【後編】本当にモバイルを有効活用できていますか？ ～Acronis Accessにできること～

前回はなぜクラウドサービスがモバイルファイル共有のソリューションとして決め手にならないのか、そしてなぜいつもの社内ファイルサーバとActive Directoryによる認証とファイル権限がそのまま使えること、およびオンプレミスの環境で企業が管理、制御できることが大切なのかをご説明いたしました。

後編の今回はAcronis Accessで実現できることと、ユーザーおよびIT管理者側にどのようなメリットがもたらされるのかを、ユースケースを交えてお伝えしようと思います。

モバイルからいつもの社内ファイルサーバへのアクセスを可能にするAcronis Access 7

外出先でもいつも社内でPCを使って仕事をしているように仕事をしたいというのがユーザーの要望のスタートポイントだとアクロニスは考えます。むしろ、ユーザーは「クラウドを使う以前に、どうしてモバイルで社内サーバに入れないのか？」と考えています。いつものアクセス権限でアクセスし、社内ファイルサーバの中の書類を社内にいるときと同じように、変更し、新規作成し、保存したいのです。

例えばモバイルデバイスで撮った写真や動画、編集したファイルをいつものファイルサーバにアップロードすれば、瞬時に社内の人間と共有することができスピード感を持って仕事をすることが可能です。

また、Acronis Accessを導入されたハウスメーカー様においては、モバイルから社内サーバにアクセスが可能になることで、建設現場訪問時に持参していた大量の紙の資料の削減につながりました。また、引き渡し後のメンテナンス業務としてお客様を訪問した際に、社内資料を使い次のご提案をするなどの、さらなるビジネスの広がりに役立っているとのことです。

また、管理側の観点から見れば、クラウドにアップロードすることにより生じる企業の情報資産を第三者に管理される不安、コスト増を招くストレージ容量単位の課金から解放されます。また、オンプレミスの環境で管理・制御できるため、クラウドサービス側の仕様変更やバージョンアップ、メンテナンスに振り回されることがありません。

クラウドを使わずにローカルPCやMacにどこからでもアクセス

また、クラウドサービスのようにローカルPCやMacのフォルダをサーバに同期し、Webブラウザからアクセスできるようにすることで、急な在宅勤務が発生した場合にも備えることが可能です。地震や水害、台風などの自然災害はもちろん、子供の急な熱で出社できない等の事態が起こりうる子育て中の社員にとっても、自宅からいつも自分が使っているローカルPCのフォルダにアクセスし、普段と全く同じように仕事ができます。また、ファイルのリンクをメールで送信し、シンプルに共有するなど利便性が格段に上がります。

一方、管理側の視点から見ると第三者のクラウドサービスを使用するのとは異なり、ここでデータの共有期限、ユーザー期限の設定など、管理者が共有先や期限などを細かく制御することが可能になります。ログ機能による操作履歴の追跡、不正操作の抑止など、オンプレミス環境ならではの細かなセキュリティ制御が可能になります。

既存ファイルサーバの活用によりIT管理者にもたらされるベネフィット

何よりも細かな制御やアクセス権制限が可能になることにより、情報漏えいの防止につながります。一抹の不安を抱えながら第三者にデータをすべて渡すことなく快適なモバイルファイル共有をユーザーに提供することができます。また、部分的にクラウドを使用することによる管理負荷からも解放されることになります。さらにActive Directoryの活用により、部門やユーザーによって操作できる内容を細かく制御するなど、ユーザー作成やファイルアクセス権限の管理にかかる負荷を最小限にとどめることが可能です。

日本のAcronis Access導入企業ユーザーからの評価

Acronis Accessは導入企業ユーザー様より高い評価をいただいております。ファイル共有ソリューションは多数存在していますが、ファイルアクセスの速度が他ソリューションと比較して格段に速く、数千ユーザーの利用環境でもパフォーマンスを維持している点や、Active Directoryと既存ファイルサーバをそのまま使え、且つクラウドストレージと変わらぬ機能とパフォーマンスのため、実際のユーザーの利用頻度が高い点、管理面では、制御機能やログ機能、Active Directoryのアカウントをそのまま使える点に非常メリットを感じていただいております。

詳しい製品説明はこちら：http://www.acronis.com/ja-jp/mobility/access-advanced/

製品に関するお問い合わせはこちら：http://www.acronis.com/ja-jp/company/local-contacts.html