エージェント for ESX(i) のインストール

エージェント for ESX(i) は、ゲスト システムにエージェントをインストールすることなく、ESX(i) 仮想コンピュータのバックアップと復元を可能にします。

このエージェントは、次の 2 つのバージョンで提供されます。

準備

Acronis Backup & Recovery 11.5 管理サーバーをインストールしてから、エージェント for ESX(i) をインストールすることを強くお勧めします。エージェントのインストール中、エージェントの登録、またはライセンス サーバーの要求にはすべて(別にインストールしたライセンス サーバーの使用を選択した場合を除き)、管理サーバーを指定します。

エージェント for VMware vSphere ESX(i)(仮想アプライアンス)

エージェント for ESX(i)(仮想アプライアンス)は次の 3 つの方法でインストールすることができます。

エージェント for ESX(i)(Windows)

運用 ESX(i) ホストの負荷が非常に高く、仮想アプライアンスの実行が望ましくない場合、ESX インフラストラクチャ外部にある物理コンピュータへのエージェント for ESX(i)(Windows)のインストールを検討してください。

使用している ESX(i) で SAN に接続されたストレージが使用されている場合は、このエージェントを、同じ SAN に接続されたコンピュータにインストールします。エージェントは、ESX(i) ホストおよび LAN を経由せずにストレージから仮想コンピュータを直接バックアップします。この機能は、LAN フリー バックアップと呼ばれます。

下の図は、LAN ベースのバックアップと LAN フリー バックアップを示しています。ファイバ チャネル(FC)または iSCSI ストレージ エリア ネットワークがある場合は、仮想コンピュータに LAN フリー アクセスすることができます。バックアップされたデータが LAN 経由で絶対に転送されないようにするには、バックアップをエージェントのコンピュータのローカル ディスク、または SAN に接続されたストレージに保存します。

エージェント for ESX(i)(Windows)は、Windows を実行し、システム要件を満たしている任意のコンピュータにインストールすることができます。「アドバンスト エディション での対話型インストール」セクションの手順に従ってください。

インストール中に、エージェントによってバックアップされる仮想コンピュータを含む vCenter サーバーまたは ESX(i) サーバーを指定します。

この設定は、後で設定または変更することができます。エージェントをインストールした後にこの設定にアクセスするには、エージェントがインストールされているコンピュータにコンソールを接続し、トップ メニューから [オプション] > [コンピュータ オプション] > [エージェント for VMware vSphere ESX(i)(Windows)] を選択します。

ライセンスの提供

エージェント for VMware vSphere ESX(i) がインストールされている場合(両方のバージョン)、ライセンスは必要ありません。ただし、ライセンス サーバーを指定する必要があります。エージェントが仮想コンピュータのバックアップを開始すると、エージェントは仮想コンピュータのホストにライセンスがあるかどうかを確認します。ライセンスがない場合、エージェントは指定されたライセンス サーバーから無償のライセンスを取得し、それをホストに割り当てます。ホストがクラスタに含まれている場合、クラスタ化されたすべてのホストにライセンスが割り当てられます。したがって、クラスタ化された ESX(i) ごとに 1 つの Virtual Edition ライセンスが必要です。これにより、仮想コンピュータがクラスタの周りに移動されてもバックアップ計画を中断せずに済みます。

n 個の ESX(i) サーバーがある場合は、n 個の Virtual Edition ライセンスを購入し、最初のバックアップの前にそれらをライセンス サーバーまたは管理サーバーにインポートすることをお勧めします。仮想サーバーを環境に追加する予定がある場合は、事前に余分のライセンスを追加でアップロードします。

このセクションの内容

エージェント for ESX(i)(仮想アプライアンス)のインポート

エージェント for ESX(i)(仮想アプライアンス)の更新