2016年10月24日(月) — 5 読了までの所要時間(分)
ユニバーサル ソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS) ストレージ インフラストラクチャー管理に最適な方法
SDSとは何か。
私たちにとって必要なものの頭文字をとったもの? 本当にそうでしょうか。私たちに必要なことは、基盤となるハードウェアとは別にストレージを管理するた めの方法なのです。ソフトウェア・デファインド・ストレージ(以下、SDS)です。
これは比較的新しい用語で、人々が同じようにこの言葉を使っているとは考えにくいです。しかしながら、簡単かつ基本的な定義は、SDSとは、データが継続 的な利用可能な状態で、高速なパフォーマンスで、高い効率性、そして制限されることのない拡張性と、コスト削減を実現するために、ハードウェアからスト レージソフトウェアを切り離すということです。
なぜSDSなのか?
ビッグデータは、SDSを受け入れるため動き出しています。2013年には世界のデータ総量は4.4ゼタバイトでしたが、2020年までには、44ゼタバ イト、約10倍にまで成長すると予測されています。2年ごとに倍増する予想です。この成長は、デジタル機器の使用者数の増加、オンラインビジネスを行う企 業の増加、そしてモノのインターネット(IoTを)によって増え続けているのです。さらにより多くの企業がデータの保管場所としてクラウドを活用している ことも要因の1つです。 -というのも所有するすべてのデータ、例えば分析データや、ビッグデータ、マーケティングコンテンツ、ウェブサイトのコンテン ツ、データベース、アプリケーション、バックアップ、ビデオ、画像、および他のデジタル化されたデータをオンサイトサーバーに保管するより、安価で安全で あるためです。
ですから、クラウドストレージ市場規模は、2021年に2016年から25.8パーセントので年平均成長率と推定されており、金額にすると2016年には 23.76億ドルから2021年には74.94億ドルに成長する予測です。
このすべてのデータは、記憶、管理、保護されなければなりません。すべてがきちんとされれば、より良いサービスや製品を提供することができます。SDS は、最もコストメリットが良く、ストレージ管理の面においても柔軟性の高い方法です。
爆発的なデータの増大は、企業にとってもストレージは不 可欠であり、すべてのデータを保護することが不可欠であり、さらに多くのストレージが不可欠になっていくのです。
SDS とユニバーサル SDSの違い
SDSを支える技術の種類は継続的に拡大しており、SDSの種類はこれに依存してきます。例えばAcronisなどのベンダーは、ユニバーサルSDSソ リューションを提供しています。
SDSソリューションとユニバーサルSDSソリューションとは何でしょうか?
多くのベンダーは選択されたユースケースとワークロードを満たすためのSDSソリューションを提供しています。それに対してユニバーサルSDSはすべての ユーズケースとワークロードに合わせて設計されています。
具体的には、
1. 実装ファイル、ブロック、およびオブジェクトの格納、あらゆるデータをストア出来る単一ソリューション
a. 仮想インフラやデータベースを格納するハードディスクドライブ(HDD)などのブロックストレージ
b. ファイル共有、バックアップ、仮想インフラ、および共有ホスティング用の共有ファイルストレージ
c. バックアップ、アプリケーションストレージ、静的なWebコンテンツのホスティング、オンラインサービスのストレージ、およびビッグ データのためのオブジェクト・ストレージ