Acronis Cyber Protect Cloudの新ライセンス体系 - 標準機能とAdvanced Packsの紹介

Acronis Cyber Disaster Recovery

執筆者:佐野 雄也
SIer、ユーザー企業の情報システム部門、通信キャリア等を経て2018年アクロニス・ジャパン入社。プリセールスSE

■本記事のサマリ

  1. Acronis Cyber Protect Cloudの新しいライセンス体系および標準機能
  2. 各Advanced packで提供される機能一覧
  3. Acronis Cyber Protect Cloudテナントでの新ライセンスの設定/切り替え方法
  4. 保護計画の設定(ワークロードへの適用)
  5. いつでもご評価いただけます

※本ブログ記事をご覧いただいた方に向けた「特典」がございます。詳細については記事の最後をご確認ください。

1. Acronis Cyber Protect Cloudの新しいライセンス体系および標準機能

Acronis Cyber Protect Cloudは2021年3月よりライセンス体系を刷新しました。これまでの「Essentials、Standard、Advanced」の3種類のエディションから、「Standard(標準機能)および数種類のAdvanced パック」となり、多くの企業様で必要となる標準の保護機能と併せて保護対象のワークロード毎に特定のAdvanced パックを組み合わせられる、用途・環境に応じた柔軟なサービス設計が可能なライセンス体系となっております。

Acronis

Cyber Protect機能(バックアップ以外)は以下のプラットフォームに対応しており、エージェントベースで動作します。

-         Windows:7 SP1以降、2008 SP1以降

-         Linux:CentOS 6.10、7.8以降、CloudLinux 6.10、7.8以降、Ubuntu 16.04.7以降

-         macOS:10.13.x以降

セキュリティおよびサイバープロテクションのシステム要件

https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/CyberProtectionService/#supported-cyber-protect-features-by-operating-system.html

サイバープロテクションエージェントをインストールする

https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/CyberProtectionService/#installing-agents.html

バックアップ機能は幅広いプラットフォームに対応しており、エージェントベースまたは(仮想マシンを対象とした)エージェントレスでのバックアップに対応しております。

Acronis

バックアップ機能のシステム要件

https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/CyberProtectionService/#supported-operating-systems-and-environments.html

バックアップ対象毎のエージェントの種類

https://www.acronis.com/ja-jp/support/documentation/CyberProtectionService/#which-agent-do-i-need.html

Acronis

2. 各Advanced パックで提供される機能一覧

これまでAdvanced Editionで提供されていた機能も含め、多くの新機能は数種類のAdvanced パックに分けられ、ワークロード毎に必要な機能をAdvanced パック単位で適用できる無駄の少ない仕様となりました。

Acronis

(※)2021年末以降実装予定

3. Acronis Cyber Protect Cloudテナントでの新ライセンスの設定/切り替え方法

-         テナント作成時

①      課金モードを選択(「ワークロードあたり」または「ギガバイトあたり」)

②      使用したいAdvanced パックを選択

Acronis

-         運用中(テナント作成後)の切り替え

①      「アカウント管理」画面にて対象のテナントを選択、表示される右ペインにて「設定」をクリック

②      課金モードを選択(「ワークロードあたり」または「ギガバイトあたり」)

③      使用したいAdvancedパックを選択

Acronis

4.保護計画の設定(ワークロードへの適用)

保護計画の新規作成または編集画面にて、利用したい機能を有効化します。

Advanced パックの機能は、「✔」マークが付いている項目となり、テナントの設定にて有効化されているAdvanced パックの機能のみが表示されます。

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5.いつでもご評価いただけます

今回紹介した機能は30日間試用可能です。

今すぐ試用」より申請いただくか、アクロニス製品をお取り扱いのサービスプロバイダー様やアクロニスまでお問合せください。

※ブログ読者特典:Acronis Cyber Cloudの技術者向け2日間集中型コースを限定で無償提供 本ブログ記事をお読みいただいた読者の方を10月以降に開催される「Acronis Cloud Tech Foundation、Acronis Cloud Tech Associate 認定試験対策トレーニング- 目指せ!認定Acronis #CyberFit Cloud Tech Associate!」(通常価格12万円)に無償でご招待いたします。 

本トレーニングは、Acronis Cyber Cloudの初級~中級レベルの技術者向けコースとなり、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、サービスプロバイダー(SP)、クラウドサービスプロバイダー(CSP)の技術担当者向けに提供されるものです。Acronis Cyber Cloudサービスの基本操作、テナントとユーザーの管理方法、Acronis Cyber Disaster Recovery Cloudサービスの計画作成、サービスの実行方法について学習いただけます。

また、コース受講後は、Acronis Cloud Tech Foundation、Acronis Cloud Tech Associate Disaster Recovery、Acronis Cloud Tech Associate Protect、Acronis Cloud Tech Associate Backupの4つの資格認定書を取得できるオンライン認定試験も無償で受験いただけます。この資格認定書は、アクロニスのパートナーシップの評価・維持への必須条件となっており、そのカテゴリーに応じて受けられるサポートとサービスが異なります。 日程や詳細についてお知りになりたい方、お申し込みをされたい方はmedia_jp@acronis.comまでお問い合わせください。

      

アクロニスについて

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。

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