Windows におけるインストール方法

Acronis Backup & Recovery 11.5 Advanced Edition の各コンポーネントは、さまざまな方法でインストールすることができます。ご使用の環境のサイズおよび構造に基づき、このセクションで説明するインストール方法のいずれかを選択してください。

複数のインストール方法を組み合わせることも可能です。たとえば、管理コンソールと管理サーバーの対話型インストールを実行してから、リモートでエージェントを複数のコンピュータにインストールすることができます。

対話型またはウェブ ベースのインストールを使用することによって、あらゆるコンポーネントをインストールすることが可能です。その他のインストール方法は、主に、エージェントをインストールするためのものです。

対話型インストール

対話型インストールでは、自己完結型セットアップ プログラムを実行して、画面に表示される指示に従います。

利点: セットアップ プログラムに、Windows のすべてのコンポーネントが含まれています。

欠点: セットアップ プログラムのサイズが大きくなります。

使用例:

ウェブ ベースのインストール

ウェブ ベースのインストールでは、軽量のセットアップ プログラムを実行して、画面に表示される指示に従います。インストールの対象として選択したコンポーネントのみがセットアップ プログラムによって Acronis のウェブサイトからダウンロードされます。

利点: セットアップ プログラムのサイズが小さくなります。

欠点: 同じデータがインターネット経由で大量に転送される可能性があります(たとえば、複数のコンピュータにエージェントをインストールする場合)。このような欠点を克服するには、ネットワーク フォルダにダウンロードされたインストール パッケージを保存します。

使用例:インターネットへアクセスが低速な小規模のネットワークでエージェントをインストールできます(Acronis のウェブサイトから大きなセットアップ プログラムをダウンロードする必要はありません)。

リモート インストール

前提条件: 管理コンソールを事前にインストールしておく必要があります。

リモート インストールでは、複数のコンピュータにリモートでソフトウェアをインストールします。管理コンソールの [ようこそ] 画面から、または、管理サーバーにコンピュータを追加する際に実行できます。

利点: 管理者がインストールの実行を集中管理できます。エンド ユーザーが意識する必要はありません。

欠点: インストールの前に、インストール先のコンピュータで複数の準備手順を実行する必要があります。

使用例:

無人インストール

無人インストールでは、コマンドライン パラメータを指定してインストール パッケージ(.msi ファイル)を実行します。

利点: インストールを、スクリプトによって実行できます。

欠点: インストールの設定の難易度が高くなります(トランスフォーム、つまり .mst ファイルの作成が必要になる場合があります)。

使用例: Windows を稼動している多数のコンピュータにエージェントをインストールします。

グループ ポリシーを使用したインストール

グループ ポリシーを使用したインストールでは、グループ ポリシーを使用することによって、Active Directory ドメインにインストール パッケージ(.msi ファイル)を配置します。

利点: ドメイン全体で管理者が集中的にインストールを実行できます。インストールはシステム アカウントで実行されます。エンド ユーザーが意識する必要はありません。

欠点: インストールの設定の難易度が高くなります(トランスフォーム、つまり .mst ファイルの作成が必要になる場合があります)。コンピュータがドメイン内に存在している必要があります。

使用例: Active Directory ドメイン内の多数のコンピュータにエージェントをインストールします。

管理サーバーのウェブ ページからのインストール

前提条件: 管理サーバーを事前にインストールしておく必要があります。

管理サーバーのウェブ ページからのインストールでは、管理サーバーのウェブ ページに移動してソフトウェアをインストールします。インストール設定を指定する必要はありません。

利点:

欠点: コンピュータにソフトウェアをインストールする権限がエンド ユーザーに必要です(そのコンピュータに対するローカル管理者であるなど)。

使用例: