例 1: テープ オートローダ 1 台とテープ 12 本
次のようなシナリオについて考えてみます。
- テープが 12 本あり、1 台のテープ オートローダが、バックアップするデータが存在するコンピュータに接続されています。
- テープの領域が不足になった場合に別のテープにまたいでバックアップされるようにコンピュータのデータをバックアップする必要があります。
- すべてのテープがいっぱいになった場合は、ユーザーの指示なしに、それらのテープが順次上書きされるようにします。
このシナリオを実行するバックアップ計画用に別のプールが必要です。別のバックアップ計画を作成する必要がある、またはその予定があり、その計画で同一のテープ デバイスに書き込む場合は、別のプールを使用してください。
操作手順
- オートローダのスロットにテープをロードします。
- [「認識されないテープ」プール、または「インポートされたテープ」プールから新たに認識されたテープを「空きテープ」プールに移動します] チェックボックスをオンにして、高速インベントリを実行します。
結果: ロードされたテープは「空きテープ」プールに移動します。その一部が Acronis プールまたはカスタム プールに送られる場合は、テープにはこのコンピュータで以前に実行したバックアップが含まれます。このバックアップが不要の場合は、テープを「空きテープ」プールに手動で移動します。
- デフォルトの Acronis プールにバックアップするか、新しいプールを作成するかを決定します。どちらの場合でも、選択したプールの設定で、[テープを「空きテープ」プールから自動的に取り出す...] チェック ボックスをオフにしてください。
- ロードされたすべてのテープを「空きテープ」プールから選択したプールに移動します。
- 個人用格納域を作成し、その格納域とプールを関連付けます。
- バックアップ計画を作成する場合
- バックアップ先となる格納域を選択します。
- [カスタム] バックアップ スキームを選択します。12 本のテープ セットすべてに、少なくとも 2 つの完全バックアップが含まれるように、バックアップのスケジュールを設定します。これにより、ソフトウェアは必要に応じて、テープを上書きするようになります。
- [アーカイブのクリーンアップ] で、[バックアップ時に領域が不足した場合] を選択します。
結果
バックアップ計画では、選択したプールに存在するテープのみ使用します。すべてのテープが一杯になった場合、最も古いテープから上書きされていきます。