コマンド: export archive、export backup、recover file、recover ad_database、replicate backup
--target=<パス>
recover file コマンドでは、このパラメータはフォルダ/ファイルの復元先のローカルまたはネットワーク フォルダを指定します(ターゲット フォルダ)。パラメータ値の形式は、--loc パラメータと同じです。--target パラメータを指定しない場合は、バックアップから元のパスが再度作成されます。
recover ad_database コマンドでは、このパラメータは Microsoft Active Directory データベースと SYSVOL フォルダの抽出先のローカルまたはネットワーク フォルダ(ターゲット フォルダ)を指定します。パラメータ値の形式は、--loc パラメータと同じです。--target パラメータを指定しない場合、コマンドは失敗します。
export archive、export backup、または replicate backup コマンドでは、このパラメータは、アーカイブまたはバックアップのエクスポート先、またはレプリケート先を表します。パラメータ値の形式は、--loc パラメータと同じですが、export archive および export backup コマンドでサポートされない online:// は異なります。--target パラメータを指定しない場合、コマンドは失敗します。
コマンド: recover exchange_database
--target={original|disk|another_database|recovery_database}
recover exchange_database コマンドで使用可能なパラメータの値は次のとおりです。
選択したデータベースまたはストレージ グループは、元のパスに復元されます。パスはバックアップから取得されます。
選択したデータベースまたはストレージ グループは、トランザクション ログ ファイルとともに、ローカルまたはネットワーク フォルダに保存されます。この値を使用する場合、--disk_location パラメータを指定する必要があります。必要に応じて、--credentials パラメータを追加します。
選択したデータベースまたはストレージ グループは、新しいまたは既存のデータベースまたはストレージ グループに復元されます。一度に復元できるデータベースまたはストレージ グループは 1 つのみです。
この値を使用する場合、--destination_database パラメータを指定する必要があります。復元先データベースが存在しない場合、--database_location および --log_location パラメータも指定します。復元先ストレージ グループが存在しない場合、復元されているストレージ グループの各データベースに --log_location パラメータおよび --database パラメータと --database_location パラメータのペアを指定します。
選択したデータベース(ストレージ グループ)がリカバリ データベース(リカバリ ストレージ グループ)に復元されます。一度に復元できるデータベースまたはストレージ グループは 1 つのみです。
データベースを復元する場合、--database_location パラメータと --log_location パラメータを指定する必要があります。
ストレージ グループを復元する場合、このストレージ グループ内の各データベースに --database パラメータと --database_location パラメータのペアを指定する必要があります。復元先リカバリ ストレージ グループが存在しない場合、--log_location パラメータも指定します。
このパラメータを指定しない場合、コマンドは失敗します。
コマンド: recover exchange_mailbox
--target={original|pst}
recover exchange_mailbox コマンドで使用可能なパラメータの値は次のとおりです。
選択したメールボックス、パブリック フォルダ、およびそのコンテンツが、コマンドが実行される Exchange サーバーに復元されます。
Active Directory 内で有効にされた、対応するユーザー アカウントがないメールボックスは、復元中にスキップされます。
元のメールボックスが存在しない場合、自動的に作成されません。存在しないメールボックスを復元する必要がある場合は、前もって同じアカウントに新しいメールボックスを作成しておきます。
選択したすべてのメールボックスがスキップされた場合、コマンドは失敗します。
選択したメールボックス、パブリック フォルダまたはメールボックスのフォルダが、パーソナル ストレージ テーブル(.pst)ファイルに保存されます。この値を使用する場合、--disk_location パラメータを指定する必要があります。必要に応じて、--credentials パラメータおよび --outlookmachine パラメータを追加します。
このパラメータを指定しない場合、コマンドは失敗します。
コマンド: recover mssql_database
--target={original|disk|another_instance}
recover mssql_database コマンドで使用可能なパラメータの値は次のとおりです。
選択したデータベースは、元のパスに復元されます。パスはバックアップから取得されます。
この場合、データベースが復元される SQL Server インスタンスにアクセスするための資格情報は指定できません。そのため、インスタンスへの接続には Windows 認証が使用されます。SQL Server 認証が必要な場合は、another_instance の値と元のインスタンス名、元のデータベース ファイルのパス、--credentials パラメータを指定します。
選択したデータベースは、トランザクション ログ ファイルとともに、ローカルまたはネットワーク フォルダに保存されます。この値を使用する場合、--disk_location パラメータを指定する必要があります。必要に応じて、--credentials パラメータを追加します。
選択したデータベースは、指定したインスタンスに復元されます。
この値を使用する場合、destination_instance パラメータと database_location パラメータを指定する必要があります。 Microsoft SQL Server のアクセス認証の指定については、「SQL Server インスタンスへのアクセス」を参照してください。