クラウドフェス2019で称える 先端技術、分化のパラドックス

Acronis Cyber Disaster Recovery

企業がますますクラウドをITニーズに迅速かつ効率的に対応できる手段とみるようになっていることは間違いありません。企業の58%がハイブリッドなIT環境へと移行し、18%が完全にクラウド化する方向に動いています(451 Researchの調査結果)。これはつまり、マネージドサービスプロバイダー(MSP)がライバルに差をつけて生き残り、顧客のためにクラウド化のプロセスを促進し、推定1,864億ドルのクラウドコンピューティング市場のいくらかを掴み取るには、それにふさわしいツールが必要になるということを意味しています。

3月下旬に開催された、クラウドフェス2019でアクロニスは世界のクラウド、ホスティング、サービスプロバイダー業界の7,000人のプロに加わり、差し迫った複雑な顧客問題をMSPが解決できるようにするITソリューションを紹介しました。本ブログではその内容の一部をご紹介しましょう。

  より良い方法で差をつける 人工知能(AI)やブロックチェーンのような先端技術が、クラウドを通して、需要のあるフレキシブルで費用効果の高いソリューションを強化していくことは間違いないでしょう。確かに、今日、あらゆるビジネスを継続させるために必要不可欠な強みを、これらの技術は提供できます。 元FBIスパイ・テロ対策秘密捜査官であるエリック・オニール氏は次のように説明しています。「世界は大混乱の中にあります。規模の大小に関係なく、あらゆる企業が簡単に使える革新的なデータ保護を必要としています。ランサムウェア攻撃とも戦い、自動的にデータを復元できるソリューションが、真っ先に革新的な産業となるでしょう」 MSPは現在、データ保護への進んだ取り組み、あるいはサイバーセキュリティと合体させたアプローチによって差別化し、成長することができます。クラウドフェス2019で私たちは、次世代のデータ保護、つまりサイバープロテクションと、それが持つ意味、そしてどのように導入・運用すればライバルに差をつけることができるかについて話しました。正しいソリューションがあれば、実は簡単に効率よく行うことができるのです。 プロからのヒント – サイバープロテクションで重要な5つのベクトル:データの「安全性(Safety)」、「アクセシビリティ(Accessibility)」、「Privacy(プライバシー)」、「Authenticity(真正性)」、「セキュリティ(Security)」(SAPAS)   人工知能(AI)とブロックチェーンを活用したサイバープロテクション提供 サイバープロテクションの5つのベクトルを守るのは大変そうに見えるかもしれませんが、アクロニスがAIやブロックチェーン技術を利用してサービスプロバイダーの皆さんのお手伝いをします。たとえば、Acronis Active ProtectionはAIベースのランサムウェア対策機能ですが、データ、バックアップファイル、バックアップエージェントへの不審な変更を検知・遮断・無効にして、顧客のデータとシステムをランサムウェアから守ります。既にAcronis Backup Cloudに搭載されている同機能は、サービスプロバイダーの皆さんのために、データをシームレスにサイバー脅威から守ります。 一方、Acronis Notaryはブロックチェーンベースの技術で、ファイルノータリゼーション(公証)、電子署名、データ検証を行います。このソリューションは、ファイルごとにユニークな電子認証を作成してパブリックブロックチェーン台帳に保管し、ファイルの真正性を独自に検証することを可能にしています。つまり、Acronis Notary Cloudにアクセスすることで、顧客はビジネスの重要なデータの完全性を確保することができ、コンプライアンスを維持し、違約金を避けることができるのです。 プロからのヒント―Acronis Data Cloudプラットフォームにはこれらの技術が搭載されているため、MSPはユニークなソリューションをいつでも利用できるようになり、顧客にさらなる価値を提供することができます。 あなた(とその顧客)に最大の価値をもたらすパートナーを知ること どの企業もライバルに差を付けようと一生懸命ですが、協力こそが鍵となるのです。そのためには分化のパラドックスを理解し、あなたと敵対するのではなく協力するパートナーを見つけ出すことが何よりも重要になります。  たとえばクラウドバックアップの場合、多くのMSPにとって自前のデータセンターへの投資は、期待する投資対利益率(ROI)を生み出しません。しかし、どれだけのストレージが必要かといったことから、どこにデータが保管されているかといったことまで、ビジネスニーズが多々ある中で、MSPには選択肢が必要です。このギャップを埋めてデータセキュリティを確実にしてくれるサードパーティを判別することが不可欠になります。 クラウドフェスで私たちは、アクロニスのクラウドストレージオプションが、どのように信頼性の高いハイクラスのネットワーク接続と、実質的に無制限の拡張性を提供するのかを説明いたしました。この製品は、一部はハイパースケーラーとの戦略的パートナーシップによって実現されました。定評のあるAcronis Cloudに加えて、アクロニスは昨年、Microsoft Azure および Google Cloud Platformとのネイティブ統合にも投資したのです。これによってAcronis Data Cloudを使用するMSPは圧倒的なストレージ手段を持つようになり、ハイパースケーラーのインフラの力を活用してどんなユースケースでもこなせるようになります。 プロからのヒント – 成長への鍵は、最小の交換条件で最大の価値をもたらしてくれるパートナーを見つけることです。ぜひ、クラウドフェスのような機会を利用して可能性を探し、ぴったりのパートナーを見つけましょう。 最後に クラウドフェス2019は、参加者に競争力を提供することを目的に開催されています。そしてアクロニスは、がむしゃらではなくスマートに働くことで、MSPがライバルに差をつけ、成長できると信じています。最高のウィンウィンのために力を合わせましょう。

Acronis
Celebrating Advanced Tech and the Differentiation Paradox at CloudFest 2019

アクロニスについて

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。

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