無人インストール用パラメータ(MSI)

次の表は、MSIファイルを使用した無人インストールのパラメータをまとめたものです。

追加のmsiexecパラメータを使用することもできます。例えば、/qnを使ってGUIエレメントが表示されないようにします。msiexecパラメータの詳細については、Microsoftの文書を参照してください。

パラメータ 説明
一般的なパラメータ
ADDLOCAL=<component1,component2,...,componentN>

インストールするコンポーネント。利用できるコンポーネントの詳細なリストについては、無人インストール用コンポーネント(MSI)を参照してください。

複数のコンポーネントを指定する場合は、カンマで区切ってください。カンマの前後にスペースを挿入しないでください。

インストールするすべてのコンポーネントのインストールファイルを展開する必要があります。展開する方法の詳細については、MSI、MST、およびCABファイルの展開を参照してください。
TARGETDIR=<path>

選択したコンポーネントがインストールされるフォルダ。指定されたフォルダが存在しない場合、フォルダが作成されます。

このパラメータを指定しない場合、デフォルトのフォルダが使用されます。C:\Program Files\BackupClient

REBOOT=ReallySuppress マシンを再起動せずにコンポーネントをインストールしたい場合は、このパラメータを指定します。
/l*v <log file> 冗長ログを保存するには、このパラメータを指定します。このログは、インストールの問題を調査する場合に必要となります。
CURRENT_LANGUAGE=<language ID>

製品の言語。

次の値を使用できます: en、bn、bg、cs、da、de、es、fr、ko、id、it、hi、hu、ms、nl、ja、nb、pl、pt、pt_BR、ru、fi、sr、sv、th、tr、vi、zh、zh_TW

このパラメータを指定せず、インストールを実行するマシンのシステム言語が上に記載されている場合は、システム言語が使用されます。それ以外の場合はenに設定されます。

SKIP_SHA2_KB_CHECK={0,1}

このパラメータを使用して、Microsoftが提供するSHA2コード署名サポートアップデートプログラム(KB4474419)のマシンへのインストール状況を確認するかどうかを選択します。この確認は、このアップデートが必要なオペレーティングシステムでのみ実行されます。ご利用のオペレーティングシステムで必要かどうかについては、サポートされるオペレーティング システムと環境を参照してください。

このパラメータの値を1に設定して使用すると、確認を省略できます。

パラメータを指定しないか、値を0に設定した場合、SHA2コード署名サポートアップデートがマシンで見つからないと、インストールが失敗します。

FSS_ONBOARDING_AUTO_START={0,1}

無人インストール後にオンボードウィザードを表示するには、このパラメータを1に設定します。

このパラメータを指定しないか、値を0に設定すると、オンボードウィザードは表示されません。

ENABLE_FIPS_COMPLIANCE_MODE={0,1} このパラメータの値を1に設定して使用し、エージェントをFIPS準拠モードでインストールします。
登録パラメータ
REGISTRATION_ADDRESS

Cyber ProtectionサービスのURL。このパラメータは、REGISTRATION_LOGINおよびREGISTRATION_PASSWORDの両パラメータと併用することも、REGISTRATION_TOKEN単体と併用することもできます。

  • REGISTRATION_LOGINおよび REGISTRATION_PASSWORDの両パラメータと一緒に使用する場合、Cyber Protectionサービスへのログインに使用するアドレスを指定します。たとえば、https://cloud.company.comです。
  • これをREGISTRATION_TOKENパラメータと併用する場合は、実際のデータセンターのアドレスをそのまま指定してください。これは、Cyber Protectionサービスにログインした後に表示されるURLです。たとえば、https://eu2-cloud.company.comです。

    https://cloud.company.comREGISTRATION_TOKENパラメータと併用しないでください。

REGISTRATION_LOGIN

REGISTRATION_PASSWORD

エージェントをCyber Protectionサービスに登録するアカウントの資格情報です。パートナー管理者アカウントは使用できません。

これらのパラメータREGISTRATION_TOKENパラメータと併用しないでください。

REGISTRATION_PASSWORD_ENCODED base64でエンコードされた、エージェントをCyber Protectionサービスに登録するアカウントのパスワードです。パスワードのエンコード方法の詳細については、特殊文字やブランクスペースによるパスワードの使用を参照してください。
REGISTRATION_TOKEN

登録トークン。

登録トークンは、12桁の文字列を3つのセグメントに分けてハイフンで区切る形式になっています。登録トークンを生成する方法の詳細については、登録トークンの生成を参照してください。

このパラメータをREGISTRATION_LOGINおよびREGISTRATION_PASSWORDパラメータと併用しないでください。

REGISTRATION_REQUIRED={0,1}

このパラメータを使用して、登録に失敗した場合の処理を選択します。

値を1に設定している場合、インストールも失敗します。値を0に設定しているか、パラメータを指定しないと、登録に失敗してもインストールは正常に完了します。

エージェント サービスのログイン アカウント

MMS_USE_SYSTEM_ACCOUNT={0,1}

ローカルシステムログオンアカウントでサービスを実行するには、このパラメータの値を1にします。

ログオンアカウントの詳細については、Windowsマシンのログオンアカウントの変更を参照してください。

MMS_CREATE_NEW_ACCOUNT={0,1} このパラメータの値を1にすると、エージェントサービスは自動的に作成される新しいログオンアカウントAcronis Agent Userで実行されます。

MMS_SERVICE_USERNAME=<user name>

MMS_SERVICE_PASSWORD=<password>

エージェントサービスが実行される既存のログオンアカウントを指定するには、これらのパラメータを使用します。
vCenter/ESXiパラメータ
SET_ESX_SERVER={0,1}

このパラメータは、VMwareエージェントをインストールするときに使用します。

値を0に設定すると、VMwareエージェントは、vCenter ServerまたはESXiホストに接続されません。

値を1に設定している場合、次のパラメータを指定します。ESX_HOSTEXI_USERESX_PASSWORD

ESX_HOST=<host name> vCenter ServerまたはESXiホストのホスト名またはIPアドレス。

ESX_USER=<user name>

ESX_PASSWORD=<password>

vCenter ServerまたはESXiホストへのアクセス認証情報。
プロキシパラメータ

HTTP_PROXY_ADDRESS=<IP address>

HTTP_PROXY_PORT=<port>

これらのパラメータを使用して、エージェントが使用するHTTPプロキシサーバーを指定します。

プロキシサーバーを使用しない場合は、これらのパラメータを指定しないでください。

HTTP_PROXY_LOGIN=<login>

HTTP_PROXY_PASSWORD=<password>

HTTPプロキシサーバーの資格情報。

プロキシサーバーで認証が求められる場合は、これらのパラメータを使用します。

インストール解除パラメータ
REMOVE={<component1,component2,...,componentN>|ALL}

アンインストールするコンポーネント。

複数のコンポーネントを指定する場合は、カンマで区切ってください。カンマの前後にスペースを挿入しないでください。

すべての製品コンポーネントを削除するには、値をALLに設定します。

DELETE_ALL_SETTINGS={0,1}

すべての製品ログ、タスク、構成設定を削除するには、値を1に設定します。

REMOVEパラメータを使用する場合、このオプションパラメータを使用します。

ANTI_TAMPER_PASSWORD=<password> Windowsエージェントをアンインストールしたりそのコンポーネントを変更したりするにはパスワードが求められます。