2016年9月16日。iPhone7が発売されました。iPhone人気の日本では多くの人が手に入れた事でしょう。そして、シルバーウィークの連休中は、移行作業に勤しんだ人も多のではないでしょうか?
さて、私の母は、iPhone7の機能はそれほど魅力的ではなかったようで、安くなったiPhone6sが欲しいとの事。今使っているのがiPhone5cなので、良い選択かもしれません。
当然、帰省中の私に回ってきたのはマイグレーション作業です。という事で、今回は Acronis True Imageを使ってみました。
1. Acronis True Imageの使い方
Acronis True Image は1台のパソコンと、無制限のモバイルデバイスをサポートしています。このモバイルデバイスは、iOS又はAndroidデバイスと考えればよいでしょう。加えて 50GB のディスクスペースが用意されており、iCloudのおよそ10倍です。
今回のケースもそうですが、もしTrue Imageを1つ契約しておけば、モバイルデバイスは無制限なので、家族の端末をバックアップすることも可能です。
さらに今はキャンペーンの最中。1年間は500GBのディスクスペースを使う事ができます。
2. では実際の操作方法です。
A. まずは契約をする
下記のURLから購入が可能です。
http://www.acronis.com/ja-jp/personal/computer-backup/
契約にはアカウントの作成が必要になります。
契約はチュートリアルに従って済ませましょう。

B. iPhoneにアプリをインストール
App StoreからAcronis True Imageをダウンロードします。Acronisなどのキーワードで検索すればすぐに出てきます。
アプリは無償なので、インストールを実施し、先ほど登録したアカウントでログインします。

C. バックアップ設定
次にバックアップの設定をします。iPhoneの場合、次のアイテムから選択できます。
「連絡帳」「写真」「動画」「予定表」「リマインダ」です。
今回は、動画は撮っていなかったので、動画以外を選択しました。

D. バックアップ開始
バックアップを選択し、「バックアップ開始」をタップすれば、バックアップが始まります。
バックアップは非常に早いのですが、やはり写真が多いケースや、動画が多い場合は、最初のバックアップには少し時間を要します。
二度目以降は差分のみのため、あまり時間はかかりません。

E. 新しいiPhoneに展開.
新しいiPhoneにもアプリをインストールする必要があります。ここは、BとCの項目の繰り返しです。
さて、インストールしたら復元するデータを選択します。次に、「すべて復元」を選択すれば、すべてのデータが復元されます。
これもデータ容量次第ですが、さして時間はかかりません。
なお、D及びEの項目はキャリアの回線で実施するとデータ通信量を大量に消費するので、Wifi環境下で行うのが望ましいでしょう。

さて、これで終わりです。
おおよそこの工程すべてで1時間程度でしょうか?非常にシンプルですね。
3. ポイント
さて、iPhoneの場合は、iCloudストレージが標準で付いていますので、そもそもバックアップなどはそっちでいいのでは?と思う方も多いのではないかと思います。
iCloudも確かに便利ですが、容量が少ない事と、少し時間を要する事です。
そこで、iCloudにはiPhoneの設定をはじめとした基本的なバックアップを持たせます。その上で、連絡帳や写真、動画といったデータをAcronis側にバックアップします。
こうする事でバックアップを簡易にする事と、移行を素早くしています。
なお、両方でバックアップを取るのも良いのですが、両方でバックアップをした場合で、両方から戻した場合は、連絡先リストなどは重複して復元されますので注意しましょう。
4. 便利な使い方
例えば、2台以上のiPhoneやiOSデバイスを併用する方の場合、連絡帳などは同じデータが欲しいと思いませんか?
でも、同じApple IDを設定してしまうと、いろいろ面倒な事もあります。
そこで、Apple IDは別に設定した上で、連絡帳のデータなどを同じものにしたい場合も、このTrue Imageが役立ちます。
True ImageはApple IDとは関連していませんので、他のIDが設定されているiOSデバイスにも展開が可能です。
こうする事で、簡単にデータのコピーもできますし、定期的にバックアップとリストアをする事で、データの共有も可能になります。
ただし、連絡先リストの更新は、必ずマスターとなるデバイスから実施しないと整合性が取れなくなりますので、ご注意ください。
まとめ
iCloudバックアップは非常に便利です。しかし、データ容量が溢れてしまうなどするとバックアップが取れていない。という事もおこりがち。
容量がより大きいAcronis True Imageであれば、そういった心配もなく、確実にデータのバックアップが可能です。
また、バックアップも展開も非常に早いので、うまく使い分ける事で、デバイスの入れ替えもスムーズに行えます。
Wrote : Tomonori, Machida
Acronis について
Acronis は、2003 年にシンガポールで設立されたスイスの企業で、世界 15ヵ国にオフィスを構え、50ヵ国以上で従業員を雇用しています。Acronis Cyber Protect Cloud は、150の国の26の言語で提供されており、20,000を超えるサービスプロバイダーがこれを使って、750,000 以上の企業を保護しています。