バックアップ計画の作成時に、バックアップを保存する 1 番目のロケーションを指定します。さらに、次の設定を行うこともできます。
同様に、バックアップを 2 番目のロケーションから 3 番目のロケーションへコピーまたは移動できます。連続して 5 番目のロケーションまでのコピーまたは移動がサポートされています。
注意: このレプリケーションの機能は、Acronis Backup & Recovery 10 における [保存先の二重化] オプションに代わるものであり、機能が強化されています。
例:コンピュータをローカル フォルダにバックアップします。バックアップは、ネットワーク フォルダにすぐにコピーされます。元のローカル フォルダで、バックアップが 1 ヵ月間だけ保存されます。
この例を次の図に示します。
使用例
オンサイト(その場での復元)とオフサイト(ローカル ストレージの障害や自然災害などからのバックアップの保護)の両方でバックアップを保存します。
コストの高いストレージ領域を使い過ぎないようにするために、保持ルールに従って、高速ストレージから古いバックアップを削除します。
変更されたデータのみを勤務時間外に転送することでクラウド ストレージにアーカイブをレプリケートします。
バックアップにアクセスする必要性が高い間は、高速ストレージに保存します。次に、コストが低い長期保存用のストレージに移動します。これにより、データ保持に関する法的要件を満たすことができます。
夜間に、高速ストレージ上の管理対象格納域に対してバックアップを実行し、その後、日中に、Acronis Backup ストレージ ノードによって、そのバックアップをテープに移動します。
各種バックアップ スキームにおけるレプリケーションおよび保持
次の表に、各種バックアップ スキームで使用できるレプリケーションおよび保持ルールを示します。
バックアップ スキーム |
バックアップのコピー |
バックアップの移動 |
バックアップの削除 |
はい |
いいえ |
いいえ |
|
はい |
はい |
はい |
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はい |
いいえ |
はい |
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はい |
いいえ |
はい |
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はい |
はい |
はい |
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いいえ |
いいえ |
いいえ |
注意: