復元先ボリュームの選択
使用できるボリュームのリカバリ先は、コンピュータで動作しているエージェントによって異なります。
復元先:
物理コンピュータ
Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Windows またはエージェント for Linux がインストールされている場合に選択できます。
選択したボリュームは、コンソールが接続されているコンピュータの物理ディスクにリカバリされます。これを選択した場合は、次に示す通常のボリューム マッピングの手順に進みます。
新しい仮想コンピュータ
- Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Windows がインストールされている場合
選択されたボリュームは、VMware Workstation、Microsoft Virtual PC、Parallels Workstation、または Citrix XenServer オープン仮想アプライアンス(OVA)のいずれかの新しい仮想コンピュータに復元されます。仮想コンピュータのファイルは、指定した場所に保存されます。
- Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Hyper-V またはエージェント for ESX(i) がインストールされている場合
これらのエージェントによって、指定した仮想サーバー上に新しい仮想コンピュータを作成できます。
新しい仮想コンピュータは自動的に構成され、ソース コンピュータの構成が可能な範囲でコピーされます。構成内容は、[仮想コンピュータの設定] セクションに表示されます。設定を確認し、必要に応じて変更します。
続いて、次に示す通常のボリューム マッピングの手順に進みます。
既存の仮想コンピュータ
Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Hyper-V またはエージェント for ESX(i) がインストールされている場合に使用できます。
これを選択した場合は、仮想サーバーとターゲット仮想コンピュータを指定します。続いて、次に示す通常のボリューム マッピングの手順に進みます。
リカバリ先のコンピュータは、リカバリ前に電源が自動的にオフになることに注意してください。手動で電源をオフにする場合は、[VM 電源管理] オプションを変更します。
ディスク/ボリューム
自動マッピング
「自動マッピングの動作」の説明のとおり、Acronis Backup & Recovery 11 によって、選択したボリュームの復元先ディスクに対するマッピングが試行されます。マッピングの結果に満足できない場合は、ボリュームを手動で再度マッピングできます。そのためには、逆の順番にボリュームのマッピングを解除する必要があります。つまり、最後にマッピングしたボリュームを最初に解除します。その後、以下の説明に従って、ボリュームを手動でマッピングします。
MBR のリカバリ先(ディスク番号): (マスター ブート レコードがリカバリ対象として選択されている場合)
ディスク番号
マスタ ブート レコードの復元先ディスクを選択します。
NT シグネチャ:
処理する MBR に含まれるディスクのシグネチャの処理方法を選択します。ディスクのシグネチャは、Windows および Linux カーネルのバージョン 2.6 以降によって使用されます。
復元先(ボリューム)(ドライブ文字):
[ディスク番号/ボリューム]
それぞれのソース ボリュームを復元先ディスクのボリュームまたは未割り当て領域に連続してマップします。
サイズ:
(オプション)復元するボリュームのサイズ、場所、およびその他のプロパティを変更します。