個人データや専門的なデータのセキュリティとプライバシーを向上させる革新的なテクノロジーに対する業界の意識を高め、その導入採用を促進させるという目標を共有し、活動に取り組んでいる組織からなるグローバルな団体に加盟しました
※本リリースは2020年11月10日にスイスのシャフハウゼンで発表されたプレスリリースの抄訳です。
サイバープロテクションのグローバルリーダーであるアクロニスは、本日、MPCアライアンスに加盟したことを発表しました。MPCアライアンスは、マルチパーティ計算(Multi-Party Computation: MPC)という安全性の高い暗号化テクノロジーの導入によってデータのセキュリティとプライバシーを向上させるというミッションを持つ組織のグローバルな団体です。
MPCとは、デジタルセキュリティのための数学的な手法のひとつで、信頼できるサードパーティや物理的に安全なデバイスへの依存度を減らし、デジタルフットプリントのプライバシーとセキュリティを維持することを目的としています。デジタルフットプリントは、ここ数年で規模が大きくなり、価値も高まってきましたが、誤使用や盗難に弱いという面もあります。
MPCは暗号化のサブフィールドのひとつです。MPCを利用することで、複数の参加者が、互いや第三者にデータを一切開示することなくそれぞれが所有するプライベートデータを使用して、1つの入力に関する関数を計算することができます。また、一部のデータが破損してしまった場合でも、出力の正確性を保証しながら計算を行うことが可能です。
アクロニスでは、今日の安全性、アクセシビリティ、プライバシー、真正性、セキュリティに関する課題(サイバープロテクションの5つのベクトル)に対応する、革新的なサイバープロテクションソリューションの開発にあたって、MPCテクノロジーを採用しました。アクロニスの製品やサービスは、全世界で、550万を超える個人や企業および組織のお客様にご利用いただいています。
現在使用されているMPCの例としては、パブリックブロックチェーンや許可型ブロックチェーン上のトランザクションを承認するデジタル署名の生成に使用するプライベートキーの保護や、クラウドに格納されているデータの保護などが挙げられます。また、トランザクションの認証に使用するデジタル署名の生成やコードの証明、IDの検証、匿名アンケートの円滑化、複数のブロックチェーンやクラウド、ブラインドオークションの複数のデータセットの計算におけるプライバシーの保護などにも利用されています。
MPCの研究活動は多岐にわたりますが、アクロニスではシンガポールのナンヤン理工大学(NTU)と協力して、企業対企業(B to B)のトランザクションや企業対政府機関(B to G)のトランザクションに使用できる安全なMPCプラットフォームの実現を目指して、革新的な暗号化テクノロジーと安全なデータ管理テクノロジーの開発に取り組んでいます。このプラットフォームが実現すれば、共有データの安全性や機密性を維持しながら、複数の信頼済みでない参加者と暗号化データを共有できるようになります。
アクロニスのテクノロジープレジデントであり共同創業者のスタニスラフ・プロタソフ(Stanislav Protassov)は次のように述べています。「マルチパーティ計算は、アクロニスが大きな関心を寄せている分野で、かなりの研究リソースを費やしてきました。当社のサイバープロテクションソリューションにMPCテクノロジーを導入、統合することは、入力内容を受け取り、機密性を維持した状態で計算しつつも、入力内容に関するデータは一切公開しない信頼できるサードパーティのソリューションを導入することに似ています。たとえば、アクロニスのお客様の場合、ベンチマーキングやビジネスインテリジェンスのレポート作成を、ベースにある重要度の高いデータを開示することなく、機密性を維持した状態で行うことができます」
MPCアライアンスについて
アライアンスのメンバーは次のとおりです。Acronis、Alibaba
Group、AMIS、ARPA、Atomrigs
Labs、、Bolt
Labs、Cosmian、Cryptoworth、Curv、Cybavo、Cybernetica、Digital
Garage、Fragmentix、I4P、IJS
Technologies、Inpher、ITRI、Juzix、MYKEY、Nth
Party、NTT、Partisia、Penta
Security、PlatON、PRIVEcomms、QEDIT、Qredo、Salesforce
、Sepior、Spherity、Thresh0ld、TruthShare、TsingJiao
Information Science、Unbound
Tech、Xkey、Xtendr、ZenGo。MPCアライアンスは、Sepior、Unbound、ZenGoによって着想・発足されました。アライアンスメンバーは、現在の、そしてこれから誕生するオンライン市場にMPCが利益をもたらすということ、そして、アライアンス(同盟)として協力することで、意識の向上、障害の緩和、オンラインサービスの優れたプライバシーとセキュリティの採用の促進に役立つということを共通の信念としています。実際の問題を解決するためにMPCの開発や適用を行っている企業は、アライアンスに加盟して、市場の意識を高め、MPCの採用を促進させる取り組みに参加することができます。詳細な情報については、www.mpcAlliance.orgを参照してください。LinkedInやFacebook、Twitter、Instagram、TelegramでMPCアライアンスをフォローすることもできます。
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダーや情報システム部門向けに、サイバーセキュリティ、データ保護、インフラストラクチャ管理をネイティブに統合した唯一のプラットフォームを提供するグローバルサイバープロテクション企業です。アクロニスのソリューションは、IT環境を識別、保護、検出、対応、リカバリ、統治し、データの完全性と事業継続性を確保します。
2003年にシンガポールで設立されたスイス企業であるアクロニスは、世界15か所にオフィスを置き、60か国以上に従業員を擁しています。Acronis Cyber Platformは150か国に26言語で提供され、21,000社を超えるサービスプロバイダーに採用され、75万社以上の企業を保護しています。詳細はwww.acronis.comをご参照ください。