Directory(シングル パス)がインストールされている場合、シングル パスのディスクおよびアプリケーション バックアップを使用して Microsoft Active Directory データをバックアップできます。
エージェント for Active Directory(シングル パス)を使用すると、アプリケーション アウェアのディスク バックアップを作成したり、そのバックアップから Microsoft Active Directory データを復元することができます。詳細については、「Microsoft Active Directory の保護...」を参照してください。
[フォルダ/ファイル]
Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Windows または Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Linux がインストールされている場合に使用できます。
特定のファイルとフォルダをバックアップするには、このオプションを選択します。
ファイルレベルのバックアップでは、オペレーティング システムの復元には不十分です。特定のデータ(現在のプロジェクトなど)だけを保護する予定の場合、ファイル バックアップを選択します。これによりアーカイブ サイズが減少するので、ストレージ領域を節約できます。
オペレーティング システムに加え、すべての設定とアプリケーションを復元するには、ディスク バックアップを実行する必要があります。
仮想コンピュータ
Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for ESX(i) または Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Hyper-V がインストールされている場合に使用できます。
仮想サーバーに常駐している仮想コンピュータ全体、またはそのディスクまたはボリュームをバックアップするには、このオプションを選択します。
仮想コンピュータ全体、そのディスク、またはボリュームのバックアップを実行すると、標準のディスク バックアップが作成されます。さらに、このバックアップには仮想コンピュータ設定が保存されます。バックアップの内容を新しい仮想コンピュータを復元する場合には、この設定がデフォルトで推奨されます。仮想コンピュータのバックアップの詳細については、「仮想コンピュータのバックアップ」を参照してください。
Microsoft Exchange インフォメーション ストア
Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Microsoft Exchange Server がインストールされている場合に使用できます。
このオプションは、Microsoft Exchange サーバーのインフォメーション ストア、個別のストレージ グループ、またはデータベースをバックアップするときに選択します。障害が発生した場合に、失われた、または破壊されたデータベースまたはストレージ グループを復元できます。また、メールボックス、パブリック フォルダ、個別の電子メール、連絡先、予定表のイベント、その他のアイテムを個別に復元できます。
Exchange データをバックアップできるようにするには、Exchange サーバーの管理者権限を持つドメイン ユーザー アカウントが必要になります。クラスタ内では、アカウントはそれぞれのクラスタ ノードに対する管理者権限を持つ必要があります。
Microsoft Exchange データのバックアップの詳細については、「Microsoft Exchange Server データのバックアップ」を参照してください。
Microsoft Exchange メールボックス
Acronis Backup & Recovery 11.5 エージェント for Microsoft Exchange Server がインストールされている場合に使用できます。
このオプションをオンにすると、Microsoft Exchange データベース全体のバックアップではなく、個別のメールボックスおよびパブリック フォルダのバックアップが実行されます。除外フィルタを使用することによって、メールボックス バックアップ中にスキップするアイテムを指定できます。
Exchange データをバックアップできるようにするには、Exchange サーバーの管理者権限を持つドメイン ユーザー アカウントが必要になります。クラスタ内では、アカウントはそれぞれのクラスタ ノードに対する管理者権限を持つ必要があります。
Microsoft Exchange データのバックアップの詳細については、「Microsoft Exchange Server データのバックアップ」を参照してください。