Acronis Cyber Platform: アクロニス、開発者に鍵を手渡す

Acronis Cyber Disaster Recovery

  昨今のデジタル世界において、データは組織にとって最も価値ある資産です。データ経済、そしてその主要な原動力であるデータの民主化が、あらゆる場所で市場の勢力図を塗り替えつつあります。新たな産業が生まれる一方で、従来の産業とビジネスモデルが崩壊の道をたどっているのです。さらに、アプリケーション、「モノ」、データ分析、データの格納場所がますます増え続けているため、データ量やデータソースの数が爆発的に増えています。 その結果、ほとんどの組織がデータの管理と保護にまで手が回らなくなっています。 データは貴重です。けれども、失われて二度と見つからなくなることもあれば、盗まれたり、価値を失ったり、操られたりすることもあります。そして、データがビジネス構築を助けたのと同じくらい簡単に、データの消失によって、企業は瞬く間に信用と競争力を脅かされることになるのです。   市場で「データ駆動型」のデジタル転換を成功させようとするとき、従業員、パートナー、投資家、顧客があなたの組織を信用し、効果的にデータを消失、窃盗、改ざんから守ってくれると信じていることを忘れてはいけません  データの管理と保護は難しい 組織は、データ保護のために多額の資金を費やしています。複数のベンダーからテクノロジーソリューションを購入し、複雑なデータ保護プロセスを作り、様々なデータストレージプラットフォームに巨額の予算を充当しています。さらに、増え続けるデータソース(IoT、SaaS、Big Data Analytics)を管理するために、複雑なデータ保護プロセスと制御を構築しています。そんな中、さらに多くのコンプライアンスや規則(GDPR、HIPAA、その他)が生まれています。ITのチャネルベンダーは新たなソリューションを山のように世に送り出し、それに応えていますが、データ保護はその速さにほとんど追いついていません。 攻撃対象となる領域はますます広く多様になってきています。悪党たちも、こちらと同等のコンピュータ能力を持っています。より高度ではないにしても、ほとんどの組織と肩を並べるレベルです。そのため、政府や規制機関は、プロセスやデプロイの方法を変更するよう強く求めています。 こうした背景の下、アクロニスは今こそIT業界をリードする好機であると考えています。顧客やパートナー、IT専門家、アナリストと対話した結果、この問題を解決する唯一の方法は、アクロニスのプラットフォームを公開することだと確信しています。 サイバープロテクションの活性化 4月25日に、アクロニスはAcronis Cyber Platformへの先行アクセスの提供を開始しました。これによって、アクロニスのプラットフォームベースアーキテクチャのコアであるAPI、つまりプラットフォーム型エコシステムへのアクセスが開放されました。私たちはコミュニティの力が、複雑で増え続ける問題を解決することを信じています。 Acronis Cyber Platform の基盤となる6つのAPIとSDK群は、長年の開発と、これまでの統合作業の中で培われた経験の賜物であり、同時にまた、全社を挙げて取り組んできた市場進出モデルの拡大、アクロニスとパートナーの市場機会増大の必然的な結果であると言えます。 私たちは、開発会社、独立系ソフトウェアベンダー(ISV)、OEMメーカー、サービスプロバイダー、その他の皆さんがこのプラットフォームでソリューションを開発し、それらが顧客やユーザーの求めるユースケースに応えていく未来を思い描いています。 たとえば、2021年には310億もの「モノ」がエッジに存在するようになります。エッジにあるIoTやデバイスは、現在、大量の新たなデータとアプリケーションを生成しています。これらは新しいデータソースであるため、従来のデータ保護ツールや技術を適用するのが困難なことが多々あります。けれどもAcronis Cyber Platformに含まれるData Sources and Data Management SDKsを使用すれば、ISVやOEMは自社のIoTデバイスやシステムにサイバープロテクションを組み込むことができ、自身やチャネルパートナーに価値ある新たなサービスを提供することができます。 さらなるユースケース例: Acronis Cyber Platformは、ソフトウェアの開発者に、次のような形で組織や顧客のニーズに応える新たな力を提供します: データを使用する会社の管理下にないデータソースのサイバープロテクションとデータのバックアップ。たとえば、SaaSアプリケーションには通常バックアップ機能がないため、開発者は在庫システムや財務システムなどの新しいSaaSアプリケーションにサイバープロテクションを追加することができます。これによって、開発者は、バックアップデータがローカルの特定デバイス、またはパブリックやプライベートクラウドに保管され、確実に財務およびコンプライアンスの要件を満たす保管先に格納されるようにすることができます。 様々なソースからのデータをパワフルに分析・処理できるようにします。たとえば、「検索」機能を持たないアプリケーションを使用して作ったデータを探し出すことができる、ディープサーチ機能などの機能を追加することができます。あるいは、プラットフォームのデータにカスタム暗号化方式を追加して、特定の業界や政府によるコンプライアンス規定に準拠するようにすることもできます。 アクロニスのチャネルパートナーがソリューションをバンドリングし、顧客にITサービスを提供できるようにします。これにより、顧客や個人ユーザーにマネージドサービスを提供し、SaaSアプリケーションのサイバープロテクションをサポートすることができます(以前は、Acronis Cyber PlatformとAcronis Cyber Platform Marketplaceの一部が利用できませんでした)。 Acronis Cyber Platform:先行アクセスプログラム 今後数か月にわたり、プラットフォームに先行アクセスするパートナーと開発者は、アクロニスのエンジニアリングチーム、製品管理チーム、サポートチーム、事業開発チーム、およびマーケティングチームからサポートを受けることができます。要件を満たすプロジェクトをあらゆるレベルでサポートし、フィードバックを集めながらパートナーをサポートし、2019年10月13日から16日までマイアミで開催されるAcronis Global Cyber Summitでのパートナーのソリューションの発表と、ユースケースの紹介を支援していきます。 Acronis Global Cyber Summitでは、Acronis Cyber Platformを一般公開します。それ以降は、世界中の開発者や企業が新しい開発者用ポータルにアクセスできるようになります。ポータルでは、パブリックAPIのドキュメンテーション、サンプルコードを入手し、コミュニティに参加するためにサインアップをすることができます。また、サミットではセッションを開催し、開発者はアクロニスのエンジニアリングチームや製品管理チームのサポートのもと、プラットフォームでの認証を受けることができます。Acronis Cyber Platformに関するさらに詳しい情報はこちら。

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Acronis Cyber Protection Platform

アクロニスについて

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。

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