ブータブル メディア

ブータブル メディア

ブータブル メディアは、物理メディア(CD、DVD、USB ドライブ、またはコンピュータの BIOS によってブート デバイスとしてサポートされるその他のメディア)です。ブータブル メディアを使用すると、オペレーティング システムを使用せずに、任意の PC 互換コンピュータから Linux ベースの環境または Windows プレインストール環境(WinPE)を起動して、Acronis Backup & Recovery 11 エージェントを実行できます。ブータブル メディアは次の状況で最も多く使用されます。

コンピュータは、物理メディアを使用するか、Acronis PXE サーバー、Windows 展開サービス(WDS)、またはリモート インストール サービス(RIS)からネットワーク ブートを使用して、上記の環境で起動することができます。アップロードされたブータブル コンポーネントを含むこれらのサーバーは、ブータブル メディアの一種と考えることもできます。同じウィザードを使用して、ブータブル メディアを作成したり、PXE サーバーまたは WDS/RIS を設定できます。

Linux ベースのブータブル メディア

Linux ベースのメディアには、Linux カーネルを基にした Acronis Backup & Recovery 11 ブータブル エージェントが含まれています。このエージェントは、ベア メタル状態のディスクや、破損していたりサポートされていないファイル システムを使用しているコンピュータを含め、任意の PC 互換ハードウェアから起動でき、操作を実行することができます。この操作は、管理コンソールを使用して、ローカルでまたはリモートから設定および制御できます。

PE ベースのブータブル メディア

PE ベースのブータブル メディアには、Windows プレインストール環境(WinPE)と呼ばれる最小限の Windows システム、および Acronis Backup & Recovery 11 エージェントをプレインストール環境で実行できるように変更された、WinPE 用 Acronis プラグインが含まれています。

WinPE は、異種のハードウェアが混在する大規模な環境では、最も便利なブータブル ソリューションであることが証明されています。

利点:

制限事項:

PE ベースのブータブル メディアは、UEFI をサポートしません。

次の手順

ブータブル メディアの作成方法

メディアから起動したコンピュータへの接続

ブータブル メディア使用時の操作

Linux ベースのブータブル メディアで使用できるコマンドとユーティリティの一覧

Acronis スタートアップ リカバリ マネージャ

Acronis PXE サーバー