このオプションは、Windows および Linux オペレーティング システムの両方で有効です。
このオプションによって、データ取り込み(つまり、データのスナップショット作成)の前後に自動的に実行されるコマンドを定義できます。データ取り込みは、バックアップ処理の開始時に Acronis Backup & Recovery 11 によって実行されます。
次の図に、データ取り込みの前後に実行するコマンドが実行されるタイミングを示します。
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<------------- バックアップ -------------> |
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バックアップ前に実行するコマンド |
データ取り込みの前に実行するコマンド |
データ取り込み |
データ取り込みの後に実行するコマンド |
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バックアップ後に実行するコマンド |
[ボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)] オプションを有効にした場合、コマンドの実行と Microsoft VSS アクションの順序は次のようになります。
「データ取り込み前」のコマンド→ VSS の一時停止→データ取り込み→ VSS の再開→「データ取り込み後」のコマンド
データ取り込みの前後に実行するコマンドを使用すると、VSS と互換性のないデータベースまたはアプリケーションの停止と再開を行うことができます。バックアップ処理の前後に実行するコマンドとは異なり、データ取り込みの前後に実行するコマンドは、データ取り込み処理の前後に実行されます。この処理には数秒間かかります。バックアップ処理全体は、バックアップするデータ量に応じて、さらに長い時間がかかる場合があります。このため、データベースまたはアプリケーションのアイドル時間は最小になります。
データ取り込みの前後に実行するコマンドを指定する手順は、次のとおりです。