Сase study

Microsoft Azureとは? わかりやす く解説!完全ガイド

2017年の調査では、調査回答者の28%が購入または更 新する可能性が最も高いパブリッククラウドとして Microsoft Azureを挙げており、これはパブリッククラウ ドプロバイダーの中で最も高い割合となっています。こ のような結果を見ると、Azureに興味を持つ企業の数が 増え続けているのも不思議ではありません。 

AcronisCyber Protect Cloud

Cloud platforms chart

あなたの会社がどのようにAzureの利益を受け、そのサービスを最大限に活用でき るかを含め、Azureについてもっと知りたいと思っているなら、あなたは正しい場 所にいます。この包括的なガイドでは、「Microsoft Azure とは何か」から、 Microsoft Azure のハイライトの一部を説明する完全な Microsoft Azure チュートリ アルビデオなど、基本的なことからそれ以上のことまでをカバーしています。 

この広範なガイドの中で、あなたが最も興味を持っている部分は、以下の目次を 使って、ご自由にスキップしてください。また、読み終わった後にご不明な点があ れば、遠慮なくお問い合わせください。

Table Of Contents

第1章:Microsoft Azureの紹介 
第2章: Microsoft Azureの機能 
第3章:企業におけるMicrosoft Azureの活用方法 
第4章:Microsoft Azureチュートリアル 
第5章:Microsoft Azureのベストプラクティス 
Microsoft Azureの基本を超えて 

第1章 Microsoft Azureの紹介 

Microsoft Azureとは? 

Microsoft Azureとは何かと聞かれるたびに、最もシンプルな答えはこの次です。 Azureは、サーバー、ストレージ、データベース、ネットワーキング、分析など、 ビジネスがコンピューティング業務のすべてまたは一部を仮想的にに実行するため に必要なものをすべて提供できるクラウドコンピューティングプラットフォームで す。 
従来、企業が利用可能の唯一の選択肢は、サーバー、ディスクストレージ、イーサ ネットスイッチなど、コンピューティングに必要な物理的なハードウェアを構築し て管理することでした。しかし今日では、企業はAzureのようなすべてのコン ピューティングハードウェアを購入して管理するパブリッククラウドコンピュー ティングプラットフォームを利用することができます。これは、企業が必要に応じ てハードウェアリソースを効果的に「レンタル」できることを意味します。
アプリケーションの構築、デプロイ、および管理といった業務に必要なサポートを 得るために、Azureのサービスの中から選択することができます。これらのサービ スレベルについては、第 3 章で詳しく説明します 。また、コンピューティングリ ソースをレンタルしているので、これらの活動に付随する物理的なハードウェアに 関連した専任の IT 部門のようなコストや非効率性がありません。また、第2章で説 明するコストと効率性以外にも多くの利点があります。 
今日、多くの企業がクラウドコンピューティングとオンプレミスのデータセンター を組み合わせて利用することを選択しています。中には、ニーズや要件に応じて複 数のクラウドコンピューティングサービスを利用している企業もあります(この記 事では、マルチクラウドコンピューティングの将来像について詳しく解説していま す)。そのため、コンピューティング環境を劇的に変えることに不安を感じている 人や、生涯にわたって1つのサービスプロバイダーと契約しているように感じてい 
る人も、心配する必要はありません。それよりも、お客様のニーズとの関係でクラ ウドコンピューティングの実行可能性を判断することに集中してください。多くの 場合、クラウドと既存のオンプレミスの設定を組み合わせて設計することが、ボー ルを軌道に乗せるための最良の方法です。 

Microsoft Azureを使っているのは? 

あらゆる規模の企業がパブリッククラウドの利用に価値を見出し、その多くが Azureを選択しています。実際、Azureはフォーチュン500社の85%の企業で利用さ れています。 
Azureは、多くの中小企業にとっても魅力的です。その理由の1つは、中小企業が機 器のための莫大な設備投資を避けることができるからです。また、小規模な組織で は、社内にサポートを提供できる専門家がいない場合があるため、アップグレード やメンテナンスの負担が軽減されます。また、Azureを使用することで、コン
ピューティングリソースの追加や削除を数時間や数日で簡単に行うことができるた め、従来のオンプレミスのデータセンターでは得られなかった柔軟性が向上しま す。 

Azureを使用した場合、私のデータはどこに保存されま すか? 

クラウドコンピューティングを行っている場合、データは自社のサーバーに保存さ れなくなります。では、正確にはどこに保存されているのでしょうか? 
MicrosoftはAzureユーザーのデータの物理的なストレージを管理しており、世界中 にある100以上のMicrosoftのデータセンターのうちの1つ以上に保存されることを意 味します。Microsoftが管理するデータセンターは、下の地図にあるように現在36の 地域にあり、その数は今後も増えていくと思われます。 

Hyper scale infrastructure datacenters

通常、データを保存する地域を指定することができます。一般的には、ユーザーが いる場所の近くにデータを保存することをお勧めします。データがユーザーから離 れた場所に保存されるほど、ユーザーはより多くの待ち時間を経験します。データ をすぐに利用できるようにするために、Azureはレプリケーションと呼ばれるプロ 
セスを使用して、データの複数のコピーを保持して管理します。例えば、同じ場所 に2つのコピーを保存するか、複数のコピーを複数の地理的な場所に保存するかな ど、レプリケーションをどのように処理するかを選択します。 
非常に多くの企業がデータに関して特定のコンプライアンス基準に拘束されている ため、Azureは、HIPAA、ITAR、そして2018年5月25日現在ではGDPRのような一 連の包括的なコンプライアンス対応を提供しています。Microsoftのウェブサイトで コンプライアンスの全リストを見る。

Azureでデータは安全ですか? 

セキュリティは、Microsoft Azureを含むすべての主要なパブリッククラウドサービ スの優先事項です。特にMicrosoftは、最近のAzureセキュリティセンターの拡張に より、この問題にフォーカスしています。 
Azure Security Centerは、セキュリティ上の脆弱性や脅威がないか、Azureリソース を監視できる管理ツールです。高度な分析機能を使用して、ハイブリッドクラウド のワークロード全体で潜在的に悪意のある行為を検出し、潜在的な修復ステップを 推奨します。その後、これらのステップを評価し、必要なアクションを取ることが できます。Security Centerは、Microsoft Azureのサブスクリプションに含まれてお り、メインポータルからアクセスできます。(Security Centerへのアクセス方法が記 載されている第4章のMicrosoft Azureチュートリアルを参照してください) 
ただし、Security Centerの一部のみが無料で利用できることに注意してください。 また、無料版ではクラウドリソースのセキュリティ状態を可視化することはできま すが、その他の面ではかなり制限されています。より高度な脅威検知機能を利用す るには、有料の「スタンダード」層にアップグレードする必要があります。 
プロセスに複雑さを加えることなく、Microsoftクラウ ドのセキュリティとコンプライアンスを確保に! Acronis Cloud Securityの仕組みについては、こちら をご覧ください。 
また、AzureはData Encryption at Restを提供しています。これは、データが永続化 される際に、データを暗号化するものです。これは、対称暗号を使用して、大量の データを素早く暗号化・復号化します。
組織のデータのセキュリティを保護する責任を持つITプロフェッショナルであれ ば、いくつかの代替セキュリティオプションを検討したいと思うでしょう。CSO Onlineでは、「多くの人が考えていることとは逆に、クラウドにおける企業データ の保護の主な責任は、サービスプロバイダーではなく、クラウドの顧客にある」と 指摘しています。そのため、自社のクラウドセキュリティを十分に理解し、どのよ うに積極的に管理できるかを確認しておく必要があるでしょう。アクロニスは、お 客様のMicrosoft Azureクラウドを保護するためのクラウドセキュリティを提供して います。詳細については、第4章のMicrosoft Azureチュートリアルビデオをご覧く ださい。 
Microsoft Azureをご紹介したところで、次のステップとして、Azureがお客様とお 客様のビジネスのために何ができるのかを理解することにしましょう。 

第2章 Microsoft Azureの機能 

Microsoft Azureがどのようなもので、どのように機能するのかを知れば、多くの企 業がAzureを利用している理由を想像するのは難しくありません。私の経験では、
企業がAzureへの移行を決断する理由はいくつかあります。Azureには非常に多くの 機能があり、そのすべてを1つのブログ記事で詳細に説明することは不可能に近い でしょう。以下では、大多数の企業にとって最も関連性の高い6つの機能を紹介し ます。 

ディザスターリカバリー 

インフォメーション・テクノロジー・インテリジェンス・コンサルティング社の最 近の調査によると、79%の企業が 「ミッションクリティカルなハードウェア、オペ レーティングシステム、主要なビジネスアプリケーション 」に対して、最低でも 99.99%のアップタイムを要求していることがわかりました。また、この調査データ によると、47の垂直市場における企業の81%が、ダウンタイムの1時間あたりの平 均コストが30万ドルを超えると見積もっています。また、回答企業の3分の1が、1 時間のダウンタイムで100万ドルから500万ドル以上のコストがかかると回答してい ます。ほとんどの企業がディザスタリカバリの優先順位を高くし、より簡単な方法 を模索しているのも不思議ではありません。 
Azureでは、強力なディザスタリカバリソリューションを得ることができ、従来の コンピューティング環境よりも手頃な価格で提供されます。Azureでは次のような ことが可能です。 

  • データストレージ用の複数のデータセンターがあり、世界中のさまざまな場 所にクラウドサービスを展開することができます。
  • Azure Site Recoveryは、障害または中断時に重要なビジネスアプリケーショ ンをプライマリサイトからセカンダリサイトに複製することで、オンライン状 態を維持することができるサービスです。 
  • Azure Traffic Managerは、リージョン固有の障害が発生した場合に、あらかじ めお客様が設定した別の場所へのネットワークルーティングを自動化するもの です。
  • 3倍のデータレプリケーション。これは、Azureに保存されているすべての データが、シングルデータセンターまたはセカンダリデータセンターに3回コ ピーされることを意味します。 

柔軟性 

ECサイトを運営されている方は、休日の繁忙期に大きな作業量を処理していません か?あるいは、会計事務所を運営していて、年初の数ヶ月間に使用量がピークに達 することもあるでしょう。いずれにしても、大量のワークロードをサポートするた めの追加容量は、何があってもシステムに組み込まなければなりません。特に、オ ンプレミスのデータセンターでは、大量のハードウェアを追加購入し、年間を通じ てメンテナンスを行う必要があります。クラウドを利用すれば、リソースベースを 仮想的に拡大し、使い終わったらすぐに縮小することができます。さらに、必要な リソースにのみ費用を支払うことができ、使われていない時にお金を無駄にするこ ともありません。 
Azureには、コンピューティング環境の減少や調整によるメリットを判断するのに 役立つクラウドリソースの利用状況を監視・分析するツールが組み込まれていま す。また、変更が必要な場合は、数秒で変更することができます。 

Microsoft Azure screenshot

開発ツール 

従来、オンプレミスのコンピュータ環境では、開発やテストのための余地があまり ありませんでした。そのため、企業は開発のために新しいハードウェアやソフト ウェアを購入したり、システムに十分な余裕ができるまで開発作業を先送りしたり しなければなりません。その結果、生産性が低下し、イノベーションが減り、コス トが増大します。
一方で、Azureは開発に最適なところでもあります。開発者は、必要なユーティリ ティーコンピューティングと呼ばれるリソースに対してのみ料金を支払うので、新 しい機器を購入することなく、可能な限りのシナリオを構築し、テストを実行する ことができます。さらに、開発者はさまざまなテンプレートやサービス、ソリュー ションにすぐにアクセスできるため、新しいイノベーションを市場に投入するまで の時間を短縮することができます。 
Azure DevOpsの機能には以下のものがあります。 

• MicrosoftのVisual Studio Team Servicesは、開発チームのコラボレーションを支 援するサービス群で、5ユーザーまでは無料で利用できます。この機能により、 チームは作業項目の整理やソースコードの管理などを行うことができます。 

• Jenkins、Chef、Terraform、Ansibleなど、他の従来のDevOpsツールとの統合が容 易。 

Azure DevTest Labsは、開発者やQAチームがAzureでコスト効率の高いテスト環 境を迅速に構築することを支援するサービスです。 

コスト効率 

Azureや他のパブリッククラウドプラットフォームの最大のメリットの1つは、その コスト効率の良さです。コスト面でAzureが実用的である理由は、主に3つありま す。 

• オンプレミスやリモートのデータセンターを構築するための多額の初期投資も必 要ありません。また、クラウドを利用することで、将来的な開発や作業量の増加に 備えてソフトウェアを追加購入する必要もありません。また、ほとんどのコン ピュータハードウェアのライフサイクルは2〜3年であるため、ハードウェアを買い 換える必要もありません。

• サービスコールや保証更新に伴うコストを回避することができます。 

• Azureでは、使用した秒数ごとに課金され、端数は切り捨てられるため、必要な リソース以外の費用はかかりません。詳細は、Azureの価格ページをご覧くださ い。 
お使いのAzureリソースを保護する、よりコスト効率の 高い方法をお探しですか?Acronis Cloud Securityの 試用版をダウンロードして、他のセキュリティ・ソ リューションよりも優れた性能をご自身でご確認くだ さい。 

Looking for a more cost-efficient way to secure your Azure resources? Download a trial of Acronis Cloud Security to see for yourself how it outperforms other security solutions.

これらのMicrosoft Azureの機能は、最大限のコスト削減を実現するために不可欠で す。 

• Azure Cost Management は、マルチクラウド戦略を採用する企業向けに特別に設 計されたSaaSソリューションで、クラウドの利用を監視、割り当て、最適化する 機能を提供します。クラウドの価格設定や課金が複雑であることもあり、クラウド の利用は組織にとって1番の懸念事項です。実際、2017年の報告書によると、ユー ザーは推定100億ドルのクラウド利用を無駄にしていることが判明しており、この ツールの価値は非常に高いものです。 

• Azure Reserved VM Instances (RIs) (RI)は、物理マシンのシミュレーションを提供す る仮想マシンを、1年または3年の期間で予約できます。予約を購入すると、VMを
実行する際に割引が適用されるため、コスト削減につながります。また、予算を立 てるために、ある程度の価格予測が可能になります。 

• Azure価格計算機は、Azureのセットアップにかかる費用を把握するためのツール です。コンピューティング、ネットワーク、データベース、アナリティクス、開発 ツールなどの変数を調整して、コストにどのような影響を与えるかを確認できま す。これらの数値をオンプレミスに支払っている金額と比較して、ROIの計算を始 めることができます。企業がクラウドのROIをどのように計算しているかについて は、こちらの資料をご覧ください。 

リソースへの容易なアクセス 

Azureのクラウドコンピューティングサービスにより、IT部門は、オンプレミスの データセンターでは通常利用できない膨大な数のリソースにアクセスすることがで きます。例えば、多くの先進的な企業は、より良い意思決定を可能にするために、 機械学習や自動化をデータ分析に適用しようとしています。Azureを使えば、デー タサイエンスの専門知識やコストのかかるリソースを必要とせず、これらの機能を システムに簡単に組み込むことができます。また、従来のコンピューティング環境 では、立ち上げに一連のルールを必要とするLinuxサーバーを導入したい場合もあり ます。これは、完了するまでに数時間から数日かかることもあります。しかし、 Azureを使えば、5分もかからずにLinuxサーバーを立ち上げることができます。 

ビジネスのアジリティを向上させるために、Azureには以下のような機能がありま す。 

- Azure Quickstart Templatesは、何百ものAzureリソースをいつでも迅速かつ一貫 して展開するのに役立ちます。
- Azure Marketplaceは、Azureのデータセンターアプリケーションのアプリストア で、欲しいクラウドソフトウェアを簡単に見つけ、試し、その場で展開することが できます。Marketplaceは、Azureの中でも特にお気に入りのところです。 
- Azure Machine Learning ServicesとAzure AI Platformは、人工知能アプリケーショ ンの構築を支援します。 
Microsoft Azureの基礎知識と、それがどのようにビジネスに役立つのかを理解した 上で、Azureで提供される3種類のサービスを見ていき、自社のニーズに最適なサー ビスを判断していきましょう。 

第3章 企業におけるMicrosoft Azure の活用方法 

どの企業も同じようにAzureを使用しているわけではないので、組織内でどのよう にAzureを使用するのが最適なのかは、企業の特定のニーズによって異なります。 Microsoft Azureの基礎知識を詳しく説明したので、あなたは以下のことを疑問に思 うかもしれません。 

- Azureに移行するビジネス機能をどのように決定すればよいのでしょうか? - 移行のタイミングはいつがよいのでしょうか? 
- Azureのサービスについては、どのような選択肢がありますか?
この章では、決定に役立つ様々なレベルのオプションについて説明します。

 Microsoft Azure: クラウドサービスモデルの基礎知識 

インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス(IaaS)について 

急速に普及している最も基本的なサービス群は、IaaS型クラウドコンピューティン グモデルです。 
IaaSを従来のオンプレミス型データセンターと比較してみましょう。オンプレミス では、ビジネスアプリケーションから仮想マシンやネットワークまで、データセン ターのすべてのコンポーネントを管理するのはお客様の責任です。 
Azure IaaSサービスを利用すると、完全にコントロールできるようクラウド上の サーバーにデータを置くことになります。物理的なハードウェアを維持すること は、Microsoftがサーバーの面倒を見てくれるので問題ありません。また、ハードド ライブの故障やハードウェアのメンテナンスに伴う費用を心配する必要もありませ ん。ただし、仮想マシンとその操作機能の監視、管理、パッチの適用などは必要に なりますので、非常にハンズオンなアレンジになります。つまり、IaaSとは、一般 的なオンプレミス型のクラウドサービスでありながら、自分の好きなアプリケー ションを自由に実行できるモデルなのです。

Cloud models for Windows Azure

プラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)について 

PaaSは、クラウドサービスモデルの次のステップであり、アプリケーションを展 開するためのプラットフォームです。PaaSを利用している間、あなたの責任は特 定のアプリケーションとデータベースを管理することであり、Microsoftはミドル ウェア、オペレーティングシステム、VM、サーバー、ストレージ、ネットワーク 
など、アプリケーションを実行するために必用なすべてのサービスを提供します。 したがって、アプリケーションの成功に対する責任は、お客様の組織とMicrosoftの 間で共有され、両者が重要な要素を提供します。 
PaaSに移行することで、アプリケーションをサポートする運用機能の維持ではな く、アプリケーションの開発に時間を割くことができます。PaaSを利用する企業 の多くは、WordやOutlookのように、ブラウザではなく別のコンソールウィンドウ で動作するような、従来の一枚岩のコンソールベースのアプリケーションを、Web ベースのアプリケーションに変えたいと考えているからです。 
しかし、PaaSへの移行を決断するかどうかにかかわらず、必要な投資を検討する 必要があります。アプリケーションの規模や複雑さによっては、この変更を実行す るために開発チームを雇う必要があるかもしれません。 

ソフトウェア・アズ・ア・サービス(SaaS)について

Azureを利用したSaaSは、すべてのインフラとIT機能を処理し、SaaSアプリケー ションはAzureの上のクラウドで実行されます。これはプラットフォームではな く、Office 365、Salesforce、Basecampなどのように、実際のアプリケーションそ のものです。アプリケーションの下にあるものはすべて自動化されており、たとえ ばVMへのパッチ適用なども自動化されています。 
PaaSからSaaSへの移行を検討するのは、ほとんど何もしないで済むようにしたい 場合です。SaaSへの移行は、高度に自動化されたインターネット経由でアクセス 可能なアプリケーションで、特定の基本的なオペレーティングシステム(OS)や 特定の種類のミドルウェアへの依存性がない場合に最適です。例えば、Windows 2008 R2以前のバージョンなど、Azureではサポートされていない古いOSに依存し ているアプリケーションの場合、PaaSからSaaSへの移行を成功させるには、より 複雑なレベルの開発が必要になります。 

クラウドレベル間の移行について 

クラウドレベルから次のレベルへの移行には時間とリソースがかかるため、クラウ ドレベルから次のレベルへの移行を決定する唯一のシナリオやイベントはありませ ん。アプリケーションのニーズを理解することが重要です。ここでは、お客様に とって何が正しいのかを判断する際に考慮すべき点をいくつかご紹介します。 

  1. 1. 自分のデータをコントロールできていますか? 
  2. データに関連して満たさなければならないコンプライアンスはありますか?
  3.  サーバーではなく、ソフトウェアの構築に時間を割きたいと考えているので しょうか? 
  4. アプリケーションのために、基盤となるハードウェアやソフトウェアをカス タマイズする必要がありますか? 
  5.  ITスタッフの人数はどのくらいですか? 
  6. あなたはスタートアップや小さな会社で、開発期間が短いですか?

サービスを自由に組み合わせることができるのがAzureの魅力のひとつです。例え ば、あるワークロードはIaaSアプリケーションのままで、あるワークロードは PaaSに移行するなど、時間をかけてゆっくりとワークロードを変更していくこと ができます。クラウドへのアプローチは企業ごとに異なります。 
重要なのは、IaaSからSaaSへとクラウドのレベルが上がるほど、自動化が進み、 アプリケーションが人為的なエラーを起こしにくくなるということです。例えば、 IaaSアプリケーションがあったとしても、OSのパッチに対応していなければ、ア プリケーションは遅かれ早かれ故障するか、セキュリティ上の問題を抱えることに なるでしょう。一方、Microsoftがパッチ適用を担当していれば、自動的にパッチが 適用されるので、ミスが少なくなります。 
Azureの基本を学んだところで、Microsoft Azureのチュートリアルを見る準備はで きていますか?Azureのハイライトを説明し、AcronisがどのようにAzureへの移行 を成功させることができるのかを覗いてみましょう。 

第4章 Microsoft Azureチュートリア ル 

Microsoft Azureポータル、リソースグループ、Marketplaceについては、こちらの ショートビデオをご覧ください。

第5章 Microsoft Azureのベストプラ クティス 

Azureを使い始めたら、プラットフォームの恩恵を最大限に受けるために、従うべ きベストプラクティスがいくつかあります。 

投資効果を最大限に高めるために、クラウドへの移行を行う前に、以下のMicrosoft Azureの基礎知識をどのように扱うかを検討してください。 

• - データ移行。ビジネスアプリケーションの詳細とAzureの機能を理解していれば、 移行を成功させる可能性が高くなります。フロントエンドサービスを間接的にサ ポートし、実際のデータを持たないなどのようなアプリケーションは、移行ではな くクラウド上で簡単に再構築できるものがあります。例えば、既存のファイア ウォールをAzure IaaSに移行する際に、Azure Marketplaceのファイアウォール PaaSを利用した方が便利だったのに、時間とリソースを無駄にしてしまうことが あります。利用可能なオプションに精通していれば、作業が容易になり、長い目で 見れば時間の節約になります。 

• クラウドアクセス管理。管理者はAzureリソースにアクセスする必要があります が、データ保護のためには何らかのゲートキーピングが必要です。多くの専門家 が、従来の一要素認証は信頼できないとしており、より強力なレベルの保護が求め られています。Azure Multi-Factor Authenticationは、Microsoftの2段階認証ソリュー ションです。この機能では、アクセスを要求するユーザーに対して、「知っている もの」(パスワードなど)、「持っているもの」(携帯電話など)、「自分自身」 (指紋など)のうち、2つ以上の認証方法を要求します。アプリケーションへのア クセスを管理するために、Azureでこの機能を有効にすることをお勧めします。 

• リソースの管理。Microsoftでは、リソースを「Azureで利用できる管理可能なアイ テム」と定義しており、仮想マシン、データベース、仮想ネットワークなどがこれ にあたります。リソースに定義する設定を与えて、すべてのリソースを把握するこ とが重要です。そのためには、Azure Resource Managerを活用しましょう。リソー スの追跡と管理に必要なツールが用意されています。例えば、Resource Manager では「リソースグループ」を作成することができます。リソースグループは、IaaS 、PaaS、SaaSなど、さまざまなAzureソリューションの関連リソースを保持するコンテナのようなものです。リソースグループは、互いに組み合わせて、監視、ア クセス制御、課金管理が簡単にできるように配置されます。ほとんどのアプリケー ションは、多くのリソースで構成されており、それぞれが完全な可視性を提供しま す。 

• クラウドのセキュリティ セキュリティはビジネスの最優先事項であり、クラウド に移行する前に戦略を立てておく必要があります。AzureやAWSなどのクラウドプ ラットフォームでは、AzureのSecurity Centerのようなツールを提供して物理的な データセンターやサーバーハードウェアを保護し、ワークロードの保護を支援して いますが、仮想マシンやアプリケーションの稼働を維持するのはお客様次第です。 AcronisのSmart Firewall for Azureは、より包括的なセキュリティを提供し、管理を 容易にします。この直感的なアプリケーションは、Azureポータルを使用せずに、 
ファイアウォールルールの設定、ロギング、課金を単一のコンソールに統合しま す。実際、アクロニスによるファイアウォールルールの作成と適用のプロセスは、 他のセキュリティソリューションに比べて最大5倍高速です。また、ファイア ウォールをAcronis Cloud Securityと組み合わせて使用することで、ログの保持と分 析を活用し、セキュリティコンプライアンスの義務を果たすことができます。 Acronisのセキュリティソリューションの詳細は、当社のウェブサイトでご覧いただ けます。 

Microsoft Azureの基本を超えて 

Microsoft Azureは急激な成長を遂げており、今後も新しい機能やサービスを開発し ていく予定です。すでにMicrosoft Azureを利用している多くの企業の仲間入りをし たいとお考えの方は、この概要がお役に立てれば幸いです。 
MicrosoftクラウドソリューションのリーディングプロバイダーであるAcronisは、 Azureを使ったビジネスの成功を支援します。アクロニスの管理およびセキュリ ティソフトウェアは、パワフルで使いやすいソフトウェアです。このソフトウェア は、お客様のITチームや仮想化チームがクラウドリソースを管理、保護、監視する ためのシンプルな方法を提供するために特別に設計されました。また、既存の仮想 マシンを迅速かつ容易にAzureに移行することも可能です。 
当社のソフトウェアソリューションについてのご質問や、お客様のビジネスの成功 を支援するための当社のサービスについての詳細をお知りになりたい場合は、ご遠 慮なくご連絡ください。
編集部注:この記事は2018年3月に掲載されたものですが、正確性と完全性を考慮 して全面的に刷新され、更新されました。