2009年11月10日
プレスリリース

Acronis True Image Echoの新バージョン、Acronis Backup & Recovery 10を発表

バックアップ及び災害復旧の簡素化を実現

アクロニス・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:村上督)は、本日、バックアップと災害復旧製品群である「Acronis Backup & Recovery 10」を発表しました。本製品群は、エンタープライズ系ソリューションであるAcronis True Imageの次世代型ソリューションであり、独自の最先端ディスク・イメージング・テクノロジ及びベアメタル・テクノロジを基に開発され、「データ重複除外機能」、「強化された仮想環境サポート機能」、および「集中管理機能」を搭載しています。

Acronis Backup & Recovery 10は、データ重複除外機能を搭載し、重複するデータのバックアップ・コピーを除去することにより、必要なストレージ容量を最大90%削減します。重複除外機能は、高コストが原因により大企業にしか採用されませんでした。その様な中、本製品は、業界水準最高のコスト効率を誇るソフトウェア重複除外ソリューションを低コストにて提供します。

Acronis Backup & Recovery 10は、MicrosoftまたはLinuxベースの任意のサーバやワークステーションに対してバックアップおよび復元を実行し、障害が発生する前の動作状態に完全に復元させます。本製品は、オペレーティング・システムまたは個別アプリケーション、アップデート、設定、データなどを含むハードディスク全体をバックアップ及び復元の対象としています。

Acronis Backup & Recovery 10は、VMware、Microsoft Hyper-V、Citrix Xen source、およびParallelsが提供する仮想環境をサポートしています。本製品は、新しいホストベースの仮想マシン(VM)バックアップ・エージェントを搭載しています。VMバックアップ・エージェントは、各VMにクライアントのインストールをさせることなく、VMware ESXおよびMicrosoft Hyper-V APIを通じて稼働中のVMのバックアップと復元をすることができます。本製品は、物理/仮想環境の両面における一元管理と自動化を可能にさせる単一ソリューションを企業に提供します。これにより、企業は簡単にバックアップと災害復旧の作業をできます。また、本製品に追加された新機能は、物理環境から仮想環境へのシステム移行を可能とします。

Acronis Backup & Recovery 10は、分散型ITシステムおよびインフラストラクチャに対応したポリシーベースの集中管理機能を搭載し、バックアップ及び復元に費やす時間を削減させます。また、本ソリューションは、数千台規模のマシンに対応を可能にする拡張性を有しているため、世界規模のバックアップ戦略の設計が容易に行えます。

アクロニスの製品は、企業による「ハードウェアへの支出削減」のニーズに対応します。管理者は、本製品を使用することで、追加投資をすることなく、既存のプラットフォームを活用することができます。また、Acronis Backup & Recovery 10 Universal Restoreオプションは、異なるハードウェアにシステムの復元を可能にするため、同一のスタンバイ・ハードウェアを設置する必要が無くなります。

アクロニス、社長兼CEO、Jason Donahueのコメント:

「当社は、大企業のニーズに的確に応えるため、市場拡大を目指すと同時にこれまでにない特徴および機能を搭載した製品を中小企業向けに提供し続けています。当社は、アクロニス製品ライン全体のブランド名を変更し、Acronis Backup & Recovery 10が、既に成功を収めているAcronis True Image製品群に比べはるかに優れた機能を提供することを強調します。アクロニスの製品は、業界最高水準の利便性を誇るバックアップおよび復元のアプリケーションでありつづけます」

Acronis Backup & Recovery 10のメリット:

· データ重複除外機能によりストレージ容量とネットワーク帯域を大幅に節約

· 分散型システムの集中管理

· 仮想環境のサポート強化

· インストール、使用、保守を容易にすることにより運用コストを削減

Acronis Backup & Recovery 10の新機能

· 数台から数千台までのマシンに対応を可能にする拡張性

· 仮想マシンの3つのバックアップ方式を含む、仮想環境サポートの強化:ファイル、ボリューム、仮想ディスク、および仮想マシン全体のエージェントレス、VCB、またはエージェントベースのバックアップと復元を、すべて集中管理コンソールから管理

· データ重複除外機能により、ストレージ容量とネットワーク帯域幅を節約

· ローカル・システムおよびリモート・システムに対するポリシーベースの集中管理

· ローカル管理用または集中管理用ダッシュボードに、すべてのバックアップ操作を表示

· 既存のストレージ・リソースの効率的な利用(テープへのバックアップ操作に対応するためのRSMサポートの強化など)

· バックアップを開始する各種のイベントと条件に対応する高度なスケジュール管理機能

· バックアップ操作の高度なデータ・セキュリティ(ユーザーの認証やデータの暗号化など)

· Acronis True Image Echoとの下位互換性

Acronis Backup & Recovery 10製品群の各製品名

· Acronis® Backup & Recovery 10 Advanced Server:

   ネットワーク上にあるワークステーションとサーバの集中管理

· Acronis® Backup & Recovery 10 Advanced Server Virtual Edition:

   VMware、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer、Parallels向け

· Acronis Backup & Recovery 10 Server for Windows:

   Windowsサーバのローカル管理

· Acronis Backup & Recovery 10 Server for Linux:

   Linuxサーバのローカル管理

· Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Server SBS Edition:

   Microsoft Windows Small Business Server環境向け

· Acronis Backup & Recovery 10 Advanced Workstation:

   ネットワーク上にあるワークステーションの集中管理

· Acronis Backup & Recovery 10 Workstation:

   ワークステーションのローカル管理

Acronis Backup & Recovery 10 オプション

· Acronis Backup & Recovery 10 Universal Restore

(Server for Linuxを除くすべてのエディションで使用可能):異なるハードウェアへの復元

· Acronis Backup & Recovery 10 Deduplication

(Advanced Editionでのみ使用可能):重複データの除去

なお、本製品の販売は、販売パートナーである株式会社ラネクシーを通じて行います。アクロニスはこれからも 日本市場において当社バックアップ製品のエンタープライズ市場における更なる浸透と導入を精力的に 推進すると共に、当社販売パートナーと連携し、顧客サポート体制を強化する予定です。



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界中に45の拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications