
Acronis Academyをご存じでしょうか?アクロニスのパートナー企業の皆様向けのトレーニングおよび認証プログラムであり、受講企業は売り上げを104%増加させ、問い合わせを23%減少させるなど大きな成果を上げています。当社のパートナー様であれば、トレーニングは無料で受けていただくことが可能です。
2022年には、本プログラムの内容を大幅リニューアルしました。本ブログでは改めてプログラムの特徴とリニューアルの詳細について紹介します。
Acronis Academyとは?
Acronis Academyとは、2020年に当社のパートナー企業の皆様と、共に売り上げを向上し、共にビジネスを成長させるべく開始したプログラムで、日本だけではなくグローバルで高品質なトレーニング体験を届けています。トレーニングおよび認定コースを受講いただくことで、パートナー企業の皆様は、以下のようなメリットが得られます。
- アクロニスソリューションの専門知識を獲得してビジネスを差別化する
- 営業および技術力を強化する
- アクロニスの特許取得済みのテクノロジーを用いたソリューションを実装する
- アクロニスの公式認定で顧客からより高い信頼を得る
- データ保護、セキュアなファイルアクセス、モビリティなど最新のサイバープロテクションの知見に習熟する
トレーニングを受け、認定資格を持っていらっしゃるパートナー様の実績データを分析したところ、上記のようなメリットを得ていただいたことで、驚くべきことに売上が104%増加し、販売後の問い合わせが23%減少するという結果を得ていただいています。データには表れていませんが、「顧客満足度が向上した」という声も多数いただいています。
また、当社のAcronis #Cyberfit パートナープログラムに参加いただくためには、Acronis Academyの認定資格者の在籍が必要となります。パートナープログラムのレベルによって必要な認定資格者の数は異なり、上位パートナーになるほど多くの認定資格者の在籍が求められます。
製品の多様化と共に進化したトレーニング資格内容
Acronis Academyのトレーニングは、ライブトレーニングとeラーニングで実施されます。それぞれ1時間から3時間程度の時間をかけ学ぶコースで、学習後に設けられた受講認定試験まで含めると、おおよそ3日間かけて取り組むプログラムです。
ライブトレーニングは、コロナ禍の前まではオンサイトで実際に集まっていただく集合学習の形で実施していましたが、コロナ禍以降はオンラインで展開しています。多くの方にひとつの場所に集まって頂く学習形式は、お互いに顔を合わせ学習が進められるというメリットがあります。オンラインの場合は、画面越しの対面となってしまいますが、地方のパートナー様からは「参加しやすくなった」という声をいただいています。
トレーニングはセールス(営業)、テクニカル(技術者)、開発者という3つのカテゴリに、さらに各カテゴリは、Fundamentals、Associate、Professionalという、最大3つのレベルに分かれていますFundamentalsコースから学習を開始し、必要に応じて次のレベルに進んでいただくことができます。
ここ数年、当社はクラウド対応を強化し、データの保護や管理だけでなくセキュリティを含めたオールイン型のサイバープロテクションベンダーとなり、提供形態もサブスクリプションへシフトするなど大きく変革しています。現在、中核製品に据えているサービスプロバイダー向けのAcronis Cyber Protect Cloudに合わせてトレーニングプログラムも新しいものに刷新しております。
- Acronis #CyberFit Cloud Sales Associate

- Acronis #CyberFit Cloud Tech Associate

また、新たに追加した認定資格コースにおいては、Acronis Cyber Protect Cloudの機能を拡張する多様なAdvancedパックと連動した「E-mail Security」や「FILES & NOTARY」といった追加のコースも選択いただけます。自社のビジネスの状況に合わせて柔軟にコースを選択いただき、Acronis Cyber Protect Cloudに対する理解度を深めていただけます。
認定資格をアピールできるデジタルバッジ
トレーニング資格と共に大きく変わったのが、認定後に受け取ることができるデジタルバッジです。世界最大のデジタル認証ネットワークであるCredly社と提携し、デジタルの認定資格バッジを管理できるようになりました。各種ソーシャルメディアと認定資格バッジを連携させることで、自身が認定資格者であることをアピールすることもできます。
- デジタルの認定資格バッジ

認定資格者には12か月という有効期限があり、認定資格バッジも同様です。ITテクノロジーやサイバー脅威の進化に伴い、アクロニス製品が日々向上していくことを踏まえて、常に最新の情報をビジネスに活かして欲しいと考えてのことです。時間をかけた認定資格に有効期限があることを面倒に感じる方かもしれませんが、お客様に最適な提案をするために設けていることをご理解いただきたいです。
最大の特徴は全てが日本語化されていること
グローバルベンダーのトレーニングと聞くと、英語で受けなければいけないのか、機械翻訳での分かり難い翻訳で理解が深まるのかと身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。Acronis Academyの最大の特徴は、すべてのトレーニングを日本法人のスタッフが独自に日本語化していることです。日本市場にのみ需要が高い分野に関しては、独自のコンテンツを設けたこともあります。これは当社が明確にパートナー企業の皆様のトレーニングに注力しているという証であり、上記の受講した企業が実際得られている結果に表れていると自負しています。
元々アクロニスは、社内教育に注力してきました。他社から来た社員は、入社後に受けたアクロニスの社員教育プログラムを受けると驚きの声をあげます。社内トレーニングの受講対象も、製品やお客様担当者だけでなく、ファイナンス担当などバックオフィスのスタッフまで全員が受講します。トレーニングを重視姿勢が社内で徹底され、日本語化を社員自身が行うことも自然な流れとなっています。
それでも、現在、すべてのパートナー様がこのトレーニングを受けられているわけではありません。最初のFundamentalsコースであればITの知識がそれほどない人でも理解できるものとなっており、受講者のアンケートを見ると、「社内教育にもつながっている」といった声をいただいています。我々のパートナー企業であれば、バックアップやセキュリティを基本から学ぶ機会として、アクロニスのトレーニングを活用していただくことが可能です。
今後も当社は、製品に新しい技術、機能などを積極的に取り入れると共に、トレーニングの内容も充実をはかっていきます。パートナー企業の皆様からの意見があれば、トレーニングに反映していきます。Acronis Academyを通して、パートナー企業と共に更なるビジネスの成長を推進していく所存です。
アクロニスについて
アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。