ファイル サーバー オプションの設定

[ファイル サーバーの設定] タブを使用して、Access Connect がファイル共有サービスを提供する場合に Mac クライアントとやり取りする方法を変更できます。

設定: ファイル サーバーのオプション

セクションの内容

AFP ポート

ログオン メッセージ

ホーム ディレクトリ サポートの有効化

Windows ショートカットの Mac リンクへの変換

Network Reshare サポートの有効化

タイプとクリエータの変更

Guests に接続を許可

クリア テキスト ログインの許可

暗号化ログインの許可

Kerberos ログインの許可

ArchiveConnect の有効化

オフライン ファイルへのマーク

AFP ポート

接続で必要な場合は、AFP ポートに変更を加えます。必要となることはまれですが、ファイル サーバーが使用する TCP/IP ポートに新しいポート番号を入力できます(デフォルトは 548 です)。

注意: Macintosh クライアントがサーバーに接続できない場合、Access Connect がデフォルト以外のポートで実行されている可能性があります。この場合、Access Connect では、デフォルト以外のポートを選択していることを警告するメッセージが [Access Connect Administrator] ウィンドウに表示されます。

ログオン メッセージ

ログオン メッセージは、Macintosh ユーザーがログインに成功した後、そのユーザーのコンピュータに表示されます。 ログオン時にクライアントでメッセージが表示されないようにする場合は、このメッセージを空白のままにします。クライアントに送信するメッセージで使用できる文字数を増やすには、レジストリ キーを使用します。500 もの文字を使用できます。Mac OS 9 を使用している Macintosh クライアントでは、表示される文字はそれよりも少なくなります。

注意: Mac OS X 10.9 以降では、メッセージの送信はサポートされていません。

ホーム ディレクトリ サポートの有効化

一部の Access Connect ボリュームをホーム ディレクトリ専用に使用している場合は、[ホーム ディレクトリのサポートを有効にする] チェックボックスをオンにします。また、ボリュームを設定するときに個々のボリュームのホーム ディレクトリ サポートを有効化する必要があります。[ボリューム プロパティ] のダイアログ ボックスを参照してください。この設定により、ユーザーがボリュームの内容の参照を求めたときに、ユーザーのホーム ディレクトリを除き、すべてのディレクトリをフィルタで除外できます。

ユーザーには、自分のホーム ディレクトリが含まれていないホーム ディレクトリ ボリュームは表示されません。

ナレッジベース資料: http://www.grouplogic.com/knowledge/index.cfm/fuseaction/view/docID/210 を参照してください。

Windows ショートカットの Mac リンクへの変換

Windows ショートカットを Mac クライアントで使用できるようにします。

Network Reshare サポートの有効化

Network Reshare を使用すると、Access Connect AFP ファイル ボリュームはネットワーク上の他のサーバーおよび NAS デバイスに配置されているフォルダへのアクセスを付与できます。Macintosh クライアントは標準の AFP ファイル共有プロトコルを使用して Access Connect に接続する一方で、Access Connect は、SMB/CIFS ファイル共有プロトコルを利用して、Mac ユーザーから要求されたリモート サーバーおよび NAS システムのファイルにアクセスします。そのようにすることで、Mac ユーザーは、AFP ファイル共有のすべてのメリットも活用しながら、従来は SMB/Windows ファイル共有を介してのみ使用可能であったリソースにアクセスですることができます。Network Reshare の詳細については、「Network Reshare サポートの設定」セクションを参照してください。

タイプとクリエータの変更

[タイプおよびクリエータ] ボタンをクリックして、仕様を満たす Macintosh タイプ/クリエータを [拡張子のマッピング] ダイアログ ボックスに入力します。Macintosh タイプへの MS-DOS 拡張子の再マッピングの詳細については、「拡張子の再マッピング」を参照してください。

Guests に接続を許可

ゲストに接続を許可した場合、Macintosh ユーザーは名前とパスワードを指定しなくてもファイル サーバーにログインできます。接続を許可しても、Macintosh クライアントにコンピュータ全体へのアクセス権を付与することにはなりません。Macintosh クライアントと共有するコンピュータ上のボリュームを指定します。「ボリュームの作成」を参照してください。このセッション中のユーザーの権限は、Windows での Everyone グループに通常付与される権限に限定されます。

注意: ゲストがサーバーにアクセスできるように Windows XP および以降の Windows システムに設定を加える必要があります。付録 D「Windows XP 以降でのゲスト アクセスの構成」を参照してください。

クリア テキスト ログインの許可

このオプションをオンにすると、Macintosh ユーザーはネットワーク上でパスワードをクリアテキスト形式で送信して接続できます。クリアテキスト パスワードは、セキュリティ上問題がある可能性があり、8 文字に限定されています。Mac OS X バージョン 10.5 以降では、クリアテキスト認証は許可されていません。

暗号化ログインの許可

このオプションを選択すると、Macintosh ユーザーはパスワードを暗号化してからネットワーク上で送信できます。暗号化により、ユーザーにとってセキュリティが向上します。また、長いパスワードを使用できます。

Kerberos ログインの許可

このオプションでは、ネットワーク リソースへの「シングル サインオン」がサポートされます。Mac OS X 10.3.5 以降のユーザーにのみ適用されます。Kerberos について詳細を説明している「Kerberos の使用」セクションを参照してください。

ArchiveConnect の有効化

このオプションにより、Access Connect と共有されるすべてのファイル アーカイブ ボリュームに対する高度な ArchiveConnect サポートが有効になります。ArchiveConnect は、Mac OS X クライアントがオフライン ファイルを取得せずにファイル アーカイブにアクセスできる Mac クライアント側の個別のアプリケーションです。

オフライン ファイルへのマーク

Mac OS X Finder 内のオフライン ファイルのハイライト表示に使用するカスタム ラベル カラーを選択します。