パンデミック後のIT環境に向けたロードマップ: #AcronisCyberSummit 2020の最終日を振り返り

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Acronis Cyber Disaster Recovery

Acronis Global Cyber Summit 2020では、インサイトやアクション項目が続々と共有されています。初日となる10月19日(月)には充実したトレーニングおよび認定セッションが開催され、素晴らしいキックオフが行われました。そしてこのサミットの最終日にも、刺激的で有益なプログラムが提供されました。

最終日には、全般的なセッション、トラックを絞り込んだプログラム、参加者に丁寧な指導ができるよう人数を限定したワークショップなど、数多くのプログラムが提供されました。

このページでは、最終日のハイライトを簡単に紹介させていただきます。詳細については、サミット予定表ページをご覧ください。また各セッションの情報や特別ゲストへのインタビューについては、Cyber Summit News Liveをご覧ください。

全般的なセッション トラックを絞り込んだプログラム

ネットワーキングおよびコミュニティ構築

全般的なセッション

注目度の高い攻撃を背景とした、スポーツチームのサイバーセキュリティ強化策: 選手のデータやファンのデータ、競争優位性のある独自の情報など、現代のプロスポーツではデータが重要な役割を果たしています。こうしたデータは適切に保管され、管理され、またその安全性が確保されている必要があります。Boston Red Sox、San Diego Padres、ROKiT Venturi Racing、Roush Fenway RacingといったワールドクラスのスポーツチームのIT責任者が、どのようにサイバープロテクションを活用して、勝利の鍵を握るデータの安全性を確保しているか、ご紹介いたします。 

テクノロジの地政学: 英国および欧州は、デジタル時代における組織および個人情報に関する権利保護で最先端を走っています。今回は、欧州サイバーセキュリティ戦略の策定で尽力されたジュリアン・キング(Julian King)氏に、英国および欧州のサイバーセキュリティに関する今後の展望から得たベストプラクティスについて、またこれらが将来のプライバシー保護法の枠組みのモデルになる可能性について、基調講演していただきました。

ITチャネル – 業界の見通し、機会、トレンド: ITチャネルはこの39年間で大幅に成熟しましたが、さらに今回のパンデミックにより、この市場で多くのトレンドが加速することになりました。その結果、ITチャネルの機会は、これまでの成功モデルとは大きく異なったように感じられます。それがどのような変化であるか、Forrester Researchのジェイ・マックベイン(Jay McBain)氏が、2021年以降に向けたアドバイスとともに紹介してくれました。

Women in Tech(テクノロジ分野における女性の活躍)

テクノロジ分野の次世代の女性リーダーを触発することは、業界にとって極めて重要なことです。午前10時30分(米国東部夏時間)から開催されたパネルディスカッションでは、女性が自身のキャリア的成長に注力し、自身の力と影響力をうまく使い、しっかりとしたビジネスネットワークを築くことで、成功への要素を積み上げていくことをテーマとしており、元CNNのアナ・マリア・モンテロ(Ana Maria Montero)氏にご登壇いただきました。  

トラックを絞り込んだプログラム

繰り返しになりますが、以下の4つのトラックにて開催されるセッションでは、実際的な情報やアドバイスが提供されました。

ITチャネルのトラック

MSPを利用する際のサードパーティ・リスク: ConnectWiseのサイバーセキュリティ施策担当バイスプレジデントであるジェイ・ライヤーズ(Jay Ryerse)氏に、ベンダーやサプライヤーなどクライアントのネットワークに接続する取引先によるサードパーティ・リスクについて、事例を使って解説していただきました。

新しいものを古いやり方で売らないために: この人数限定のワークショップでは、ITチャネルのエキスパートであるカール・パラチュク(Karl Palachuk)氏に、現代の脅威の状況に鑑みて、いかにしてマネージドセキュリティサービスを販売していくかについて、まだ他では一切紹介されていないまったく新しいワークショップを実施していただきました。

最新のディストリビューションにて、迅速に動き、大きなチャンスを獲得していくための極意: このパネルディスカッションでは、統合と自動化によって、いかにして現代のMSPが新たなビジネスを獲得し、効率的な運用体制を構築していくかについて、取り上げました。

開発者とISVのトラック

Acronis Cyber Platformの概要: アクロニスという大規模なエコシステムベンダーの足跡をたどり、またアクロニスの#CyberFitサイバープラットフォームパートナーのプログラムが、どのように御社の開発者やチームによる統合作業の迅速化に貢献するのかを紹介しました。これらがわかれば、迅速に成果を創出できるソリューションに着手できるでしょう。

アクロニスのAPIとSDKのロードマップ: Acronis Cyber PlatformとそのAPIおよびSDKの最新情報をお伝えしました。またAcronis Cyber Platformの将来的な計画についても、いち早くお知らせしました。 エンタープライズのトラック

ITのリモート管理への移行と自動化の事例: パンデミック下においては、スタッフの安全性確保のため、タスクの一部の作業を諦めざるを得ない状況もあるでしょう。しかしこれは、創造性を働かせて自動化に取り組むチャンスでもあります。今回は、自動化にてデータ保護のリモート管理を実施しているSouthern Companyの事例を紹介しました。

安全なデジタルトランスフォーメーションのための現実的なビジネスレジリエンス: このパネルディスカッショでは、Scale Computingのジェフ・レディ(Jeff Ready)氏とelevITyのポール・ヘイガー(Paul Hager)氏にご登壇いただき、ディザスタリカバリとバックアップに頼っているだけでは、現代のIT環境では十分ではない理由について、考察していただきました。 セールスとマーケティングのトラック

見込客の獲得と売上の拡大: このワークショップでは、マーケティングの権威であるLouis Gudema氏を迎え、実際的なアイデアだけでなく、これから活用できる2021年のアクションプランの概要についても共有していただきます。また急成長企業の売上拡大のベースとなったコンセプトとフレームワークについても、紹介していただきました。

サイバープロテクションの売り込み: 現代のクライアント企業は、そのニーズにより、データおよびデジタル処理を事業の中心に置くようになりました。そうしたなか、サービスプロバイダの事業でも変革が進んでいます。このワークショップでは、サービスプロバイダがどのようにして、そうした状況に適応しつつ、クライアントとの時間を増やして付加価値を創出しているかについて、紹介しました。  

アクロニスについて

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。

アクロニスのその他の情報