Acronis Backup & Recovery 11.5 を使用すれば、Microsoft Exchange Server のメールボックス サーバーの役割をバックアップすることができます。メールボックス サーバーには、メールボックスとパブリック フォルダがホスティングされています。このデータは、すべての Exchange 組織にとって、最も重要なデータです。
次に、製品の主要な機能の概要を紹介します。
Acronis Backup & Recovery 11.5 は Microsoft Exchange Server 2013 データベースのバックアップと復元を行うことができます。また、データベース バックアップから .pst ファイルへの、Exchange 2013 メールボックスとそのコンテンツの復元もサポートされています。以前の Exchange バージョンの、メールボックスレベルのバックアップの作成とメールボックスレベルのバックアップからの復元はサポートされていません。
この方法は、Exchange データベース ファイルの変更の監視に基づいています。最初の完全バックアップが取得された後は、続くすべてのバックアップはこのデータベースに対する変更をバックアップするだけで、データベース ファイル全体を読み取る必要はありません。この方法をデータの重複除外機能と組み合わせることにより、営業時間中や WAN を介して 1 TB 以上の大きなデータベースをバックアップできるようになります。
Acronis Backup & Recovery 11.5 は、SCC、CCR、および DAG クラスタ構成をサポートしています。運用への影響を最小限に抑えるため、アクティブ データベースではなく、データベースのレプリカをバックアップすることもできます。切り替えやフェールオーバーのためにメールボックスの役割が別のサーバーに移動されても、データの再配置はすべて追跡され、安全にバックアップされます。
継続的データ保護を使用することによって、Exchange データをほとんどすべての復元ポイントに戻すことができます。最新のトランザクション ログ ファイルが残っていれば、Exchange データを障害発生時点に戻すことができます。
バックアップは、Acronis Online Backup Storage、Acronis セキュア ゾーン、およびリムーバブル メディアを除き、Acronis Backup & Recovery 11.5 によってサポートされているすべての種類のストレージへ保存することが可能です。
Exchange Server データベース、またはメールボックスのバックアップを参照し、1 つまたは複数のメールボックスや、特定の電子メールのみを復元します。また、予定表のアイテム、メモ、タスク、日記のエントリを復元することもできます。
稼働中の Exchange Server へデータを復元するほか、次のような復元が可能です。