サイバープロテクションのその先へ:ESGの推進がMSPにとって重要な理由

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サイバープロテクション、ITのマネジメント、オートメーションは、技術だけでなく責任と信頼を前提とする取り組みです。特にAIが急速に進化する現在、イノベーションのスピードは増し、それに伴うリスクも大きくなっています。そのため、企業は「技術力があるか」だけでなく、「透明性、説明責任、信頼性を兼ね備えたITプロバイダーであること」を重視しています。インフラをパートナーに託すということは、まさに究極の信頼行為といえます。

マネージドサービスプロバイダー(MSP)にとって、この信頼は自社から顧客へとそのまま引き継がれます。アクロニスと連携することで、MSPはサイバープロテクションの運用を効率化しつつ、今日の顧客が求めるESG(環境・社会・ガバナンス)水準にも対応できるようになります。

2025年版 アクロニス ESGレポートでは、当社が持続可能性を経営・製品設計・企業文化に組み込みながら、中堅中小企業のIT環境を保護・管理・自動化するというミッションをどのように実現しているかを紹介しています。また今年は、アクロニスとして初めてダブル・マテリアリティ評価(DMA)を実施した年でもあります。これは、長期的価値創造と社会的インパクトに影響する重要なESGテーマを特定するための重要なステップです。DMAでは以下の5つの優先課題が明確化されました。

  • 消費者プライバシーの保護
  • ビジネス倫理
  • コミュニティに対するセキュリティ上の影響
  • AIの責任ある活用
  • 気候変動

これにより、アクロニスのESG重点領域は規制の要請だけでなく、MSPとその顧客が直面する現実のリスクや機会にも整合したものとなっています。

効率化と透明性による環境負荷の削減

環境に配慮した調達は、企業の意思決定においてますます重要性を増しています。2025年、アクロニスは欧州・北米を含む複数の地域で消費電力量の70%を再生可能エネルギー属性証書によって補填し、エネルギー調達の透明性を高めました。

MSPにとっては、これらの取り組みが顧客へのアピールポイントとなります。アクロニスが提供するサイバープロテクションの基盤が環境面でより持続可能なものとなることで、ESGスコア向上、規制遵守、環境配慮型サービスの提供を後押しします。

温室効果ガス算定の強化とデータ品質の向上

信頼されるESG活動の前提は透明性です。2025年、アクロニスは外部のサステナビリティ専門家と協力し、温室効果ガス(GHG)算定手法を強化しました。その結果、Scope13の総排出量は前年比40%削減、特に全排出量の大半を占める Scope 341%減少しました。

また2025年の主要プロジェクトとして、解体予定だったフランクフルトのデータセンターから、100ペタバイト以上の顧客データを、ISO 14001/50001認証を持つ効率性の高い施設へ移行しました。ハードウェアの再利用や認定ベンダーを通じた適切な廃棄を徹底し、ガバナンス水準をさらに強化しました。MSP、とりわけ規制産業の顧客を持つパートナーにとって、こうしたインフラ判断は信頼性と継続性を支える重要な基盤となります。

日々の業務に息づくサステナビリティ

アクロニスのサステナビリティは電力や排出量の削減だけではありません。世界各地のオフィスで廃棄物削減やリサイクル強化を進め、ブルガリアのソフィアオフィスではスマート廃棄物管理システムを導入し、廃棄物の約29%が削減可能であることを可視化しました。

また、ブルガリアとドイツのオフィスはLEED Gold認証を取得、シンガポールオフィスはGreen Mark認証施設内に所在するなど、環境性能の高いオフィス環境を整備しています。地域コミュニティとの協働も進め、11地域で18件の清掃活動を実施し、ヨーロッパで1,780本の植樹を行いました。

社会的インパクトもESGの柱です。アクロニスサイバー財団プログラムでは、2025年にパートナーとともに3つの学校建設プロジェクトを実施し、1,280人以上の子どもたちを支援しました。またITスキルプログラム8件、サイバーセーフティワークショップ40件を通じ、2,500人以上が学びの機会を得ています。

こうした取り組みは、MSPが顧客に伝えるストーリーにも直結します。アクロニスのサービスは「言葉だけのESG」ではなく、「実際の行動で裏付けられたESG」であるという信頼を生み出します。

リーダーシップとマネジメントにおける公平性の推進

ガバナンスの強化は、公平で多様性のあるリーダーシップの育成から始まります。2025年、アクロニスでは女性のCレベルの比率が前年の16.7%から18.2%へ増加しました。女性を対象としたメンター制度は、より幅広い従業員を対象とした「ハイポテンシャル・メンタープログラム」へと進化し、41名のメンティーがシニアリーダーと交流する機会を得ました。

また、#CyberWomen #CyberPride などの従業員主導コミュニティは30以上のイベントを開催。加えて、ジェンダー機会格差を分析するFOMO at Workレポートも発表し、テクノロジー業界全体の課題可視化に貢献しました。

学習・育成への投資と長期的な雇用価値

継続的な学習は、アクロニスが長期的イノベーションを追求する上での基盤です。2025年には85件を超えるトレーニングを提供し、従業員の70%が第三者のトレーニングを活用しました。

パートナー向けの Acronis MSP Academy では、四半期あたり4,000名以上のパートナー従業員を対象に研修を実施し、162か国・7言語で提供されるプログラムを通じて、1人あたり平均3–4件の認定を取得。前年比で認定数は倍増しました。

また Partner Ambassadors Program Partner Advisory Council といったコミュニティ施策を通じて、フィードバックや共創の機会を継続的に拡大しています。

責任あるAI活用

アクロニスではAIの導入を加速させる一方で、明確なガバナンスと利用ポリシーに基づく責任ある運用を徹底しています。2025年には80%以上の従業員がAIツールを定期利用し、AI支援開発では約200万行のコード生成を達成。営業、サポート、オペレーションでもAI活用が広がりました。

MSPにとって、アクロニスのAI活用方針は「革新的であると同時に、安全で透明性のあるAI」であることを保証し、顧客への信頼性を高めます。

サステナビリティ、多様性、長期価値の統合

2025年版ESGレポートでは、アクロニスが環境への責任、リーダーシップの公平性、AIの責任ある活用を相互に関連する取り組みとして推進している姿が明確に示されています。再生可能エネルギーの導入、排出量の透明性、多様性施策、教育支援、責任あるAIなど、これらはすべて長期的価値創造へとつながっています。

こうした包括的なESGへの取り組みは、MSPにとって大きな差別化要因となります。サイバープロテクションサービスは、信頼性・持続可能性・倫理的ガバナンス・継続学習という価値を備え、現代の顧客が求める期待に応えるものです。

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2025年版アクロニスESGレポートでは、環境、社会、ガバナンスの各分野における詳細なデータや取り組みを紹介しています。また日本語版のエグゼクティブサマリーは後日公開予定です。

Acronis について

Acronis は、2003 年にシンガポールで設立されたスイスの企業で、世界 15ヵ国にオフィスを構え、50ヵ国以上で従業員を雇用しています。Acronis Cyber Protect Cloud は、150の国の26の言語で提供されており、21,000を超えるサービスプロバイダーがこれを使って、750,000 以上の企業を保護しています。