2012年12月3日
プレスリリース

総合 IT サービスプロバイダー、エヌケー・テック社、Acronis vmProtect 7 で安全、迅速な仮想環境のバックアップを実現

2 拠点データセンター間での仮想 OS の移行ツールとして、Acronis vmProtect 7 を活用し、BCP 体制を強化~

【2012 年 12 月 3 日付プレスリリース】

物理環境、仮想環境、クラウド環境に対応し使いやすさを追求したバックアップと復元のソリューションを提供するリーディングカンパニーであるアクロニス社(本社:米国マサチューセッツ州/日本:東京都港区、代表取締役 村上督、以下:アクロニス)は、エヌケー・テック株式会社(所在:福島県郡山市 / 社長 内藤清吾)が節電およびデータ増によるサーバ数増大への対応として、全システムを仮想環境に移行後、サーバ上のデータを保護するために、Acronis vmProtect 7 を導入したことを発表します。

<導入背景と課題:データ量の増加に伴い電力不足に。仮想化を採用したが、バックアップ体制に課題>

エヌケー・テック株式会社は、「インターネット」という言葉が一般にあまり認知されていなかった 1997 年からホームページの制作に取り組み、主に福島県内の一般企業、官公庁や各種団体向けに、多種多様な IT の「ワンストップ」サービスを提供してきました。しかし、近年のデータ量の増加に伴い、ホスティングユーザ数、サーバ数が増加の一途をたどり、節電への対応が大きな課題でした。

同社は、自社で自家発電機を有し、電力の生成を独自で行っていましたが、供給できる電力量の上限に達する状況となり、仮想化技術を採用しました。エヌケー・テックは、仮想環境への移行後、サーバ数を 40 台から 5 台に縮小させると共に(40 の仮想 OS を搭載)、40 % の電力削減を実現しました。しかし、同社は、Raid10 では HDD を取り外し、バックアップするといった、単純な方法ではバックアップができず、以下の課題を抱えていました。

  • 仮想環境では、いままでのバックアップ手法が適応せず、バックアップと復元の体制が複雑化
  • 無料のバックアップツールでは、バックアップ時間の指定ができず、バックアップ開始、終了時間の把握が不可
  • 不安定な動作により、バックアップデータが壊れ、再構築の必要性が浮上
  • Windows/Linux が混在する環境
  • Free BSD のバックアップに課題

<ソリューション:バックアップだけではなく、BCP を実現するための仮想 OS の移行ツールとしても活用>

エヌケー・テックは、上記記載の課題を解決するため、Acronis vmProtect 7 を導入しました。同社では、当社のソリューションを導入することにより、仮想環境に最適なバックアップ体制を構築することができ、上記の課題をすべて解決することができました。特に、Free BSD などサポート対象外のものも、ファイル復元はできなくとも、バックアップが問題なく取れ、大切なお客様のデータを保護することができました。また、同社では、バックアップデータを異なるサーバへ復元することが無制限に可能な vmProtect 7 を活用することで、拠点間(郡山、白河)で仮想 OS の移行を実施し、BCP の強化を実現しています。

<導入評価ポイント>

  1. 簡単、シンプルにバックアップ:
    仮想ホストにインストールするだけで、すべての仮想OSのバックアップが一元的に実行、管理が可能。バックアップ開始時間も指定でき、終了次第、メールで終了のお知らせもあり、管理者の労力を削減。
  2. Windows / Linux が混在している環境に対応:
    Windows 系、Linux 系アプリケーションが仮想環境上に混在していても、問題なくバックアップ、復元が可能。
  3. バックアップデータを異なるサーバへ無制限に復元:
    簡単にバックアップデータからコピーを生成し、バックアップデータを異なるサーバへ復元することが無制限に可能。よって、BCP 対策として、拠点間(郡山、白河)で仮想 OS を移行する手段としても Acronis vmProtect 7 の活用が可能。
  4. Free BSD などサポート対象外のものでも、完全バックアップのみ対応可能:
    Free BSD などサポート対象外のものでも、セクタレベルバックアップモードによって、完全バックアップを実行し、お客様の大切なデータを安全に保護が可能。
  5. 単純明快なライセンス体系や価格:
    ≪ライセンス体系≫
    Acronis vmProtect 7 は、他社製品にありがちな複雑なライセンス体系とは一線を画した、1 CPU あたりの価格設定を採用。導入における見積、稟議などの内部承認プロセスの簡略化、迅速化を支援。

    ≪価格≫
    Acronis vmProtect 7 の価格設定は、ゲスト OS の数に依存しません。1 CPU 当たりの価格設定(6 万円(税抜))で提供され、他社製品以上のパフォーマンスの向上を可能にします。

<導入構成イメージ>

エヌケー・テックは、主に福島県内の一般企業、官公庁や各種団体を中心に、IT サービスを提供してきました。しかし、福島県内の中小企業のなかにはウェブを利用出来ないために、良い技術を持っているにも関わらず、無名の企業が数多く存在しています。エヌケー・テックは、ウェブの有効活用支援を通して、福島県内の中小企業のビジネス拡大に貢献し、さらに積極的に企業の情報資産保護を推進する予定です。

■ エヌケー・テック社の事例資料詳細はこちらからダウンロードできます。

エヌケー・テック株式会社について

1997 年設立のホームページ制作会社。主に、福島県の企業や自治体などをクライアントに持つ。近年はホームページ作成に加え、ホスティングサービス、ネットワーク、およびサーバ構築なども手がける。



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています詳細はwww.acronis.comをご参照ください。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications