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アクロニス、ID Quantiqueと提携 業界で初めてクラウドのデータ保護に量子暗号を導入

 - ファイアウォール外のデータや、モバイルデバイス上のデータを将来的なセキュリティの脅威やぜい弱性から保護 -

※ 当リリースは2015年9月28日に米国で発表されたリリースの抄訳を元に作成しています。

マサチューセッツ州バーリントン、928 - 次世代データ保護におけるグローバルリーダーであるAcronis®社と、量子暗号ソリューションの世界的トップ企業であるID Quantique社は、高度な暗号解読の手法や量子コンピュータの出現による脅威から企業を保護するために協力することを発表しました。今後、アクロニスはID Quantiqueと連携して、量子暗号をアクロニスのクラウドソリューションに導入します。これにより、アクロニスは量子暗号を採用する業界初のクラウドデータ保護ソリューションプロバイダとなります。量子暗号の採用によって、企業のファイアウォールの外部やモバイルデバイス上で増え続けていくデータを保護するとともに、ハッカーやサイバー犯罪から、アクロニスのクラウド上とクラウドに転送するお客様のデータを保護します。

セキュリティはクラウドソリューションの採用にあたってもっとも懸念される課題

データのバックアップ、復元、復旧にクラウドを利用する企業が増える中で、データのプライバシーとセキュリティを確保することは、クラウドの採用条件のひとつです。事実、多くのIT管理者やセキュリティの専門家は、クラウドにおけるデータのセキュリティやプライバシーを深刻な懸念点だと考えています。Cloud Security Allianceによる最近の調査では、IT専門家の73%が、クラウドソリューションを採用しない一番の理由に「データのセキュリティへの懸念」を挙げています。

今日のセキュリティテクノロジーは、より巧妙化したハッカーや量子コンピュータのような先進技術に追いついていないのが現状です。米国国家安全保障局(NSA)は先日、米国の政府機関や企業に対して、近い将来にすべてのメール、医療記録や財務記録、オンライントランザクションが、量子コンピュータの脅威に対してぜい弱になること、および現在の暗号化技術では将来それらのデータを保護できないことを示唆しました。そのため、NSAは、将来に向けたより強固な保護を目的として、量子コンピュータに対抗できる暗号アルゴリズムに移行する計画を発表しています

Enterprise Strategy Groupのシニアプリンシパルアナリスト、Jon Oltsik氏は次のように述べています。

「現在は、サイバーセキュリティにおいて防御や監視を強化しながら、多くの場合にクラウドが含まれる新しいIT提案を採用しければならないという厄介な状況にあります。データのプライバシーとセキュリティが損なわれないようにするために、CIOやIT管理者は、セキュリティを主要なテクノロジーやサービスとして扱っているベンダーやクラウドサービスプロバイダと協力するしかありません」

クラウドデータ保護への量子暗号の導入

アクロニスは、バックアップ、ディザスタリカバリ、ファイル同期・共有を含む一連の統合ソリューションによる完全なデータ保護の実現に注力しています。アクロニスは、特にファイルアクセスとストレージにおいて、完全なデータ保護が重要であると確信しています。完全なデータ保護には、最高レベルのデータ安全性だけでなく、外部の脅威から企業を保護するためのデータセキュリティと、転送中、クラウド上、モバイルデバイス上のデータなど、いかなる場合も企業がデータを制御できるデータプライバシーも必要になります。

アクロニスとID Quantiqueは量子暗号の活用により、アクロニスのクラウドデータ保護ソリューションに以下のセキュリティ機能強化をもたらします。

·         量子コンピュータに対抗する暗号化技術 – アクロニスのクラウドデータ保護を利用するお客様が将来的なサイバーセキュリティの脅威やぜい弱性から保護されるように、アクロニスのデータセンターとのデータ転送において最高レベルの暗号化技術を採用します。

·         量子鍵配送 – 「量子暗号」としても知られる機能であり、アクロニスの全世界のデータセンターをつなぐバックボーンネットワークに対して、将来的にも耐性のあるセキュリティを提供します。

·         量子乱数ジェネレータ – ユーザーに対して高品質、高エントロピー、高セキュアな鍵を生成し、アクロニスの保護下にあるデータへの不正アクセスを防止します。

アクロニスの共同設立者兼最高経営責任者(CEO)、Serguei Beloussov(セルゲイ・ベロウゾフ)は次のように述べています。

「量子コンピュータによって、企業が看過できないサイバーセキュリティの新たな脅威の世界がはじまりました。これは特に、データ保護など、より多くのIT運用をクラウドに移行しようとしている企業にとって重要です。アクロニスは、データプライバシーとデータセキュリティが、完全なクラウドデータ保護にとって不可欠な要件であると確信しています。そのため、ID Quantiqueのようなトップ企業と連携して、量子暗号などの分野で技術革新を行っています。その結果、アクロニスのクラウドのお客様は、この業界でもっともセキュリティの高いソリューションを利用でき、将来的な脅威や攻撃に対しても保護されます」

ID QuantiqueのCEO、Gregoire Ribordy氏は次のように述べています。

「量子コンピュータに対抗する安全性への取り組みは、長期的なデータ機密性の保証において不可欠です。この種のソリューションは今後クラウドのデファクト・スタンダードになります。アクロニスは先駆者として、高い競争力を持つことになるでしょう」

ID Quantiqueについて
ID Quantique(IDQ)は、長期的な将来にわたってデータを保護するように設計された量子暗号ソリューションにおけるトップ企業です。世界中の金融業界、大企業、政府機関に対して、量子ネットワーク暗号、セキュアな量子鍵生成/量子鍵配送ソリューションおよびサービスを提供しています。また、IDQは量子乱数ジェネレータを商用化しています。このジェネレータは、ゲーム業界や宝くじ業界において利用が推奨されています。

IDQは、光学実験機器の主要プロバイダでもあり、特にフォトンカウンタ(光子計測器)や関連エレクトロニクス製品で知られています。同社の革新的な光子ソリューションは、商用、研究用の両方で利用されています。

詳細な情報については、www.idquantique.comを参照してください。

Acronis®は米国、及び米国外におけるAcronis International GmbHの登録商標です。



アクロニスについて

アクロニスは、革新的なバックアップランサムウェア対策ディザスタリカバリストレージ企業向けファイル同期・共有ソリューションによって、サイバープロテクションハイブリッドクラウドストレージの標準を確立します。AIベースのActive Protectionテクノロジーブロックチェーンベースのデータ証明、独自のハイブリッドクラウドアーキテクチャにより強化されたアクロニスの製品は、物理、仮想、クラウド、モバイルのワークロードおよびアプリケーションを含む、あらゆる環境のあらゆるデータを保護します。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立され、現在世界中で500万人以上の個人ユーザーと、世界のトップ企業100社のうち79社を含む50万社以上の企業に信頼されています。


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