第21回データストレージExpoにニューテックと共同出展 提供を開始した「Newtech Cloud powered by Acronis」をブースで紹介

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Acronis Cyber Disaster Recovery
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2019年5月8日(水)~10日(金)、東京ビッグサイト西展示棟で「第21回データストレージEXPO(2019 Japan IT Week春 後期)」が開催されました。このイベントにアクロニスはニューテックと共同で出展、「Newtech Cloud powered by Acronis」を展示しました。ニューテックは1982年の創業以来、RAIDコントローラーの自社開発など企業向けの高信頼性ストレージ製品を開発・販売してきた企業です。アクロニスは2019年4月、同社とサービスプロバイダー契約を締結、Acronis Cyber Cloudを活用したクラウドバックアップシステム「Newtech Cloud powered by Acronis」の提供を5月から開始しました。

展示ブースでは、ニューテックのストレージ製品の他、Newtech Cloudのコーナーも設けられ、簡単で効率的、セキュアなクラウド型バックアップの仕組みを紹介しました。また、アクロニスとニューテックの担当者がブースプレゼンテーションを行いました。

最初にデータの管理に焦点を当てて話したのがアクロニス セールスエンジニア マネージャーの佐藤匡史です。佐藤は「デジタル化が進む中で、重要になっているのがデータの活用です。世界の精密なデジタル化は膨大なデータを生み出します」と語りました。そこで問題になるのが企業は複数のクラウドサービスを使い、個人もスマートフォンで複数のクラウドにアクセスすることで、データが散在し、それ自身での統一管理が難しくなることです。 

パートナーによる再販の仕組みを組み込んだAcronis Cyber Cloud

こうした中で膨大なコンピューティングパワーや人工知能、物理的セキュリティを利用したサイバー犯罪が産業化し、ゼロデイ攻撃も拡大しています。それに対応するため、アクロニスはデータ保護の枠組みを拡張し、Safety(安全性)、Accessibility(接続性)、Privacy(プライバシー)、Authenticity(真正性)、Security(セキュリティ)の「SAPAS 5つのベクトル」からなるサイバープロティションという考え方を提案しています。「各ベクトルは関連していますが、お互いに相反する部分があるため、バランスを取る力が必要です。そのために提供するのがサイバープロテクションを実装した『Acronis Cyber Cloud』です」(佐藤匡史)。

アクロニス・ジャパン株式会社 セールスエンジニア マネージャー 佐藤匡史

Acronis Cyber Cloudはパートナーによる再販のための仕組みが組み込まれているのが大きな特徴です。リセラー管理/提供機能管理では、商流に応じた階層構造のデザインや請求情報作成、価格設定などを行うことができます。またホワイトレーベル/カスタマイズ機能でユーザーインターフェイスを再販元のロゴや配色にすることで、自社ブランドでのサービスの提供が可能です。そして、パートナーが継続的に収益を上げるためにデータ保護、災害対策のソリューションAcronis Backup CloudやAcronis Disaster Recovery Cloud、働き方改革に貢献するソリューションAcronis Files Cloudなど日本で需要の高い様々なサービスを用意しています。

続いて、Newtech Cloudについて解説したのが株式会社ニューテック 技術部 システム技術課課長の佐藤 達也氏です。佐藤氏は「データ保護はHAやレプリケーションなどいくつかの方法がありますが、よく考えてみると用途が違います。ファイルを保護したいのか、サービスを提供し続けたいのか、OSは何なのか、多種多様なことが一緒になっています」と語ります。それに対して、用途を明確にした、企業のIT環境全体を守るデータ保護サービスが、Newtech Cloudです。

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株式会社ニューテック 技術部 システム技術課課長 佐藤 達也氏

Newtech CloudはサーバやPCを中継サーバなどを介さずに直接、クラウドストレージにバックアップします。重要なサーバのイメージバックアップも可能で、バックアップデータは堅牢なデータセンターで保護されます。またランサムウエア/マルウエアを検知、遮断して、ファイルを自動復旧します。

ダウンロード時の課金もなく、ディザスタリカバリ機能を使えば、物理サーバが壊れた時にリカバリサイトの仮想マシンに瞬時に切り替えることができます。「ニューテックはストレージメーカーですが、オンプレミスのストレージの大切なデータはクラウドにアップロードして管理することが求められます。Newtech Cloudを使えば、データを簡単にバックアップできます」と佐藤氏は最後に強調しました。

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