アクロニス財団がカンボジアで学校を新設、500人の児童に安全な学習環境を提供

※本リリースは2018年12月4日にシンガポールで発表されたプレスリリースです。

あらゆる困難は知識の欠乏に起因するとの理念を具現化するためにアクロニスが設立した非営利団体であるアクロニス財団は、カンボジアの僻村であるPrei Changha村に、500人規模の学校を建設したことを発表します。この学校は、スイスに拠点を置く開発組織チャイルド・ドリーム・アソシエーション（Child's Dream Association）と共同で建設されました。

カンボジア北部のバンテイメンチェイ州に位置し、タイとの国境に接するPrei Changha 村は、790世帯、3,255人が住む村です。アクロニス財団が設立したこの学校は、幼稚園から小学6年生までの子供たちを対象とし、周囲の3つの村を含む地域に待望の教育をもたらします。机や椅子を完備した5つの教室と、その他の設備を含むこの新しい施設では、5歳～12歳の児童に安全で意欲を引き出す学習環境を提供することにより、入学者数の増加を見込んでいます。

学校建設プログラムの第二段階として、アクロニス財団は太陽光発電を供給し、子供や現地の村人たちを対象にコンピューター教室を開き、デジタルリテラシーの基礎を教える計画です。

アクロニス財団のマネージングディレクターであるジョン・ザニ（John Zanni）は、次のように述べています。「この学校はアクロニス財団が今年開校した3校目の学校であり、現在、さらに2校を建設中です。地域社会への還元方法として、アクロニスはこうした学校建設を推進しています。我々は遠隔地に学校を建設し、子供たちの学習意欲を応援します。子供たちは、こうした学校で提供されるインターネットやコンピューターを通じて、世界中の知識に触れることができます。我々は教育によって、地域社会が貧困のループから脱し、より効率的で自律的になることを後押ししています」

この新しい学校は、地域全体に対して教育の重要性を説き、若者が中等教育を修了し、人生の目標を達成しようとする意欲を与えるものです。

チャイルド・ドリーム・アソシエーションの共同設立者兼プロジェクト責任者であるダニエル・シークフリート（Daniel Siegfried）氏は次のように述べています。「Prei Changha学校プロジェクトは、企業が世界中の若年層の育成に貢献し、彼らが学んだり、人生を切り開いたり、志を高く持つための支援ができること、そしてそうすべきであることの見本となるものです。子供たちや村民にとって、これはまさに人生を変える体験となるはずです」

アクロニス財団は、すでにミャンマー、タンザニア、カンボジアで学校を建設しており、現在、グアテマラ、セネガル、ペルーで学校建設を進めています。財団では、世界中でさらに多くのプロジェクトを支援すべく、協力企業や資金提供を募っています。 同財団のプロジェクトに関する詳細はこちらをご覧ください。

チャイルド・ドリーム・アソシエーション（Child's Dream Association）について 2003年にダニエル・ジークフリート（Daniel Siegfried）氏とマーク・ジェニ（Marc Jenni）氏が設立した慈善団体です。同団体は、メコン地域のミャンマー、ラオス、カンボジアの貧困層にいる子どもや若者、地域に活力を与えることを目的としています。チャイルド・ドリーム・アソシエーションの第一目標は、医療の質の向上、基礎教育や高等教育を提供するための奨学金プログラムと雇用機会の提供です。

アクロニス財団について アクロニス財団は、アクロニスの創立15周年を記念し、あらゆる困難は知識の欠乏に起因するという基本理念に基づいて創設されました。アクロニス財団は、知識を取得し、保護するために教育を振興することを目的とする世界中の複数の取り組みを支援しています。継続的学習、知識の創造と保護、テクノロジーの進歩は、アクロニスのDNAの不可欠な部分です。このため、アクロニスは、世界中の様々な地域で、学校や研究、研修プログラムへの資金提供を通じて知識の創造と共有を行ってきました。